コラム 特になし

年末年始に読む予定の本(成城のコラムー22)

投稿日:2020年12月11日 更新日:

  • 「コラム22」
  • 読み終えたい本について
  • 海外文学やっぱりおもしろい
  • オススメ度:特になし

【はじめに】

えーと、この年末年始は毎年そうであるようにおとなしくするつもり。ここ最近は大都市圏に行ってないのだけども、この年末年始にもそうであるということです。そんなわけで、この機会に読み終えたい本のことなどを書きますが、たぶん脱線するので、とっちらかした文章になるでしょう。

そういえば、10年前の2010年の大晦日には大雪が降りました。あの時は降雪量が40センチくらいでした。断続的に降るので、当時観ていた衛星アンテナに積もる雪を、30分くらいの間隔で取り除かなければならなかった。あれから10年つまり東日本大震災からもうすぐ十年ということか。

【読み終えたい本】

まず読み終えてしまいたいのは、『ドン・キホーテ』です。これは四分の三くらいまで読んで、なぜかずっとストップしたまま。挫折したわけではありません。読もう読もうと思いつつ、しばらく置いておこうと思ったままそのままなだけです。ドン・キホーテさん、この人の言動を嗤うどころか、自分にもキホーテさんに似たところがあるので、なんだか読めなくなってしまった覚えがあります。今ではなんともないので、読んでしまおう。ドン・キホーテのいいところ(?)は、途中から読み直してもなんとなく読めてしまうところかもしれない。

その他にも読み終えたい文学はありますけど、実は海外文学で挫折した本というのはそれほどありません。ピンチョンとかモーリス・ブランショの長編は読めなかったですけど、これらはフルマラソンに例えて言うと、スタート地点に立った時点で、こりゃダメだと思い発走前に棄権したので実質読み始めたことにはあたらない。海外文学の長編というのは、読むと決めたなら気合いを入れて読み始めるので、滅多なことでは挫折しないです。

ちなみに、一番読むのに時間がかかった長編はドストエフスキーの『罪と罰』です。読むのに2週間もかかった。『カラマーゾフの兄弟』は四日で読み終えた(新潮文庫のやつ)ので、カラマーゾフは自分と波長があっていたのでしょう。トルストイの長編は、長生きしてたら読もうと思ってたけど、そんなこと言ってたら、もう一生読まないかもしれないので、光文社古典新訳のやつを来年あたり読もうと思うかもしれない。

その一方で、哲学書なんかは読み通さずに、しばらく放っておいているものが多いかもしれない。例えばハイデガーの『存在と時間』は三分の一くらいで止まってますけど、むしろハイデガーの解説本とかを読んでるので、『存在と時間』はもう読まないかもしれない。誰かと読書会でもしなければ、読まないだろうなぁ。

今のところ、読み終えたい本として用意してるのは『ドン・キホーテ』くらい。

【海外文学を読むということ】

もし他人から、「文学読むならどれから読めばいい?」と訊かれたら、たぶん海外文学を読めばいいんじゃね、と答えるでしょう。日本文学なら読む機会はありますけど、海外文学はどうなんでしょ、あまりないかも。このブログで、「海外文学」「海外小説」「海外」で検索してもらえればいくつか出るし、Googleさんで「海外文学 おすすめ」で検索しても出てくるようです。ちなみに今調べたら、このブログで書いたやつも出てきました。

ここでちょっと脱線しますけど、「海外」という文字を見まくってたら、ゲシュタルト崩壊を起こしそうになった。

さて、じゃあ、何を読めばいいのかというと、短いやつでいいんじゃないでしょうか。たとえばカフカの『変身』なんかは有名ですが読んだことない人もいるでせう。海外文学なんてのは、一読してワケわからんことも多いですが、それが海外文学のオモロイところ。なんかワケわからんけど、でもなんかオモロイかもと思えたら、海外文学読むチャンネルが脳内にできたことです。それは、翻訳の文章を読む態勢ができたということなんでしょう。

海外文学を読むということは、たぶん日本語力(国語力)を鍛えることにもつながるかと思います。日本人の思考(?)とは違う考えとかあるいは同質な考えとかに触れられるし、普段見慣れない文章を読むことで、きっと日本語の読解力があがるかもしれないと思います。なぜかというと、この自分がそうだからです。自分がもし、読書とくに海外文学を全く読んでなければ、おそらくかなり偏った考えしか抱いていなかったでしょう。まあ、偏見を全くなくせたわけではないですけど。

【読書は何かの役に立つ?】

とにかく(?)、読書してなければきっと今頃、自分は塀の中で過ごしていたかもしれない、と思う気もするので、読書しといてよかったとは思います。その時には、なるべく紙の本で読んどきたい。とくに、紙の本が見える位置に置かれてるのは大事な気がする。まだ読んでない本のタイトルが入った背表紙を見て、何かを妄想するというのは脳に何らかの良い影響を与えるような気がする。それと、新刊本のインクを嗅ぎながら読むのが好きなのですが、もしかしたらそのおかげで便秘知らずなのかどうかは、まだはっきりしない。

【さいごに】

読書とくに文学を読むと、自分の中に何か名付けられない感情がわき上がるときがある。そういった感情を手なずけられたら、そういったものの表出すなわち感情表現やその言語化がうまくできるような気がする。これがけっこうオモシロイのです。人生の役に立つかどうかはわかりませんが、少しずつ読んでいけばいいんじゃないでしょうか。

たとえば、1ヶ月に1冊読むだけで年間12冊読めるわけです。1ヶ月に2冊だと年間24冊です。1週間に1冊だと、年間50冊くらいの読書量になるわけです。これらを10年間続けたら数百冊も読めるわけです。人生において、読書量と読書の質がほぼゼロの人と、数百冊・数千冊読んできた人とでは、明らかに何らかの差があります。塀の中に入らずになんとか生きている私が言うのですから(?)、そこだけは間違いないでしょう。もちろん、文学ばかり読む必要はないですけど。

(成城比丘太郎)


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