- 三人で
- 喋りまくる
- アニメのことを
- オススメ度:特になし
【登場人物】
A:MC。まあまあアニメ好き
B:アニメ初心者
私:ムダにアニメよく観る人
【日常系】
A:今回は、ここ10年のアニメとくにテレビアニメについて語りたいと思います。よろしくお願いいたします。
私:よろしくです。
B:お手柔らかにどうぞ。色々知りたいと思います。
A:では早速ですが、Bさんは、最近テレビアニメを観たことございますか?
B:そうですね。『鬼滅の刃』を観ました。
私:どうでしたか?
B:いやすごかったですね。どういっていいのか分かりませんが、鬼のようにすごかったです。鬼アニメですね、まさに(ドヤッ)
A:どの辺りが「鬼」なのでしょうか?
B:映像の迫力ですね。鬼の特殊能力?ですか、その表現がすごかったですね。鬼すごいですね。圧倒的鬼。もちろん主人公たちの活躍も鬼に劣らず、鬼々しいですね。
A:なるほど(分からん)。とりあえず、『鬼滅の刃』については語る必要はないということで、では、その他には何か観られた作品はありますか?
B:そうですね…
A:なさそうですか?
B:いや、観た記憶はあるのですけど、タイトルが思い出せなくて。
私:それについては、追々出てくるのでは。今回は主に深夜アニメを取り上げるのでしょう。でしたら、私がサポートしていきますので。
B:そういえば、ジブリ作品もエヴァも観ましたけど、あれは映画でしたね。新海作品も観ましたけど、あれも映画ですよね。そう考えると、テレビアニメはあまり観てないかもですね。
私:それらはどれも映画ですもんね。映画については機会があれば語りたいですね。
A:では、2010年のテレビアニメから順にみていきますか。
私:それがいいと思います。まずは、2010年の代表作というと、やはり『けいおん!!』でしょうね。
B:それは知っています。かなりヒットしましたよね。楽器もかなり売れたようですし、聖地巡礼の様子もニュース番組で観ました。内容は、女子高生たちのなんてことない日常を描いたものでしたっけ?
私:よくご存じのようで。てゆーか、そこまで知っていてアニメ本編は観てないんですか?
B:いやぁ。アニメまでは観ようとは思わなかったもので。これを機に観てみようと思います。
私:まあ、1話25分を1日1本観るだけで、一週間で7本観られますからね。
B:そうか、そう考えるといいんですね。1日30分、アニメ視聴の時間をとることを今年の目標にします。
A:一気に観ても面白いですけどね。それでどうなんでしょう。日常系アニメの良さはどこにあると思いですか?
私:まずは、何も起こらない日常ということろでしょうね。ドラマツルギーとしては、これといったことが起こらないという人物の関係性を、その何も起こらなさとして描いたものといえるでしょうか。舞台は日常性を担保した上での学校ですね。その反転として、『がっこうぐらし』みたいな非日常性もうまれるわけですが。
A:そのことを、もっと簡単に言えますか?
私:つまりですね、キャラクターたちが日常にあうキャラクター性を帯びて、なおかつストーリーとして破綻することを感じさせない関係性を帯びなければならないのです。
A:それは、平穏さが大事だということですね。
私:まあそうですね。
B:「へいおん!」なんてね。
A:(笑)そんなアニメありそうですね。軽音部の平穏な日常ってかんじですかね。
私:「ていおん!」ってなのはどうでしょう。低音パートばかりの軽音部の日常。
B:ベースばかりですか。それは面白そうですけど、どんなかんじなんでしょ。軽音部としては成り立たないですかね。
A:軽音部としては、「却下よ、却下、ド却下よ!」ってなとこですね。
私:おっ、『日常』ネタですね。日常系つながりか。うまい!
【ゆゆしき事態】
A:では、次の2011年ですけど、これはやはり『魔法少女まどか☆マギカ』ですね。ちなみに『日常』もこの年でしたね。『まどマギ』はBさんもご存知でしょう?
B:そちらも名前は知ってます。どういったものかはしらないんですけど。
A:これも結構知られてるんですけど、観たことない人はやはり多そうなんですね。
B:そうです。自分の周りでアニメ語りする人もいないですし。
A:この作品もBさんに観てもらいたいんですが、『まどマギ』については、いわゆる「魔法少女もの」に通じてないと楽しめないでしょうか。
私:いえ、そんなことはないと思います。エヴァもそうですけど、影響を与えた先行作品などを知らなくとも楽しめる要素がないと、やはりだめでしょうね。そのうえでの新しい画期的なものが産み出されないと。これがヒット作の要件でしょうか。
A:なるほど。『まどマギ』にしても、『ガルパン』にしても、それまでの成果をいかしつつの目新しさですかね。エヴァみたいな作品は、今考えるとたいした内容ではないんですが、あの当時だからこそのインパクトはあったでしょうね。『進撃の巨人』にだって、色んな要素が詰まってそうですし。
私:そこまでかは分かりませんが、若者がエヴァに熱中したのも分かります。やはり、若者が新しいものとして受け止められるかどうかが重要でしょうね。『セラムン』もそうでしたが。
B:セラムン?
私:ああ、『美少女戦士セーラームーン』のことです。昔、私たち狭いオタクの間で、「セラムン」と呼んでたんで。
B:なるほど。今までのことを聞いていて思ったんですが、長いタイトルのものは四文字で略されることが多いんですね。
A:確かに確かに。『まどマギ』にしろ、『ガルパン』にしろ、『進撃の巨人』も『進撃』で通用しますしね。
B:その『ガルパン』というのは、どういったものなんでしょうか?
A:2012年放送の『ガールズ&パンツァー』のことです。略してガルパンです。これは、戦車に乗った女子高生がする部活動を描いたものですね。
B:部活動で戦車に?
私:平たく言うとそうなんですが、これも観てもらったほうがいいでしょうね。まあ、ミリタリーものと部活動ものと少し日常系が混じったものですね。
B:へぇー。それは観てみたいですね。ところでふと思ったんですけど、「ミリタリ!」みたいな名前の作品がありそうですね。
私:それ、もうあります。『みりたり!』っていうショートアニメですけどね。たしか、ザバゲー感覚の内容でしたかね。そういや、『さばげぶっ!』っていうのもありましたね。
B:なんだ、もうあるんですね。なんというか、四文字ってのは語呂がいいんですかね。
A:そうですよね。『ばくおん!!』ってのもありましたね。
B:「ばくおん!!」ですか。それはおもしろそうな響きですね。『けいおん!』みたいなものでしょうか?
A:女子高生がバイクに乗るアニメです。これはそうですね、『けいおん!』を観てから観たほうがいいのか、『けいおん!』のことを知らずに観た方がいいのか、難しい作品ですね。
私:我々オタクは『けいおん!』の後に観てますから、どしてもけいおん臭をかぎとってしまうんですけど、『ばくおん!!』を観てから『けいおん!』を観たらどうなるかなぁ。
B:俄然その『ばくおん!!』を観たくなりました。『けいおん!』の前にそれを観てみます。バイクアニメというのもおもしろそうですし。
A:まとめますと、2011年のアニメは『まどマギ』で、2012年アニメは『ガルパン』でいいですか?
私:そうですね。『けいおん!!』にしろ、『まどマギ』にしろ、『ガルパン』にしろ広義の美少女ものなんですが、アニメのひとつの特色としては美少女とイケメンは欠かせませんからね。まずはそこからアニメ視聴をはじめるのもいいのではないかと思います。かわいいとカッコイイですね。
B:なるほど。美少女とイケメンですね。
A:イケメンというと、『薄桜鬼』はどうでしょう。
私:いいんじゃないですか。新撰組という幕末もので、美少女とイケメンも出てきますし。歴史ものとして観るといいのではないかと思います。
B:へぇー、新撰組アニメですか。それも観てみようリストに入れておきましょうか。
私:史実に照らしながら、そこへ鬼要素が入ったと思ってください。
B:そこにも鬼が出てくるんですね。
A:では、色々出てきたところで、次は2013年ですが、これはどうしましょうか。『ラブライブ!』とか『進撃の巨人』とかありますけど。
私:それに加えて、『ゆゆ式』もありますしね。
B:ゆゆ式!(興奮)
A:どうしました、Bさん。
B:すみません。その単語に荒ぶってしまいました。なぜなんでしょう。そのアニメを知らないのに、なぜか昔から知っていたような。
私:ゆゆ式(ボソッ)
B:ゆゆ式ー!(遠吠え)
A:大丈夫ですか。
B:ゆゆ式(無問題)
A:いや、問題なしではないでしょうに。とりあえずゆゆ式の話題はやめましょうか。
私:大丈夫です。というか、Bさんに『ゆゆ式』を見せた方がよいと愚考しますが。そうしないと収まらないでしょう。
A:どうしましょう。そうしたら鼎談をここでやめざるをえませんね。
私:そうですね、ちょっとゆゆしき事態になりかけてますし。
A:なぜ急にこんなことに。
私:ゆゆ式には世界と宇宙が詰まっているからでしょう(哲学)
B:ゆゆ式(同意)
A:観てないのに同意とは。
私:ゆゆ式(理屈ではない)
B:ゆゆ式(切望)
A:なんかカオス状態になってきましたので、ここで打ちきりましょう。
B:ゆゆ式(謝罪)
私:ゆゆ式(気にせずに)
A:ゆゆ式()
B:ゆゆ式~(嘆息)
私:ゆゆ式(同情)
A:(そっとその場を離れる)
B:ゆゆ式(言霊)
私:ゆゆ式(アニミズム)
B:ゆゆ式(汎神論)
私:ゆゆ式(天使)
B:ゆゆ式(不可知論)
私:ゆゆ式(カオス)
B:ゆゆ式(混沌)
私:ゆゆ式(観測)
A:ゆゆ式(収束?)
私:ゆゆ式(四海)
A:ゆゆ式(頓悟)
私:ゆゆ式(納得)
B:ゆゆ式(息切れ)
私:ゆゆ式(終了?)
B:ゆゆ式(一時停止)
【結論】
『ゆゆ式』のBlu-raybox(スペシャルプライス版)が発売されました。桜が開花、満開したということで、特に意味はないですけど『ゆゆゆ』のミニアニメも放送されるということなので、「ゆ」つながりで、『ゆゆ式』もどーぞよろしくです。
(成城比丘太郎)