「 ホラー 」 一覧

牛家 (岩城裕明/角川ホラー文庫)

ゴミ屋敷の清掃員が体験する恐怖 リアルな出だし、シュールな結末 ゾンビ物「瓶人」収録。長さは同量。 オススメ度:★★☆☆☆ このところ、別の世界を覗きたいという欲求から、自分が詳しく知らない職業を扱っ …

ルクンドオ(エドワード・ルーカス・ホワイト、遠藤裕子[訳]/ナイトランド叢書)

著者が見た夢(悪夢)をそのまま書いたという作品群 わかりやすいものから不気味なものまで 内容の唐突さが、たしかに夢を見ているよう おススメ度:★★★★☆ 【はじめに】 著者は、アメリカ出身で、怪奇小説 …

汚れた檻 (高田侑/角川ホラー文庫)

貧困層の泥沼の社会生活をホラー風味で 犬の繁殖現場を舞台にしたエグイ話 落ちが……と、個人的な既視感 おススメ度:★★★☆☆ 読み始めてすぐにデジャブに襲われた。それもそのはず、最近紹介した「うなぎ鬼 …

放送禁止(長江俊和/角川ホラー文庫)

放送禁止のドキュメンタリーのレポートという形式 もともとがフェイク・ドキュメンタリー どちらかというと意味が分かると怖い話 おススメ度:★★★☆☆ 発行されたのが10年以上前だが、あまりそんなことは感 …

恐怖・地獄少女 Kindle版(日野日出志/Amazon)

昭和のトラウマ漫画家の代表作 グロさよりも哀切極まる まあしかし強烈な作風だ おススメ度:★★★★☆ あまり流行に左右されない(というより単に知らない)本サイトであるが、銚子鉄道のニュースから「まずい …

えじきしょんを呼んではいけない (最東対地/角川ホラー文庫) ~ネタバレ気味注意

怪人系不条理(?)ホラー 設定は面白いが色々大雑把 許せるタイプのホラーファンに おススメ度:★★☆☆☆ ツッコミどころ満載という意味で、近年稀にみる怪作ではないかと思ったが、全体の構造が、先達である …

幻視(米山公啓/角川ホラー文庫)

比較的スリリングな医療系ホラー テンポが速くて読みやすい 落ちはちょっと おススメ度:★★★☆☆ (あらすじ)ライブ会場でいきなり頭から血が噴き出してロックシンガーが死亡した。同時期、同様の症状で死亡 …

怪異十三(三津田信三〔編〕/原書房)~読書メモ(014)

読書メモ(14) 三津田信三自身が「本当にぞっとした作品」を選ぶ 直球の怪談といった印象 おススメ度:★★★★☆ 『怪異十三』は、ホラー作家の三津田信三(著者の作品で本サイトで紹介した本:「凶宅」「禍 …

ノロイ―小林雅文の取材ノート(林巧/角川ホラー文庫)【※注 決定的なネタバレあり】

自宅が焼失・失踪した作家の取材ノートの中身 呪いは存在するのかというテーマ 中々テクニカルである おススメ度:★★★☆☆(予備知識が無ければもう半個★プラス) ある実在の怪談蒐集作家の自宅が全焼し、妻 …

キャリー(スティーヴン・キング、永井淳〔訳〕/新潮文庫)~読書メモ(013)

読書メモ(13) キングの処女長編 テレキネシス(念動能力)をもった少女の大破壊的復讐までの顛末をドキュメンタリー風に おススメ度:★★★☆☆ 全世界というか、日本で広く読まれているスティーヴン・キン …

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。【映画】(アンディ・ムスキエティ監督)

キングの有名な原作の「一部」を描く 特別怖くもキモくないのは文化が違う? 少年たちの友情物語としてはまずまず おススメ度:★★★☆☆ 映画化されたスティーブン・キングの作品では、ミザリーやグリーン・マ …

幽霊海賊(ウィリアム・ホープ・ホジスン、夏来健次〔訳〕/ナイトランド叢書)

ホジスンの海洋奇譚 謎の影につきまとわれる恐怖 徐々におとずれる怪異 おススメ度:★★★★☆ 【物語のあらすじ】 「わたし」ことジェソップが、自らの遭遇した怪異体験を語るという内容の物語です。サンフラ …

動きの悪魔(ステファン・グラビンスキ、芝田文乃〔訳〕/国書刊行会) ~ネタバレあり感想

グラビンスキ短篇集の本格的な初邦訳 鉄道にまつわる(神秘主義的)怪談集 鉄道のもつ「動き」や怖さが感じられる おススメ度:★★★★☆ 【まえがき】 グラビンスキという、「ポーランド文学史上ほぼ唯一の恐 …

クトゥルーの呼び声(H・P・ラヴクラフト〔著〕、森瀬繚〔訳〕/星海社)

ラヴクラフトの入門書的作品集 クトゥルーにまつわる海洋ホラーを中心に 巨大な力に抗えない人の無力さ おススメ度:★★★★☆ さて、本書は去年の秋に、「クトゥルー神話生誕100周年記念」として刊行されま …

川を覆う闇(桐生祐狩/角川ホラー文庫)

不潔と清潔とのたたかい とにかくお下劣ばんざい でも、文章(文体)は、まとも おススメ度:★★☆☆☆ 【まえおき】 一か月に15冊くらいの本を読んでいる。図書館で借りてきて部分的に読む(見る)ものを含 …

とんでもない死に方の科学(コーディー・キャシディー、ポール・ドハティー/梶山あゆみ〔訳〕/河出書房新社)

45通りの死に方を科学する ありうるものから想像を絶するものまで ユーモア(ブラック)を含みつつ、まじめに考察する おススメ度:★★★☆☆ 本書は、「スティーヴン・キングとスティーヴン・ホーキングを足 …

飯降山(まんが日本昔ばなしより)~話の全容(ネタバレ)と感想

3人の尼さんの山での修行の顛末 人間の業の深さを描く ラストの変貌ぶりが怖い おススメ度:★★★★☆ はじめに 以前、「十六人谷」を紹介した時にも断ったことだが、この作品も現在、正式なルートで手に入れ …

CUT 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子(内藤了/角川ホラー文庫)

良くできた猟奇系犯罪捜査モノ どことなくコミック的なキャラクター 貶す要素はないが…… おススメ度:★★★☆☆ タイトルからして、本サイトの主旨に合った一冊。Kindleをお持ちなら、サンプルをダウン …

オペラ座の怪人(ガストン・ルルー、平岡敦〔訳〕/光文社古典新訳文庫)

リのオペラ座を舞台にした憎しみと愛の劇 怪人の境遇に同情できるか 恐怖譚の中にひそむ滑稽さ おススメ度:★★★☆☆ 【簡単なあらすじ】 オペラ座に怪人(ファントム)が出没するという目撃情報が流れだした …

残穢(小野不由美/新潮文庫)~読書メモ(011)&クロスレビュー

読書メモ(11) ドキュメンタリータッチですすむホラー 現代史の見取り図に沿って語られる おススメ度:★★★☆☆ あちこちのホラーサイトで「怖い」と紹介されていて(確か)、当ブログでもきうら氏が「久々 …

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