3行で探せる本当に怖い本

ホラーを中心に様々な作品を紹介します

「 きうら 」 一覧

ケレスの龍(椎名誠/角川書店) 〜あらましと軽いネタバレ、武装島田倉庫との比較

2017/06/20   -★★★☆☆
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崩壊後の世界での奇妙な冒険 「武装島田倉庫」がベースだが大幅に明るい 著者が楽しく異世界を「旅行」している おススメ度:★★★☆☆ (あらまし)北と南の戦争が終わってかなり経ち、経済や文化もだいぶ復興 …

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち (ティム・バートン監督) ~感想と軽いネタバレ

異能者たちの苦悩と戦い 純粋なエンターテイメント映画 不満もあるが概ね良くできている おススメ度:★★★★☆ (あらすじ)リア充になれないオタク系男子のジェイクは、祖父の謎の死に遭遇する。祖父は奇怪な …

波よ聞いてくれ(1) (沙村広明/アフタヌーンコミックス)

ラジオにまつわるドタバタコメディ ちょっとオタク風な作風 作者が伸び伸びとしている おススメ度:★★★☆☆ (あらまし)繁盛しているカレー店の女性店員であるミナレは、仕事はできるが、恋人に50万持ち逃 …

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(任天堂/Nintendo Switch) ~初代をリアルタイムで遊んだ40代のファーストインプレッション

初代を彷彿とさせる厳しい難易度。死にまくる 再序盤。派手さはないが、物理演算が地味に面白い ゼルダでもあり、ゼルダでもなし おススメ度:★★★★☆ (はじまり)今回のリンクは、どうやら100年の永い眠 …

インキュバス(レイ・ラッセル ・著、大伴墨人・翻訳/ハヤカワ文庫) ~感想とあらまし、軽いネタバレ

あるアメリカの町を襲う強姦魔の正体とは? 強いエロ・グロ傾向あり。閲覧注意。 ミステリとしての落ちはまあまあ。 おススメ度:★★★☆☆ (あらまし)ある田舎町であるガレンで、連続強姦事件が起きる。強姦 …

ドラゴンランス戦記 (1) (マーガレット・ワイス(著)、トレイシー・ヒックマン(著)、安田均(翻訳)/富士見文庫)

完成されたファンタジー娯楽大作 魅力的なキャラにスリリングな展開 あえて書けば、全てのラノベの原点的存在 おススメ度:★★★★★ こんな古い本(昭和62年初版)を引っ張り出して批評するサイトも今は少な …

仮面病棟(知念実希人/実業之日本社) 〜あらましと感想、軽いネタバレ

病院に立て籠もった犯人と医者のサスペンス 文章は読みやすい。キャラもわかりやすい そこそこ楽しいがもう一捻り欲しい おススメ度:★★★☆☆ (あらまし)アルバイトである病院の夜勤についた主人公の外科医 …

あしたのジョー 〜力石戦後から最終話まで(梶原一騎・原作/ちばてつや・画/講談社)

不器用なジョーの生き様に号泣必至 ラスト2巻の鬼気迫る緊張感 デッサンどうこうではなく漫画が上手い オススメ度:★★★★★ (あらまし)宿命のライバルと正々堂々と渡り合った結果、ジョーは力石に敗れる。 …

あしたのジョー 〜力石戦まで(梶原一騎・原作/ちばてつや・画/講談社)

孤独な男の不屈の闘志 前半はややスローな展開 ジョーと力石の魂の交流に感動 オススメ度:★★★★★ (あらまし)私以上のお年の読者の方には説明不要と思うが、天涯孤独の流れ者、不良少年ジョーが汚いドヤ街 …

トロッコ(芥川龍之介/岩波文庫)〜趣向を変えて誰でも書けるオリジナル感想文風(小学生向け・理論編)

名作トロッコの感想を小学生風に これでだれでも「普通」の感想文を量産 さらに「良」をもらえるポイントも解説 おススメ度:★★★★✩ はじめに 読書感想文、それはほとんどの人にとって面倒な障害物に過ぎな …

風の歌を聴け(村上春樹/講談社) 〜あらましと感想、軽いネタバレ

悟ったような青春の一夏の追憶 著者の自伝的デビュー作 すでに作家として完成している おススメ度:★★★★☆ 読む終わって感じるのは「これは全く村上春樹そのものじゃないか」という奇妙な感慨である。デビュ …

グスコーブドリの伝記(宮沢賢治/ちくま文庫) ~あらましと感想

残酷で美しい少年の成長記 静かなラストに深い余韻 宮沢賢治史上、最大のエンターテイメント小説 おススメ度:★★★★✩ 私の母が宮沢賢治のファンで、幼いころに「銀河鉄道の夜」を読めと、私に盛んに薦めてき …

メルキオールの惨劇 (平山夢明/ハルキ・ホラー文庫)  ~あらましと感想、軽いネタバレ

エキセントリックな文章と物語 ケレン味たっぷり 普通の悪趣味幻想小説 おススメ度:★★✩✩✩ 書評サイトとしては反則なのかもしれないが、Amazonのレビューが高かったので、内容を一切確認せずに購入し …

首都消失 (小松左京/ハルキ文庫)  ~概要と感想、かなりのネタバレ

タイトルが全てのがっかりSF小説 首都は消失する、するが…… 読みたいテーマと微妙に違う おススメ度:★★✩✩✩ (あらまし)首都圏に突如発生する正体不明の異変。都心を半径30㎞、高さ1000mにもな …

【発表】恐怖の大王大賞&買った自分がむしろ怖い大賞 ~2017年上半期

2017/05/21   -まとめ
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<恐怖の大王大賞 2017上半期> 【大賞】ぼっけぇきょうてえ(岩井志麻子/角川ホラー文庫) 怖い、キモイ、文学性、どれをとっても超一流。最後の最後、読者を串刺しにするようなセリフ。まさに理想のホラー …

自殺について 他四篇 (ショウペンハウエル/岩波文庫)

短い自殺への考察 論調は自殺の賛美 特に深い示唆はない おススメ度:★★✩✩✩ ショウペンハウエル(アルトゥル・ショーペンハウアー)は、Wikipediaの受け売りで書くと、ドイツの哲学者。仏教精神そ …

ブラッドボーン(PS4/フロム・ソフトウェア)

ホラーアクションRPG 細部までこだわった世界美術 遊べば遊ぶほど良さがわかる おススメ度:★★★★☆ (あらまし)19世紀ヴィクトリア朝をモチーフにした血みどろアクションRPG。このシリーズでは「ダ …

怪奇博物館(赤川次郎/角川文庫) ~あらましと感想、軽いネタバレ

非常に軽い内容のホラー風短編 大学教授と助手のコンビ連作と独立した短編 肩透かし、あるいは息抜き? おススメ度:★★☆☆☆ (あらまし)ドラキュラや謎の箱、呪いなどにテーマを取った7つの短編を収録。同 …

鉄鼠の檻(京極夏彦/講談社) ~概要と感想、若干のネタバレ

レンガ本の真骨頂。分厚い・長い・難しい。 ネタは面白いが、禅の講釈で詰まる。 セルフパロディ化しつつもある。 おススメ度:★★★☆☆ (あらすじ)新しく登場する古物商の今川を皮切りに、おなじみのメンバ …

ゴーストバスターズ2016 (ポール・フェイグ監督)  ~概要と感想、若干のネタバレ

愛のあるリブート。4人の女性がゴースト退治 下品でお馬鹿で露悪的なコメディ オリジナルを愛しすぎている オススメ度:★★★☆☆ オリジナルのゴーストバスターズが公開されたのは1984年で、ちょうど小学 …

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