「 投稿者アーカイブ:きうら 」 一覧

切断 (黒川博行/角川文庫)

猟奇的描写からスタートする物語 全編ハードでやや猥雑、そして悲劇的トーン 叙述トリック的だがそれが売りでない所が不思議 オススメ度:★★★☆☆ とりあえず下記の説明だけ読んで、購入してみた一冊。文庫と …

樹海考(村田らむ/晶文社)

「樹海」とは、すなわち青木ヶ原樹海のこと 樹海の観光案内的な 樹海に眠る死体(自殺遺体)の探索的な おススメ度:★★☆☆☆ 【はじめに】 本書は、富士山の裾野にひろがる青木ヶ原樹海の軽い観光案内である …

マイケル・ムーアの世界侵略のススメ(字幕版)

世界侵略という名の明るい社会派ドキュメント 楽しく観られるが耳が痛い いつものマイケル・ムーアの作風 おススメ度:★★★★☆ マイケル・ムーア監督と言えば、最新作「華氏119」が最近公開された。どうい …

山岡鉄舟と月岡芳年について《2》

   「山岡鉄舟と月岡芳年《1》」のつづき 山岡鉄舟の人物像について はたして山岡鉄舟はすごい人物なのか!? おススメ度:★★★☆☆ 【登場人物】 《神》と《私》 【鉄舟と芳年について】 《私》…(無 …

山岡鉄舟と月岡芳年について《1》~あるふたりの会話から

   山岡鉄舟-決定版(小島英記/日本経済新聞出版社) 月岡芳年伝(菅原真弓/中央公論美術出版) とあるふたりの暇にまかせた会話 幕末明治を生き抜いたふたりの人物から 江戸で生まれたふたりに、ニアミス …

本当にあったわずかに怖い話 <01 エスカレーター>

前回の成城氏の投稿の通り、当面はまとめて金曜日に記事が投稿されるとのことなので、単純に更新ペースを落とすことも検討したのだが、まあ、今回は埋め草にコラムでも書いてみようかなぁ、という気になった次第。も …

牛家 (岩城裕明/角川ホラー文庫)

ゴミ屋敷の清掃員が体験する恐怖 リアルな出だし、シュールな結末 ゾンビ物「瓶人」収録。長さは同量。 オススメ度:★★☆☆☆ このところ、別の世界を覗きたいという欲求から、自分が詳しく知らない職業を扱っ …

来るべき種族(エドワード・ブルワー=リットン、小澤正人[訳]/月曜社-叢書・エクリチュールの冒険)

「来るべき種族」という新人類? ユートピア文学の系譜を受け継いだSF的作品 謎の力「ヴリル」におびえる語り手 オモシロ度:★★★★☆ 【最初におしらせ】 はじめにちょっとしたおしらせですが、個人的な体 …

湖上の回廊(森水陽一郎/Kindle版)

不気味な色調で始まる謎の多い物語 ミステリ調で始まるが、幻想私小説風に変化する まあ、何というかスッキリしない おススメ度:★★★☆☆ この本、出だしは素晴らしく怪奇的に始まるのである。何しろ主人公の …

「ゆるキャン△」の秋(成城比丘太郎のコラム-07)

「コラム」という名の穴埋め企画(三度目) 「ゆるキャン△7巻」から アニメに出てくる飯や、本屋のことなど おススメ度:★★★☆☆ 【はじめに】 10月に入り、私は強烈な秋の花粉症に悩まされていたのです …

ゲーム・オブ・スローンズ(海外ドラマ) ~まだ見てない方に、見るべき理由を

中世風異世界を舞台にした実写版ファンタジー・ドラマ まあよくここまで捻った話を娯楽ドラマとして提供できると感服 ストーリーに必要なら、エロ・グロ・スプラッター何でもあり おススメ度:★★★★☆(5シー …

再読の秋(成城比丘太郎のコラム-06)

「コラム」という名の穴埋め企画(二度目) 過去に読んだ本を再読する 現在再読中の本について おススメ度:★★★☆☆ 【はじめに】 「~の秋」というと、世間ではよく読書の秋とか言われたりしますが、真正の …

記事遅延のお詫び

2018/10/29   -お知らせ
 

今回、29日分の成城比丘太郎氏の記事が遅れたのは、編集者であるきうらのニアミスです。読者の皆様、並びに成城氏には謹んでお詫びを申し上げます。 まあ「お間抜けだなぁ」と、どうぞご宥恕を。 きうら ※イラ …

実話怪事記 穢れ家(真白圭/竹書房文庫)

毎度おなじみ伝聞調の現代怪談集 どこかユーモアを感じる作風 破綻しているような気もする話もあるが至極真っ当に楽しく読める おススメ度:★★★☆☆(このタイプの怪談集が好きなら★+0.5) 本の紹介には …

私のなかを過ぎていった、あまり役に立たない新書たち(成城比丘太郎のコラム-05)

「コラム」という名の穴埋め企画 私が読んだ中で、一般的には使えない新書を紹介(弱気) 一部読まなくていい新書も含まれます おススメ度:特になし 【はじめに】 岩波新書創刊80年記念として、「はじめての …

考える蜚ブリ(ごきぶり)(奥本大三郎/中公文庫)

ファーブル昆虫記の訳者によるエッセイ 上品な読み物。旅行記やファーブルの生涯の描写も多い タイトルの正確な表記は画像参照 おススメ度:★★★☆☆ また何でこの本を読もうと思ったかは簡単で、そのインパク …

とある10月の読書日録-その他~読書メモ(021)

読書メモ(21) 戦後日本の右翼に関する本を読む とあるブックガイド番組と、東京ジャズをみる おススメ度:特になし 【読書日録から】 (10/12・金曜日)『「右翼」の戦後史』(安田浩一・著、講談社現 …

オブ・ザ・ベースボール(円城塔/文春文庫)

一年に一回人が落ちてくる。それをバットで打ち返す人の話 不条理小説とも単純な人生の比喩とも取れる シャープな文章。怖くはないが少しだけグロイ所も おススメ度:★★★☆☆ 文學界新人賞受賞作、ということ …

ルクンドオ(エドワード・ルーカス・ホワイト、遠藤裕子[訳]/ナイトランド叢書)

著者が見た夢(悪夢)をそのまま書いたという作品群 わかりやすいものから不気味なものまで 内容の唐突さが、たしかに夢を見ているよう おススメ度:★★★★☆ 【はじめに】 著者は、アメリカ出身で、怪奇小説 …

汚れた檻 (高田侑/角川ホラー文庫)

貧困層の泥沼の社会生活をホラー風味で 犬の繁殖現場を舞台にしたエグイ話 落ちが……と、個人的な既視感 おススメ度:★★★☆☆ 読み始めてすぐにデジャブに襲われた。それもそのはず、最近紹介した「うなぎ鬼 …

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