★★★★☆

ゲーム・オブ・スローンズ(海外ドラマ) ~まだ見てない方に、見るべき理由を

投稿日:2018年10月31日 更新日:

  • 中世風異世界を舞台にした実写版ファンタジー・ドラマ
  • まあよくここまで捻った話を娯楽ドラマとして提供できると感服
  • ストーリーに必要なら、エロ・グロ・スプラッター何でもあり
  • おススメ度:★★★★☆(5シーズンまでなら★5、但し暫定的)

知っている方には何を今さらな話になるかも知れないが、先日ベルセルクを紹介した際に名前を出したこともあり、一応、紹介してみようという気になった。その一番の動機は、非常に単純である。

ここまで意外な展開をする物語は他に類をみない

この一点に尽きる。約四十数年、人よりは多少多めに、あらゆるジャンルの物語を読んで(ないしは見て)来たが、成人してから、話の展開で呆然としたのは、ほとんどない。しかし、このゲーム・オブ・スローンズは、その瞬間が第7期までで何度もあった。余り普段は使わないAA(アスキーアート)であるが、こんな感じ。

工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工

一応あらすじというか、スタート時の舞台設定を書いておきたい。

ある架空の大陸にある七王国、その玉座は「鉄の玉座」と呼ばれ、その椅子に座る者は、絶対的な支配権を握ることが出来る。過去から現在に渡り、その玉座を巡って様々な人間が陰謀を巡らし、争ってきた。一方、大陸の北には、巨大な壁が築かれ、その向こう側にいる闇の勢力(死者の軍団・ホワイトウォーカー)を遮っている。ただ、もう何千年もその闇の勢力は七王国に侵入していない。

そして、物語は、そのホワイトウォーカー侵略の痕跡と、王都での摂政(王の手)の暗殺、その代わりを求めて、鉄の王座に現在座っているロバート王が、王の手を求めて北のウィンターフェルの城主ネッド・スタークを訪れるところから始まる。

実を言うと、このドラマの詳細を書きたい気持ちは山々なのだが、それは一応、完結してからにしておきたい。実は、上記のブルーレイセットを買っても、最後の第8章は2019年放送なのである。個人的には、全て完結してから鑑賞されることをお勧めしたい。と、いう訳で、内容については直接触れないので、もし、未見の方がいれば「ファンタジー?」「海外ドラマ?」「気持ち悪いシーンが多い?」など、数々の障害を乗り越えて見るべき理由を挙げてみる。

  • とにかく先の読めないストーリーとそれを支える魅力的なキャラクター。物語慣れしている人ほど引っかかると思われる数々の演出的なトラップ。それを不条理と思わせない剛腕。
  • ストーリーを面白くする為なら、あらゆることを正当化する。エロティシズム・グロテスク・倫理違反、何でもやる。その為、役者も(開始当初は)ほとんど無名役者を使った。
  • TVドラマとしては破格の予算に裏付けされた豪華な映像。日本映画で言えば大作映画並みの予算が投入されている(第6シーズンでは10話で約100億円以上、1話10億)。金を掛ければいいというものではないが、金のかけ方が上手い。

最新の第7シーズンは7話しかなかったし、話的にもまとめに入りかけているので、初期の衝撃はないが、反比例して予算が潤沢なので映像が豪華だった。例えば、最近ではヒット作されている「シン・ゴジラ」なども私からすれば、目を覆いたくなるようなCGであった。なぜ、ゴジラかというと、怪獣という意味でこのドラマにもドラゴンが出てくるのだが、だんだんクオリティが上がってきて、違和感のないレベルで大暴れするからである。

もちろん、何百億円を2時間に投入した最新のCG映画と比べれば粗もあるし、戦闘シーンが省略されたりもするのだが、それでも日本のテレビドラマで同じことがやれるかと問われると、否であろう。金額的には某公共放送の大河ドラマが一番、費用をかけていると思われるが、50話やって30億ぐらいらしいので、ゲームオブスローンズでは3話程度で消化してしまう。

日本映画・ドラマの凋落を嘆く回ではないので、それはそれとして、この「やりたいことをやるためには、どれだけ予算をかけても構わない」という姿勢は、「作品のクオリティの為にはすべて犠牲にしても構わない」というプロ意識の表れであると思うし、その為に投資できる環境があるのは素晴らしいと思う。

そろそろ、何を言っているのか分からなくなってきたので、最後にまとめるとこうなる。

第2シーズンまではぜひ黙ってみて欲しい。

第1シーズンは顔見せ的な意味合いもあるので、本領が発揮されるのは第2シーズンから。そこから評価しても遅くない。約20時間を投資する価値は十分あると保証する。

2018/10/14現在、このドラマを光学メディア以外で全話定額で視聴できるのは「hulu」のみ。レンタルするよりこっちの方を1ヵ月か2カ月契約する方が安いと思われるので、興味を持たれた方はこの方法がおススメだ。

怖い話的には、ホラー映画並みの拷問など残酷シーンはてんこ盛りであるし、だいたいどんな回でも一回や二回は腕が飛んだり首が飛んだりする。お色気シーン(というか完全にモロ)も炸裂する。以上、完全に成人向けのドラマなので、間違っても子どもと一緒に観てはいけない。1話から早速気まずくなるし、嫁に怒られるであろう(いれば)。

どんな動機でも構わないが「私は絶対にドラマの展開程度でびっくりしたりしないぞ」という人ほど、まずは一度観てみて欲しい。個人的には、ある暗殺シーンで用いられる方法が、絶望的に意外且つあり得ないと思っている。

( ゚д゚) 

という感じで、ブラックアウトしたテレビに映る自分の顔を5分ほど眺めていた。中々経験できないことであると思う。

(きうら)


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