「 ★★★☆☆ 」 一覧

甲賀忍法帖(山田風太郎/講談社)

忍術バトルが見もののエンタメ小説 展開がかなり早い 個人的に伊賀の方が悪者のように思えてしまう おススメ度:★★★☆☆ 【あらすじ】 時は、江戸時代初期。大阪冬の陣の半年ほど前のこと。徳川家康は将軍後 …

地下鉄道(コルソン・ホワイトヘッド、谷崎由依〔訳〕/早川書房)

黒人少女コーラが奴隷のくびきから「逃げる」 逃亡奴隷を追う奴隷狩り人の執拗さと凶悪さ 19世紀アメリカ南部にはびこる奴隷制を、虚実をまじえて描く おススメ度:★★★☆☆ 【あらすじ】 ジョージアのとあ …

ウォッチャーズ〈上〉〈下〉(ディーン・R. クーンツ/文春文庫) ~ほぼネタバレ?注意

1993年に文庫化された正統派モダンホラー 直球モンスター系ホラー 犬と女性に感情移入できるかどうか? おススメ度:★★★☆☆ 前にも、一度紹介したクーンツだが、本国ではスティーブン・キングとモダン・ …

声優(森川智之/岩波新書)~読書メモ(010)※長編のため本編記事として

読書メモ(10) 「声の職人」が伝える声優の極意 著者本人の経歴を綴る おススメ度:★★★☆☆ 本書の著者である森川智之は、現役の声優であるとともに、個人事務所社長として声優のマネジメントや声優志望者 …

絶滅危惧の地味な虫たち(小松貴/ちくま新書)

失われゆく自然と虫たち 虫探索のために全国を飛び回る著者の熱意 少しは虫が好きになるかも おススメ度:★★★☆☆ 【はじめに】 先日、図書館から『目からウロコの自然観察』(唐沢孝一/中公新書(Ama) …

幽霊たち(ポール・オースター/新潮文庫) ~中程度のネタバレ注意

新米探偵への奇妙な依頼 抽象的であり、具体的でもある不思議な世界 意図が分かるようなそうでないような…… おススメ度:★★★☆☆ このサイトで、このタイトルから直球ホラーを期待された方には申し訳ないが …

現代百物語 因果 (岩井志麻子/角川ホラー文庫)

2ページ完結の短編ホラー99話 密度の濃い一味違う短編ホラー 恐怖よりも悪意を感じる作風 おススメ度:★★★☆☆ このブログでも良く取り上げている「本当にあった怖い話」系の本だが、今回は、あの「ぼっけ …

古井由吉「木曜日に」を読む

円陣を組む女たち(古井由吉/中公文庫) 古井由吉の処女作「木曜日に」を読んでみる。 はじめの頃から「古井由吉」は「古井由吉」だった。 分明と不分明をかきわけながら確かめる存在のありどころ。 おススメ度 …

最近読み終えた作品(2018年4月) ~黄色い雨/戦う操縦士

黄色い雨(フリオ・リャマサーレス、木村榮一〔訳)/河出文庫) 戦う操縦士(サン=テグジュペリ、鈴木雅生〔訳〕/光文社古典新訳文庫) 最近読んだ海外文学の感想です。 朽ちていく村と運命を共にする「私」( …

雨月物語(上田秋成、佐藤至子〔編〕/ビギナーズ・クラシックス日本の古典)

『雨月物語』の簡単な成立状況などが分かる 古典への取りかかりにイイ本 和歌や漢詩が効果的に使われているのがよく分かる おススメ度:★★★☆☆ 『雨月物語』は、以前の記事(2017年9月19日)に円城塔 …

百年前のバルセロナで何が起こっていたのか

悪女(マルク・パストル、白川貴子〔訳〕/創元推理文庫) カタルーニャを知る事典(田澤耕/平凡社新書) 死体泥棒(スティーヴンソン、吉野由起〔訳〕/集英社文庫ヘリテージシリーズ『スティーヴンソン』より) …

シェアメイト(角川ホラー文庫/新津 きよみ ) ~【新刊】2018/3/24発刊

恐怖というより不安の物語 女性の一人称で語られる家にまつわる短編6つ はっきりと幸不幸が決まらない不思議な読み心地 おススメ度:★★★☆☆(3.5という感じ) 角川ホラー文庫というのは非常に貴重な存在 …

道元「典座教訓」(藤井宗哲〔訳・解説〕/ビギナーズ日本の思想)

禅寺の食事係の僧である典座(てんぞ)について 食事による身体と心の涵養 精進料理と言ってもヴァラエティは豊富 おススメ度:★★★☆☆ 生きることにおいて最も必要なのが食事をとることなのは言うまでもない …

スタートボタンを押してください(アンソロジー、中原尚哉・古沢嘉通〔訳〕/創元SF文庫)

「ゲームSF傑作選」という副題。 ビデオゲームの小説化であるとともに、フィクションがゲームと人間の未来を描きだす。 人生そのものもゲームのよう(月並み)。 おススメ度:★★★☆☆ ビデオゲームが登場し …

ヴェトナム戦場の殺人 (デイヴィッド・K・ハーフォード(著)、松本 剛史(翻訳)/扶桑社ミステリー)

ヴェトナム戦争の米軍の内部犯罪物 実にまっとうなミステリ ヴェトナムへの掘り下げ度は浅い おススメ度:★★★☆☆ 霊能者や呪いに少々食傷気味な気分で、タイトルだけで選んだ一冊。ミステリは数あれど、ヴェ …

雪の階(奥泉光/中央公論新社)

心中事件を探る推理ものの体をとったもの 奥泉文学の題材を詰め込んだ、ごった煮的作品 いろんなものに目を配った娯楽小説 おススメ度:★★★☆☆ 【時候の挨拶的まえがき】 先日(4/2)、軽い花見をしてき …

夜のくもざる―村上朝日堂短篇小説 (村上春樹(著)、安西水丸(イラスト)/新潮文庫)

どこからどう読んでも村上春樹 入門と言えるのかどうか、良く分からない 元は糸井重里による広告キャンペーン 実は今、熱を測ってみると38.4度となっている。喉が強烈に痛いので、扁桃腺炎の可能性が強いが、 …

南海トラフ地震(山岡耕春/岩波新書)

真面目な南海トラフ地震の考察 その脅威を正しく知ることができる 過度に煽らない学術的姿勢 おススメ度:★★★☆☆ マグニチュード1以上の地震は年間6000回以上も起きているという日本列島。これは一日約 …

魔境遊撃隊・第一部/第二部(栗本薫/角川文庫)

「栗本薫」が登場する、南島でのクトゥルー作品 ライトなエンタメで、とくに怖くはない。 「グイン・サーガ」の着想を得たという記念碑的作品 おススメ度:★★★☆☆ これまた、『All Over クトゥルー …

ぼぎわんが、来る(澤村伊智/角川ホラー文庫)

2018/03/21   -★★★☆☆
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正統派の化け物系ホラー 視点の転換は新鮮 ただし、後半は半ばマンガ…… おススメ度:★★★☆☆ 「映画化決定! 全選考委員が絶賛した第22回日本ホラー小説大賞受賞作!」という華々しいキャッチコピーもあ …

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