コラム

雑感01 はじめの怪しいウルトラクイズ

投稿日:2018年12月6日 更新日:

  • 正にキングオブ迷走
  • そこそこ読める
  • 何か光がみえるか?
  • おススメ度:一見さんお断り

【前置】
この「雑感」は評価するほどでもないけど、最近の何らかのメディアに対して感じたことを書こうと思います。文体は滅茶苦茶です。

【本題】
もう気が付いた123巻ですよ。漫画でもここまで続いているストーリー漫画はどれだけあるんだ? そりゃ、まあ、期待はしてなかったけど、123という切りのいい数字、タイトルがはじめの一歩なので、「ホップステップジャンプ」的なそれなりの内容で勝負してくるのではと思ってました。全くそんなことはありません。
どうでもいいボクシングの試合、衝撃的に下らないギャグステップ、不要な恋愛シーン、さらに本気かどうか分からない主人公のセコンド編の続き……簡単に言うと、燃えつきたはずのあしたのジョーが、そのあとセコンド始めたようなもんですよ! しかも、力石と試合してないときたもんだ。そりゃもう、レビューは悪口だらけ、元のファンが一人また一人と離脱している様子が目に浮かぶよう。なんかもう、少年マガジンの中では、惰性で紅白に出場している歌手みたいな扱いだよ。
しかし、たちが悪いのは「これ壮大な前振りだったらどうしよう」という、僅かな期待を残しているところ。この後200巻くらいで世界チャンピオンになったらどうしようと思うと、つい読んでしまう。今回もなんか一瞬だけラストにそんなフリがあったし……。200巻と言えば、年に4冊か5冊出てるので、最低でもあと16年くらいかかる計算だな。
「惰性で読む」という表現の正しい使い方は、まさにこの「はじめの一歩」の最新刊に使用する言葉である。

  • 椎名誠の野外天幕生活を描く「探検隊」シリーズの2
  • パワーダウン、大幅にパワーダウン
  • もう、前作の全てが懐かしい
  • おススメ度:コアなファン向け

【おススメしない】
椎名誠の「わしらは怪しい探検隊」は、何十回も読み直したお気に入りの一冊。本書は、その直接の続編にあたるのだが、これがもう、悲しいくらいパワーダウンしている。
前作の個性的なメンバーのその後がうかがい知れるのは前半の少しだけで、その後、椎名誠は「孤島での男だけの野外天幕生活」をほっぽりだし、南の島へ行ったり、雑誌の取材を受けて「職業的に」キャンプをするようになってしまう。しかも、キャラクターの立っていた旧メンバーに変わって新メンバーも入ってくるのだが、余り味わいが無い。表面的には目立っているのだが、そのバックグラウンドに興味が湧かない。作中の名キャラクター・陰気な小安ではないが「椎名もおちぶれたもんだよ、ケッ」と言いたいくらいの惨状だ。この後も何冊か読んでいるが、最初の一冊を超える感動はなかった。違いはやはり、このシリーズを書くスタンスが、個人としての新名誠と作家としての椎名誠の違いだと思う。情熱の違いかなぁ。というわけで、全くおススメしません。そもそもホラーでも何でもないしなぁ……。

  • ニューヨークへ行きたいか!?
  • まあTVの愚痴を聞いてくれ
  • どこへ向かう地上波テレビ
  • おススメ度:タイムスリップしたい

最近テレビをつけると、大体、次のパターンの番組をやっている。

  1. だらしなく飯を食っている
  2. だらしなくタレントが無駄話をしている
  3. 他人の悪口を言っている
  4. 懐メロを知らない歌手が歌っている
  5. 適当にその辺を歩いている
  6. 何か別のものの宣伝をしている

【愚痴】
つまりは予算が無いのだろうと思っている。どれも金がかからない番組ばかりだ。そりゃその辺(ほとんど東京)で安価にネタを拾って番組を作ろうとすれば、そうならざるを得ないかもしれない。コンプライアンスと言って、差別・エロ・グロ・暴力・やらせその他を排除してしまった(今やれとは言わないが)。それらが相まって、凡庸な番組が大量生産されている。
例えば、その辺を歩くと言えば「ブラタモリ」などは古くからあるし、タモリのキャラで面白く見られる。でも「……の旅」は多すぎるだろ。ほとんど、地元と旅館の宣伝だし。あと、のべつまくなしに飯を食うのはやめろ!(急に激昂した) 毎日毎日毎日毎日それしか頭にないのかバカ者どもめ。無駄話など、居酒屋で友達を話しておけ。しかし、本当に腹が立つのは他人の悪口を楽しそうに言ってる番組だ。「○○が嫌いな何とかランキング」とか、それこそコンプライアンス違反だろ! 小学生の時「クラスのいやな奴ランキング」を作ろうとしたら、先生から真剣に説教された「そんな愚かなことはするな」と。陰口なんて言っても、聞いてもいけないもんだ(さだまさし風)。もう懐メロはいいや。どうせ新曲もほとんど分からん。つまり絶望的にテレビ(特にバラエティ)が下らない。死滅したと言ってもいい。
「アメリカ横断ウルトラクイズ」はその名の通り、昭和中期から末期(少し平成もあった気がする)きっちりアメリカに行って素人がクイズをして回るという番組だった。大人数、しかも素人を交えての海外ロケなんて、ものすごい費用と労力がかかっただろう。ただ、面白かった。知らない国の知らないところでやる究極の馬鹿行為。あそこまで突き抜けていると、いっそ清々しいものだった。とはいえ、今再現しろとは言わない。下手したら、番組に出てくる土地、全部Googleマップで見られるもんね。
私の結論は経済事情は無視して「停波」もしくは「一極集中」。何も無理して面白くない番組を作り続ける必要はない。その労力で何か別ことを始めよう。あるいは一点に集中させて質の高い番組を作ろう。空いた時間は、淡々と文字ニュースでも読み上げてればいいのだ。今なら人工音声でもなんとか聞き取れるから、金はかからない。とまあ、毒を吐いては見たものの、今時「テレビ見てない自慢」という言葉そのものが死語だ。雑誌やCDと一緒に静かにフォードアウトしていくのかも知れない。

ちなみに、2018/12/02 13:45現在、関西のテレビを付けてみた。名曲アルバム(その後ラグビー)、囲碁トーナメント、メシと健康の話(豆腐)、マラソン、なんかクイズ(寿司屋が題材)、通販(化粧品)、悪口(韓国の)でした。合掌。

(きうら)




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