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深夜特急1―香港・マカオ―(沢木耕太郎/新潮文庫)

1986年5月に刊行された突撃海外旅行記 当時としては非常に斬新なノンフィクション 若さ、ただ、それだけを今を感じる おススメ度:★★★★★ 沢木耕太郎(Wiki/1947年11月29日・生)は202 …

『ゆるキャン△』がパワーアップしてかえってきた

『ゆるキャン△(二期)』が 最高で、素晴らしすぎて もう死にそう ほっこり度:★★★★★ 【最新11巻の感想】 コミック『ゆるキャン△』の最新11巻をよみました。静岡県の大井川周辺での、三人の観光キャ …

きまぐれオレンジ☆ロード(まつもと泉)

さよならオレンジロード 追悼記事みたいなもの 劇場版について 劇場版の衝撃度:★★★★★ 去る10月6日に漫画家のまつもと泉先生が亡くなった、という報にふれた。ふだん、ちょっとした有名人が亡くなっても …

ゲーム・オブ・スローンズ(原作:ジョージ・R・R・マーティン/製作総指揮 : デヴィッド・ベニオフ&D・B・ワイス)

近年稀に見る脚本の出来栄え 色んな方向に突き抜けたファンタジー 原作はともかくドラマは見事 おススメ度:★★★★★ 本ドラマは日本での知名度はその実力からしてかなり低いと思っているが、知っている人は説 …

もし本当に武道館に行ったら、誰を推せばいいのか~2010年代アニメまとめ(6.5)

「2010年代アニメまとめ」特別編 アイドルのアニメについて 推し武道とフランシュシュとWUG アイドル度:★★★★★ 【推し武道について】 2020年1月からはじまった『推しが武道館いってくれたら死 …

息吹(テッド・チャン、大森望〔訳〕/早川書房)~読書メモ(54)

久々に出た2冊目の短編集 テクノロジーを通して人間を問い直す オプティミズム志向のSF オモシロ度:★★★★★ テッド・チャンの二作目がようやく出版された。『あなたの人生の物語』以来で、17年ぶりだと …

生まれてきたことが苦しいあなたに(大谷崇/星海社新書)

「最強のペシミスト・シオランの思想」という副題 「気鋭のシオラン研究者」がえがくシオラン像 元気が出るサプリではない(読む人次第) オモシロ度:★★★★★ 【本書について】 まず、本書のタイトルはどう …

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ と ゴジラ(後編)【完全ネタバレ】

中途半端な娯楽観は見抜かれる ゴジラと恐怖 それでも怪獣映画は嫌いになれない おススメ度: ★★★☆☆(ゴジラ キング・オブ・モンスターズ) ★★★★★(ゴジラ) 【承前】 「本」ではなく、2019年 …

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ と ゴジラ(前編)【完全ネタバレ】

身に染み込んだ怪獣の記憶 ゴジラを巡る個人的な理由と最新作の感想 昭和と令和のゴジラは主張が反対 おススメ度: ★★★☆☆(ゴジラ キング・オブ・モンスターズ) ★★★★★(ゴジラ) 【前説・なぜ怪獣 …

フランケンシュタイン(メアリー・シェリー、芹澤恵[訳]/新潮文庫)

「怪物」とは何かを考えながら読むと面白い 怪奇小説の古典だが、文学的にも読める 科学主義の時代を告げる作品か おススメ度:★★★★★ 【前口上】 『フランケンシュタイン-あるいは現代のプロメテウス』は …

人の砂漠(沢木耕太郎/新潮文庫)

1977年に出版された「敗れた者」たちのノンフィクション 書かれた時代は古い、しかし、驚くほど現代の問題に直結している 読み物として単純に面白い。久しぶりにそう思った おススメ度:★★★★★ 私は沢木 …

ロード・オブ・ザ・リング ― スペシャル・エクステンデッド・エディション [DVD](ビーター・ジャクソン監督)

今もって最高のファンタジーの映像化 素晴らしくよくできた美術と演出 真のファンタジーファンに おススメ度:★★★★★ 小説版の「指輪物語」は、以前にさわりを紹介しているが、今回改めて映画版を通して観た …

伊達政宗 (1) 朝明けの巻 (山岡荘八/講談社)

高名な伊達政宗の誕生から最初の挫折まで 読みやすく、かつ、中身が深い 読み物として単純に面白い おススメ度:★★★★★ まず、言い訳がある。言い訳なので、回りくどいのが嫌な方はこの段落は飛ばして欲しい …

わしらは怪しい探険隊 (椎名誠/角川文庫)~お正月限定企画「怖くない」本(きうら)

離れ小島での男だけのキャンプ・エッセイ 「昭和軽薄体」と称された椎名誠の文章技術の真骨頂 笑いとスリルと優しい感動も味わえる おススメ度:★★★★★ 昨年、本サイトをご覧頂いた方もそうでない方も、この …

十六人谷(まんが日本昔ばなしより/富山の伝説<24>より)~話の全容(ネタバレ)と感想

約10分の強烈な昔ばなし怪談 絵も話も怖いが「間」が最高に恐ろしい 公式には見られないので詳しめのあらすじ付 おススメ度:★★★★★ はじめに まず最初に断っておきたいのだが、この作品を現在、正式なル …

高熱隧道 (吉村昭/新潮文庫)~感想とあらまし、軽いネタバレ

黒部峡谷第三発電所建設工事の生々しい記録 トンネル技師の立場から描かれるトンネル掘削の難工事 蟹工船にも通じるある種のプロレタリア的ホラー おススメ度:★★★★★ 随分前に紹介した小林多喜二「蟹工船」 …

続巷説百物語(京極夏彦/角川文庫) ~(紹介・後編)、あらましと軽いネタバレ

「死神」にまつわる凄惨な連作怪談 3つのエピソードがあるが最後はプロローグ的な短いもの かなり猟奇的な描写があるので注意 おススメ度:★★★★★ 長いお話なのと、前半・後半でカラーが変わるので2回に分 …

新版 指輪物語〈1〉旅の仲間 上1 (J.R.R. トールキン (著)/田中明子 (翻訳)/評論社文庫) ~あらすじと感想

現代ファンタジーの元祖ともいえる偉大な名著 弱きものが勇気で悪を撃つ感動の物語 「読みにくさ」は万人の認めるところ おススメ度:★★★★★ 一般的には、映画「ロード・オブ・ザ・リング(Ama)」と知ら …

ベルセルク 1(三浦建太郎/ヤングアニマルコミックス) ~ベルセルクの今と昔(前編)

過酷な運命を背負った若者を描くファンタジー エロ・グロ・ロリータなど必要と思えば何でも描く 3巻~13巻は間違いなく傑作 おススメ度:★★★★★ (あらまし)人間を超えた存在から、ある運命によって常に …

まっぷたつの子爵(カルヴィーノ/岩波文庫) ~あらましと感想、ネタバレあり

カルヴィーノ作品中屈指の読みやすさ。でもちょっと残酷。 身体が半分に引き裂かれた子爵の物語(寓話)。 老若男女すべての人向けで、感想文の対象に最適。 おススメ度:★★★★★ (あらすじ)語り手の「ぼく …

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