中学生の落書きのように見えるだろうが、たぶん、それであってる。こういう漫画をよく中学校時代に描いていた。自らの進歩のなさに感動すら覚える。青年は大人になっても「馬鹿」のままなのだろう。でもまあ、馬鹿なことを考えながら戦争はできないわけで、世の中、全員こうなら平和なんて簡単だ。人類は馬鹿として滅ぶか、賢く戦争するか? と、いう馬鹿な警句も含めて中学生。
4コマ漫画に、哲学性を持たせたのが「ぼのぼの」で、特に4巻の「死神ラッコ」の話が好きだ。優しさと強さ、破滅と再生が素晴らしく繊細なタッチで描かれている。