「 ★★★★☆ 」 一覧

Q&A(恩田陸/幻冬社)

タイトル通り「質問」と「答え」だけで構成される小説 正体不明の大惨事が多数の視点から描かれる オチは弱いがゾッとする恐怖を味わえる おススメ度:★★★★☆ 作者のデビュー作「六番目の小夜子」に続いての …

新世界より(貴志祐介/講談社)

ホラー要素満載の傑作SFエンターテイメント 知的ゲーム的な要素も面白い 残酷描写も多いので注意 おススメ度:★★★★☆ 時は未来。人間たちは「呪力」という超能力を手にしていた。その力によって、様々な文 …

ガダラの豚(中島らも/集英社)

学者VS.呪術師の対決を壮大なスケールで描 気軽に読める何でもありの傑作娯楽小説 グロテスクで下品な描写も多い おススメ度:★★★★☆ 学者の一家が日本・アフリカを舞台に悪役の呪術師と戦う。これは、ど …

火車(宮部みゆき/新潮社)

カードローン破産がテーマの本格サスペンス 時代設定は古くなったがテーマは不変 無駄のない緻密な文章と展開 おススメ度:★★★★☆ 今更といえば余りに今更だが、本書を読み終えて「これぞ本物のサスペンス小 …

人体模型の夜 (中島らも/集英社文庫)

ユーモアのある作風が特徴のホラー短編集 豊富なアイデアで読んでいて飽きない オチが滑ることもあるが、よくできた話も多い おススメ度:★★★★☆ 人体のパーツをテーマに18の短編を集めホラー短編集。住人 …

魔界水滸伝(栗本薫/小学館)

クトゥルー神話をモチーフにした壮大な伝奇小説 ホラー要素もあるが能力バトル物としても楽しめる 古さはあるが面白さは一級品 おススメ度:★★★★☆ 今でこそラヴクラフトのクトゥルー神話を扱った小説や漫画 …

嗤う伊右衛門 (京極夏彦/角川文庫)

有名な四谷怪談を京極夏彦風にリブート 元ネタが有名なので意外性がある設定 怖いというより非常に美しい物語 おススメ度:★★★★☆ 有名な「四谷怪談」を京極夏彦が独自の解釈を加えて、再構築した作品。映画 …

玉藻の前 岡本綺堂伝奇小説集(岡本綺堂 /原書房)

妖怪をテーマにした悲恋 古典調だが読みやすい 予想以上に二転三転する物語 おススメ度:★★★★☆ 玉藻の前といえば、妖怪ファンにはお馴染みの九尾の狐、そして那須の殺生石。文学全集にも名を連ねる岡本綺堂 …

恐怖箱 怪医(雨宮淳司/竹書房文庫)

医療にまつわる実話系怪談集 変化に富んだ内容で読み応えあり 抑えた文章で読みやすい おススメ度:★★★★☆ 実際に医療現場に携わった著者による実話系怪談集だが、よくあるこの手の怪談集より語り口がアレン …

拝み屋郷内 花嫁の家拝み屋(郷内心瞳/MF文庫ダ・ヴィンチ)

「拝み屋」を営む著者の実話怪談集 魅力的な登場人物と秀逸なストーリー 単なる実話系会談集の枠を超えた傑作 おススメ度:★★★★☆ 憑き物落としや安全祈願などを生業とする拝み屋を営む著者が、自らの奇怪な …

ぼっけえ、きょうてえ(岩井志麻子/角川ホラー文庫)

短編だが、グロテスクでゾッと来る恐怖感 巧みな岡山弁での語りが魅力的 表題作以外はいま一つ おススメ度:★★★★☆ あちこちの書評で「怖いホラー小説」の話題になると、必ず選ばれているのが、この「ぼっけ …

野火(大岡昇平/新潮文庫)

極限のサバイバルを描く一級のサスペンス 洗練された読みやすい文章 哲学的な世界観に圧倒される おススメ度:★★★★☆ 敗戦間近のフィリピンの戦線で、肺病を患った下級兵卒・田村の厳しい逃走生活を描く。逃 …

黒い家(貴志裕介/角川ホラー文庫)

「やっぱり生きた人間が一番怖い」をたっぷり楽しめる リアルな設定と抑えた文章 スリリングな展開で抜群の没入感 おススメ度:★★★★☆ 保険会社に支払査定主任として勤める主人公とその顧客である不気味な登 …

アーカイブ