- 「コラム033」
- 競馬についての質問に答える
- ダービーウィーク
- オススメ度:特になし
【はじめに】
今回は競馬についての質問に答えました。この前の「読書についての質問」には、他人から実際に問われたものもあったのですが、今回は完全に自問自答です(文字通り)。
【Q:まずソダシの結果についてどうですか?】
先週のオークスは、ソダシ推しには残念な結果になりました。レース運びがもしうまくいってたとしても掲示板が精一杯でしたかね。クロフネのダービーの結果みたいでした。それにしても、勝ったユーバーレーベンにも感動したけど負けて引きあげてきたソダシの姿にもなぜか感動の目の潤みが。ソダシの真っ白な顔の目元が赤くなっているように見えて、さらには大きく息しているその身体をも見ていたら、頑張ったんだなぁと思ってもらい泣きみたいになりました。
なんとなく、ソダシ推しの人たちの感情がわかりました。他人が一生懸命推しを推し続けるというその推し精神(?)を自分は忘れかけていました。負けたソダシがはじめて可愛く見えてなぜかキュンっとなった。これが推すという気持ちなのか。負けたからこそ次も応援する。キラキラに輝くソダシの未来をこれからも期待してます。
こんなにも素敵な白毛馬という奇跡的な存在と同じ時代を生きることができてそれなりに幸せです。これが推すということなのか(メモメモ)。推しって、まさに心のオアシス、推(あし)す。
そんな私は、今回大きく負けてしまったお馬さんの次走に期待です(馬券的な意味で)。それとユーバーレーベンも。ユーバーの母の母は自分の好きだったマイネヌーヴェルということでこれからもひそかに推していきますよー。
【Q:オークスについて簡単に教えて下さい】
とくに私が言うことはないですけど、今のところレースレベルは低そうです。ユーバーレーベンが勝ったオークスでも、ソダシが負けたオークスでもなく、サトノレイナスのいなかったオークスとして記憶されるかもしれません。今週のダービーの結果次第では。
【Q:先週の馬券はどうでしたか?】
先週日曜日の馬券は、新潟メイン韋駄天ステークスをゲットしたので、オークス以降はたいした馬券とれなくてもオケーでした。韋駄天ステークスは、タマモメイトウ人気なさすぎでラッキーでした。53㎏ってありえんくらい軽すぎなのにあんな人気薄って、ラスト50メートルはずっと「タマモメイトウ、キター」って叫んでました。ほんまありがとうございました。上位は初直線の外枠の馬ばかりで結果的にそれらを買っておけばいいという予想的には簡単でありました。
オークスの結果については聞かないでください。私の周りでハギノピリナを買ってたのは父だけでした。といっても複勝だけでした。ハギノピリナに関しては、藤懸ジョッキーがタガノパッションに先着したので溜飲を下げたかな。そのハギノピリナは次走もしかしたら人気になるだろうから馬券は買わないでおこう。
【Q:はじめて競馬を観たのはいつくらいですか?】
幼稚園児のころなので40年近くまえですか。小学生低学年くらいまで週末には時々家族で京都競馬場に行ってました。その頃は馬の名前はわかりませんでした。本格的に競走馬の名前をおぼえて見たのはオグリキャップと武豊ブームの頃でした。すごいブームでした。とくに若い女性ファンが多かったですね。
【Q:はじめて好きになった馬は?】
たぶんサクラホクトオーだと思います。ホクトオーは馬場状態が悪くなるとダメな馬で、そこらへんが不器用で好きでした。ウマ娘になってほしいなと思います(ウマ娘になってないと思うので)。
【Q:はじめてゲットした馬券について教えて下さい】
実は、1997年以前の馬券の記憶がないんです(うっ、頭が…)。なぜなんでしょうか。
【Q:現在好きな馬は何ですか?】
色々といます。強い馬だとグランアレグリアです。ブリーダーズカップ(マイル)に出走してくれたらおもろいでしょうね。それとコントレイル。私が知ってる牡馬三冠馬は古馬でも強かったので頑張ってほしいです。
あとは馬券を取らせてもらった馬です。直近だとタマモメイトウです。
【Q:競馬のおもしろさは何だと思いますか?】
まずは競馬予想のおもしろさです。それから競走馬の走る姿です。可愛いのからカッコいいのから、とぼけたのもいるし、それこそゴルシみたいな個性派もいるしで飽きないですね。
それと、馬券を購入したあとにレースの発走を待つあいだの、あの緊張のドキドキは何度味わってもいいものです。それが賭けるということの楽しみです。ほどほどに賭ケグルってます。
【Q:その競馬予想のポイントはありますか?】
近走の走りとか、調教の走りとか、血統とか、馬体重の増減とか、色んな要素をミックスして自分流で予想します。パドックはあまり見ません。予想するときには、自分の頭のなかでレースのシミュレーションをするときがあります。脳内でレースをさせるんですね。ですので、まだ実際のレースをしたことない馬たちしか出走しない新馬戦は原則買いません。
これまで何万レースも見てきましたけど、ひとつとして同じレースはありません。しかし、メンバーレベルとかが過去に似ているレースはあります。そこら辺を考慮しながら脳内でレースをするんです。これが競馬予想のおもしろさなんです。で、予想通りに決まった時にはもちろん興奮しますけど、それとは逆に、買った馬全てが馬群に沈んでいくのを見たときにも愕然とした時におぼえる感覚に陥ります。これもまた競馬ですね。「あぁ~、全然あかんわこれ」ってな具合で、妙な感動をおぼえるわけです。
【Q:競馬はギャンブルだという人もいますが】
確かに人によってはギャンブルなのでしょう。自分も全く自信のない馬を買うときには「ギャンブルやなぁ~」と思います。でも、競馬予想ってのは、そこにはデータがたくさんあるのでそれらをうまく活用する方法を見つけたら、大きく負けることはありません。自分の掛け金はそれほど大きくないので、大勝ちもないかわりに大負けもないだけですけど。競馬予想では、ひとつの馬や騎手を追いかけるだけでそれなりの結果が導かれるものです。自分のさいしょの直感を信じて買うのもありです。継続して買うことが重要なのですのよね。なんにせよ、競馬はギャンブルだと言う人は競馬好きな人ではないと思うので、そんなこと言う人にはハズレ馬券でも食らわせて黙っていただきましょう。
まあ、私は儲かることよりも、競馬予想を楽しんでるので、大きな配当を当てたら勘が鈍るかもしれないので。でも、大きな馬券とりたい(矛盾)。
もっと言うと、競走馬の生産者のほうがギャンブル的なところがあるので、それに比べたらどうということはないです。
さらにもっともっと言うと、実は人間の人生自体がかなりギャンブラーなものでもあるので、競馬ごときでギャンブルなんてのはまだまだ浅いと思います。
【Q:穴馬券の取り方があれば教えて下さい】
それは私が教えてほしいです。ちょっとだけ言うと、週に十レースくらい馬券を購入することですかね。その時には、いずれも人気薄を狙うことです。ひとつだけでも当てたらプラスになります(と思います)。まあ、常に穴狙い馬券ばかり買う習慣(?)をつけておけばいいのではないでしょうか。
【Q:最近競馬関係で驚いたことはありますか?】
ナイスネイチャが33歳の誕生日を迎え(おめでとー)、その時の誕生日にあわせて、引退馬生活への寄付金が3333万円を越えたことです。このコラムもちょうど33回目ということで(?)、ナイスネイチャのように地味に長くコラムを続けていきたい。その昔競馬場で自分の目の前を駆け抜けていったお馬さんが未だ健在というのはなんとも感慨深くてそれだけでうれしい。
【Q:ウマ娘についてどう思いますか?】
いいと思います。競馬場に従来通りに観客が入ったとして、その時にはウマ娘のコスプレで来る人がいるかどうか。
【Q:今週は日本ダービーです。ダービーの想い出とかありますか?】
その昔はクラシックの重要性がわかってなかったです。ダービーがすごいことなのだと教えてくれたのはアイネスフウジンです。度肝を抜かれたのはナリタブライアンです。はじめて感動したダービー馬はスペシャルウィークです。それと、実はダービーとの馬券の相性は個人的によくないです。
【Q:ダービーの予想展望についてお聞かせください】
上にも書きましたけど、ダービーとの馬券相性はよくないのです。たぶん当日までこれといった馬は決めません。エフフォーリアに対抗できる馬がいるかどうか。個人的には、ワンダフルタウンがどの程度走れるかに期待です。あとは、エフフォーリアとの対戦がない馬(サトノレイナスとかグレートマジシャンとか)ですかね。
ダービーよりむしろ、目黒記念の方に心が向いてます。
【Q:さいごに、あなたにとって競馬とは?】
もし今世界中から競馬がなくなったらと考えたところ、これといった衝撃は受けませんでした。というか、なくなって困るものなどないということがわかりました。せいぜい今服用してる処方薬くらいです。なくなったら困るもの。ですので競馬は薬以下です。
(成城比丘太郎)