特になし

見えない人(成城のコラムー45)

投稿日:2021年10月14日 更新日:

  • 「コラム45」
  • 見える子? 見えない子?
  • keiba
  • オススメ度:特になし

【登場人物】

K:けっこうホラー好き。

私:何かとうずく人。

【話がはかどる】

K:先月はどうもです。おかげで、犬に関しての小論文書けました。

私:それはよかったです。お役に立ててこちらも嬉しいです。で、結局何について書いたんですか?

K:動物の「犬」についてのテーマでしたよね。それで、そちらに教えてもらったように、『ゆるキャン△』の犬について書こうとおもったんですが、最終的に「犬山あおいちゃん」について書きました。

私:犬子で?

K:はい。動物の犬だとやはり難しそうなので、犬山さんにしました。

私:どんな題材で?

K:えーと、犬山家はどうして山梨県に住んでるのかということを題材にしました。

私:それは私も気になりますね。

K:犬山という姓がどの都道府県に多いかということと、なぜ犬山さんが関西弁なまりなのかということから推測しました

私:ほおー。それはおもろいですね。結論は?

K:簡単に言いますと、犬山さんが関西弁なまりなのは、◯◯だからだと思います。そこから導きだされるのは犬山さんが◯◯出身だからだと思います。犬山さんの名前が「あおい」なのも◯◯だからだと思います。

私:なるほどっ!! それは卓見ですね!

K:そう言っていただけてありがたいです。でも、どこにも公には発表できないので、◯◯と伏せ字にしないといけないのが残念です。

私:それは仕方ないですね。なんせ、きらら作品ですから、イメージがありますからね。

K:まあそれほどヒドイわけではないですけども。

私:まあそうですね。で、今日はまた小論文のことですか?

K:はい、それもありますけど、それよりそちらは眉をしかめてますけど頭が痛いんですか?

私:いえいえ、これは歯です。

K:虫歯ですか?

私:いえいえ、親知らずです。上の2本は完全に生えきってるんですけど、下の2本が時々うずくことがあるんです。

K:へぇー、まだ生えきってないんですか。

私:そうです。まあ、下のやつはたぶんこのまま生えきらないと思います。というか、歯の話は歯医者に任せましょう。

K:あなたは人生の敗者で?

私:人生って、はかがいかないですよねー。ま、どうせ最後は墓行きですけども。

K:墓に入れない人は?

私:墓ないですよねー。

【他人のこと言えない】

K:てなわけで、小論文についてお訊きしたいのですけど。

私:次の題材ですか?

K:いえ。小論文の書き方について注意点とかありますか?

私:そうですねぇ。やはり、事実だけを書かないようにしないといけませんよねー。

K:どういうことです?

私:例えば『ゆるキャン』について書くとするじゃないですか。その時に、アニメ観たら誰でも分かることをさも重大事のように書かないことですね。

K:えーと、分かったような気もしますけど。それは、どういうことでしょうか?

私:そうですねー。『ゆるキャン』は女子高校生がキャンプするというのが本筋ですよね。その本筋に関わることをそのまま書いても単なる事実確認でしかないわけです。

K:あーなるほど。女の子たちがキャンプするという事実はアニメ観たら分かるわけですから、それをそのまま書いてもしょうがないというわけですか?

私:まあそうですね。作品の内容説明ならそれでもいいですけど、きちんとした作品批評なら、その事実から読みとれる隠されたものを読解しないとね。

K:といいますと?

私:そうですねー。例えば『ゆるキャン』なら、登場人物たちのキャンプに対する姿勢からそれぞれの性格を探るという読み方なら及第点ですかね。あとは、登場人物の名前の由来(?)などからそれぞれの家庭環境を読みとくとかですね。

K:なるほど。作品に明示的には描かれていないことを探り出せと。

私:まあ、それがひとつの批評ですね。

K:確かに。よくある作品批評には、事実だけを取り上げて何かを語ったような気になってるものもありますしねー。

私:それはプロの書くものにもありますね。私も他人の事は言えないですけどー。

K:確かに確かに。

【見える子? 見えない子?】

私:それで、今日は何か他にあるわけですか?

K:次の小論文の題材はまだ決めかねてますけど、今度はホラーについて書こうかと。

私:この前は妖怪について書いたんですよね?

K:はい。でも調べてたら、妖怪は必ずしも怖いわけではないと思いましたので、今度はホラーについて書こうかなと。

私:ホラーといっても色々ありますね。小説から映画とかゲームまで。

K:はい。それで今考えてるのが、『見える子ちゃん』という作品についてなんですけど。観てますよね?

私:はい、『見える子ちゃん』観てますよー。私自身は見えない子ちゃんですけど。

K:あれで何か書こうと思うんですが。

私:そういや、ホラー好きなんですよね?

K:はい。ホラーめっちゃ好きなんです。

私:そうですか。私も好きですけど。それより、『見える子ちゃん』で何を書く書くつもりで?

K:あの作品は、バケモノが見えてしまう主人公か「見えないふり」するのが面白いところじゃないですか。それをどう読み解けばいいのか。

私:まあそうですね、現実的な読解だと、主人公が妄想してるとか?

K:それは、 ホラー作品の読み方としては邪道じゃないですか? それに、病気扱いになるじゃないですかぁ。

私:すいません。そうですね。では撤回して、バケモノが「見えない」という状況を、なにかの比喩として読み解くのはどうでしょうか?

K:あー、なるほど。「見える」という現象は、実は別の何かを表していると。

私:そうです。見えてしまうというのが、いかに恐ろしいか。

K:たとえば?

私:それについてはここでは言えませんが、日本人って臭いものにフタしがちですけど、敢えてそのフタを開けてしまう人がいますよね。

K:見なくていいものを見てしまうと。怖いですねー。

私:見えてはいけないものが見えてしまう。しかも、その状況を周囲に隠さなくてはいけない。

K:あー、それはつらいです。

私:まあね。見えないほうが幸せなこともあるのでしょう。

K:そんなあなたは、怖いものを見えない振りとかしたことあるんですか?

私:まあ、あります。

K:どんなことで? もし言えるなら。

私:たいしたことではないですけど。その昔、とある組織のトップの葬式が近所でとりおこなわれたんですね。そしたら、前日からすごい怖い顔した人たちが近所にあふれかえってましてね。

K:あー、強面の人たちですねね。

私:そうです。それで、私はその人たちを「見ない」ように歩いてたんですけど。

K:ですけど?

私:実は、向こうのほうが私のことなど見てなかったんです。

K:あなたのことなど眼中になかったと。

私:そうです。結局、向こうを見ない振りとかする必要がなかったわけです。

K:あなた、存在感薄いですもんね。

私:ほっといて。

K:存在感薄くても、きちんと見えてますよ。

私:そんなに笑みを浮かべなくてもいいでしょうに。

K:みえみえでしたか。

【先週の競馬、今週の競馬】

私:今日はこれくらいにしといたろか。

K:そうですね。またありましたらお願いします。

私:さいごは、競馬の話で終わりますか。先週の毎日王冠は強い馬同士の決着でした。阪神では、マカヒキの久々の勝利。

K:マカヒキはまだまだ幕引きには早いですか?

私:まだ出走回数が少ないですからね。先週の阪神芝は上がりがかかりがちだったのでしょう。それでマカヒキが来たのだと思います。

K:マカヒキの次走は期待できなさそうでしょうか?

私:そうですねー。時計がかかる勝負なら来そうですけど。東京の良馬場だと厳しいかな。同じく、アリストテレスとキセキも次走どうなのか。

K:でも、キセキ買うんでしょ?

私:もちろん買います。キセキは引退するまで追い続けますからね。

K:では今週の競馬ですけど。秋華賞があります。ソダシ中心ですね。

私:ソダシに関しては言うことはないでしょう。2着以下の勝負ですけど、差し馬が穴に絡まないかなと思ってます。

K:ヒモ荒れに期待すると。

私:そうですね。サトノレイナスがいないですから、対抗馬はユーバーレーベンしかいないわけですよ。そのユーバーが本調子になければ馬券的におもろい配当が期待できそうです。とにかく、ソダシにケンカ売ると潰される可能性が高いので、中段以下から差してくる馬を狙います。

K:どの馬で?

私:候補はいますけど、枠が決まってからにします。

K:その候補のひとつを教えてもらえません?

私:では1頭あげると、アナザーリリックですね。枠次第では対抗にしていいかも。2000内回りいけるならおもしろそうです。

K:アナザーリリックって、意味的にはどうなんでしょ。別の歌詞?

私:ソダシがソダ詞と考えると。ソダ詞とは違う別の詞ってことで、アナザーなリリック。ソダシとは違う物語りを期待します。

K:なるほど? 注目しときます。

私:注目するだけならタダですからね。ただし、ソダシにケンカ売ったらタダではすみませんけど。

K:そうですねー。

私:では、今日はこのあたりで幕引きにしたいと思います。また何かあったら言ってください。

K:はい。ありがとうございました。今週末にはまたライブがあるので、それに集中するつもりです。

私:そうですか。がんばってくださいっ!!

K:はい。がんばります。それでは失礼します。

私:でばまた会いましょう。

(成城比丘太郎)


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