3行で探せる本当に怖い本

ホラーを中心に様々な作品を紹介します

「 サスペンス 」 一覧

クリーピー (前川裕/光文社文庫) ネタバレあり

「不気味な隣人」がテーマ 途中までは傑作感がある 期待と落胆 おススメ度:★★★☆☆ タイトルの意味は本書の冒頭で、 creepy (恐怖のために)ぞっと身の毛がよだつような; 気味の悪い(『小学館ラ …

連続殺人鬼カエル男 ※完全ネタバレ(中山七里/宝島社文庫)

読みやすいホラー風味のサスペンス・ミステリ どんでん返しは納得の範囲ギリギリ 少しキャラクターが軽いかも おススメ度:★★★☆☆ マンションの13階に住む女性が、顎を貫通するフックに全裸で吊るされる死 …

ゴーン・ガール(デヴィッド・フィンチャー/監督)

「妻」不信を植え付ける不気味なサスペンス どっちもどっちだか、とにかく妻のエイミーが怖い 人間不信を超えて笑えてくる おススメ度:★★★☆☆ いつものように、Amazonプライムの映画一覧を適当に観て …

ヒトでなし: 金剛界の章 (京極夏彦/新潮文庫)

不幸な男が非積極的に人を救う話 ヒトでなしとは善で悪でも無い極北のこと 異様にハマってしまった おススメ度:★★★★☆ 久しぶりに本を読んでいて心地良かった。読まなければならない、という主体性を求めら …

感染領域(くろきすがや/宝島社)

珍しい植物バイオ系サスペンス 途中までは傑作! 不満は無いわけでは無い おススメ度:★★★☆☆ 1/3くらいまで読んだ時は★5でも良いかと思うほど、久しぶりに楽しい作品だった。定番だが、自分の知らない …

ダークナイト(クリストファー・ノーラン /監督)

何かと話題のジョーカー像 ヒース・レジャーはやはりスゲェ 映画としても面白い おススメ度:★★★★☆ 今さら感は満載だが「ジョーカー」が公開中の今、何とはなしに前作に当たる「ダークナイト」を見てみたら …

ビッグドライバー(スティーヴン・キング(著)/ 高橋恭美子、風間賢二 (訳))

レイプされた女性の復習劇 と、夫の連続猟奇殺人に気付いた妻の苦悩 キング節たっぷり、いい意味で不愉快 オススメ度:★★★☆☆ 稀代のモダンホラー作家・スティーヴン・キングの作品を一つも読まれていないな …

チューイングボーン (大山尚利/角川ホラー文庫)

自殺に絡むスリリングなサスペンス 素直に面白い、だが このテーマでこの作風は珍しい オススメ度:★★★☆☆ 【はじめに】 もし、何もこの本について予備知識がないなら、この先の紹介文章も含めて何の情報も …

エッジ 下 (鈴木光司/角川ホラー文庫) ~完全ネタバレ

やっちまったな鈴木光司 あらゆる意味で支離滅裂 素人考えでもありえない オススメ度:★☆☆☆☆ 著者はいったい何を描きたかったのか? 量子物理学的な知識をひたすら打ち込んだ上、この世には並行世界があっ …

エッジ(上)(鈴木光司/角川ホラー文庫)

人が消える怪現象を追う女性ライター 微妙な既視感・疑問・それでも読んでしまった 下巻には嫌な予感しかしない おススメ度:★★★☆☆ 【鈴木光司は終わったのか】 前回「バースディ」を紹介したとき、もう鈴 …

ブルックリンの少女 (ギヨーム ミュッソ (著), 吉田恒雄 (翻訳)/集英社文庫)

恋人の衝撃の告白から始まるスピード感のあるサスペンス 連続少女監禁殺害事件が核となっている 前半は素晴らしい出来、後半は賛否の分かれるところ おススメ度:★★★☆☆ 結婚を決めた美しい恋人との運命の夜 …

湖上の回廊(森水陽一郎/Kindle版)

不気味な色調で始まる謎の多い物語 ミステリ調で始まるが、幻想私小説風に変化する まあ、何というかスッキリしない おススメ度:★★★☆☆ この本、出だしは素晴らしく怪奇的に始まるのである。何しろ主人公の …

リアル王様ゲーム~女子高生.com (しろいちじく/竹書房文庫) ~ややネタバレ気味

「真面目な」サスペンスミステリ 時代を感じる設定(2010年) 面白いような、恥ずかしいような…… おススメ度:★★★☆☆ なんか、ゴメン……基本的に読む本を選ぶときは、内容はあまり確認せず、タイトル …

CUT 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子(内藤了/角川ホラー文庫)

良くできた猟奇系犯罪捜査モノ どことなくコミック的なキャラクター 貶す要素はないが…… おススメ度:★★★☆☆ タイトルからして、本サイトの主旨に合った一冊。Kindleをお持ちなら、サンプルをダウン …

オペラ座の怪人(ガストン・ルルー、平岡敦〔訳〕/光文社古典新訳文庫)

リのオペラ座を舞台にした憎しみと愛の劇 怪人の境遇に同情できるか 恐怖譚の中にひそむ滑稽さ おススメ度:★★★☆☆ 【簡単なあらすじ】 オペラ座に怪人(ファントム)が出没するという目撃情報が流れだした …

ダーク・タワーII 運命の三人 上 (スティーヴン・キング (著)/風間 賢二/角川文庫)

いきなり超展開するキング流西部劇&ファンタジー スリリングなシーンと比較的退屈なモノローグ アイデア満載。確かにもっと認めて欲しい気持ちは分かる おススメ度:★★★★☆ まずは、これを見て欲しい。 そ …

KAPPA (柴田哲孝/徳間文庫) ~あらすじと感想、軽いネタバレ

沼で人が喰い殺された謎を追うルポライター ホラーでもなく、ミステリでもない、サスペンス系 割と明るい雰囲気の気楽な娯楽小説 おススメ度:★★★☆☆ かなり前に「TENGU」という小説を取り上げたが、そ …

飛騨の怪談 新編 綺堂怪奇名作選 (岡本綺堂/幽クラシックス) ~あらすじと感想、軽いネタバレ

怪談と名のついているが、壮大な歴史伝奇ミステリ ミステリ、因果もの、悲恋もの、歴史、サスペンスが合体 岡本綺堂らしい、読みやすい文体 おススメ度:★★★★☆ 本の紹介にはこうある、以下引用する。 本書 …

生ける屍(ピーター・ディキンスン[著]・神鳥統夫[訳]/ちくま文庫) ~印象と感想

ある島(国家)で行われる実験と、それに携わる男の行末。 ミステリーの要素が付け加わっている、社会派小説のよう。 紹介文というより、印象と感想を。 おススメ度:★★★☆☆ 私は、ディキンスンの作品は一度 …

仮面病棟(知念実希人/実業之日本社) 〜あらましと感想、軽いネタバレ

病院に立て籠もった犯人と医者のサスペンス 文章は読みやすい。キャラもわかりやすい そこそこ楽しいがもう一捻り欲しい おススメ度:★★★☆☆ (あらまし)アルバイトである病院の夜勤についた主人公の外科医 …

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