「 成城比丘太郎 」 一覧

女生徒(太宰治/角川文庫・青空文庫)~感想文を楽に書くシリーズ(小学校高学年〜中学生向け例文)

作品は女生徒に仮託した語り。 小学生を想定した感想文。 部分的に適当にきりとってお使いください。 おススメ度:★★★☆☆(作品としての評価) はじめに (戯言のようなまえがき) 読書感想文は、なぜいや …

吉増剛造詩集 (吉増剛造/ハルキ文庫)

(異例の編者冒頭注)今回は詩集ということで、一般の読者の方には敷居が高いと思われるが、この紹介文を書いた私の盟友の文章も相当ぶっ飛んでいる。どこからどこまでが原典で、どこからが感想なのかが良くわからな …

バーナード嬢曰く。<1巻> (施川ユウキ/一迅社)

読書家(ぶりたい人)必読のマンガ。 本を読んだつもりになれ…いや、読みたくなる一冊。 こんな学生は、なかなかいないだろうな。 おススメ度:★★★★☆ このマンガは、去年アニメ化もされ、今さら取り上げる …

家(栗本薫/角川ホラー文庫) ~感想と軽いネタバレ

新築の家と、家族にまつわる恐怖。 一人の主婦を襲う怪奇現象。 たいして怖くはない。 おススメ度:★★☆☆☆ 専業主婦の「規子」が、念願のマイホームを、郊外の新興住宅地に新築し(資金は夫が出したものだが …

絲的サバイバル(絲山秋子/講談社文庫)

本当に、簡単に読めるエッセイ。 一人キャンプの、絲山的堪能法。 これを読んだ後には、酒と、旨いメシが食いたくなる。 おススメ度:★★★☆☆ 芥川賞作家絲山秋子、このエッセイ連載当時、40歳になったとこ …

夜の夢見の川(中村融・編/創元推理文庫) ~あらましと感想、軽いネタバレ

12編の「奇妙な物語」。 ホラー要素もあるが、どこかとらえどころのない話。 翻訳ものに向かない人には、あわないかも。 おススメ度:★★★☆☆ 『麻酔』(クリストファー・ファウラー)…歯科治療にきた「サ …

杳子・妻隠(古井由吉/新潮文庫)

世間から閉じこもりがちの、一組の男女の奇妙な恋愛。 病の物語といえる。 匂い立つようなエロスが少々。 おススメ度:★★★★☆ 『杳子』は、古井由吉の芥川賞受賞作品です。粗筋としてはこれといった複雑なも …

怖くて眠れなくなる感染症(岡田晴恵/PHP研究所)

軽く読めるが、中身は結構重い。 身近にある、気をつけるべき病気。 海外渡航する人は特に注意。 おススメ度:★★★★☆ 感染症というのは、人間誰しもかかるし、いつ発症してもおかしくない病気です。(201 …

人生の短さについて他2篇 (セネカ/光文社古典新訳文庫)

正しい時間の使い方とは。 今忙しく働いている人が読んで、はたして実践できるかどうか。 「他2篇」の方が役に立つかも。 おススメ度:★★★☆☆ セネカは日本ではよく売れているようです。私の手元にある岩波 …

淫売婦・死屍(しかばね)を食う男(葉山嘉樹/ゴマブックス) ~あらましと感想、軽いネタバレ

幻想とホラーの混じった短編。 少し作り物めいているが、妙に後に残る。 夏の夜のお供にどうぞ。 おススメ度:★★★★☆ 『淫売婦』は、ある男の体験談。事実なのか幻想なのか分からないという、なんだか覚束な …

哲学塾の風景(中島義道/講談社学術文庫)

実況感覚でおくる哲学書読解と、<哲学>実践。 特に何かに役立つわけではないのが、この塾のミソ。 哲学的センスのない人は、哲学書を読む必要がない。 おススメ度:★★★★☆ 哲学者中島義道が、<本当に>哲 …

百年の散歩(多和田葉子/新潮社) ~概要と感想、軽いネタバレ

ベルリン観察記のような体裁。 次々と湧き起こる連想。 街そのものの持っている記憶がメイン。 おススメ度:★★★☆☆ 「わたし」は「あの人」を待ちながら、「あの人」との関わりを思い浮かべながら、ベルリン …

ムーたち(2)(榎本俊二/講談社)

ムー夫の哲学的な疑問。 「サード自分」を発見したムー夫。 「規理野君」の行きつく先。 おススメ度:★★★★☆ 『ムーたち』1巻の続きである2巻では、ムー夫が「セカンド自分」を駆使して自分なりの発見をす …

船出(上)・(下)(ヴァージニア・ウルフ/岩波文庫)

ヴァージニア・ウルフ作品の中では読みやすい。 若い娘が、人との交流の中で成長していく。 <死>が作品を包み込んでいる。 おススメ度:★★★☆☆ 暗い夜の闇の中を、南米へ向けてロンドンから出港する「一隻 …

海外文豪のこわ~い話(仮) スペードのクイーン(プーシキン/光文社)&グランド・ブルテーシュ奇譚(バルザック/光文社)

二編とも復讐にまつわる怖い話。 現代的な話として翻案できそうな面白さ。 短編で簡単に読める。 おススメ度:★★★★☆ 『スペードのクイーン』の舞台はペテルブルグ。「若い工兵将校」のゲルマンは、勝負好き …

婚礼、葬礼、その他(津村記久子/文藝春秋) ~あらすじ、感想と、ドラマの感想。

披露宴と通夜とのブッキング。 面倒なことをどう乗り切るか。 簡単に読める。 おススメ度:★★★☆☆ 本書の紹介に入る前に、4/22で紹介した『この世にたやすい仕事はない』がテレビドラマ化されていたので …

2666(ロベルト・ボラーニョ/白水社)

850ページを超える分量。しかも二段組。 謎の作家をめぐる、重層的なストーリー。 読書に辛抱強い人向けの本。 おススメ度:★★★★☆ (はじめに)チリ出身の作家ロベルト・ボラーニョの遺作である本書は、 …

海豹島(久生十蘭/ゴマブックスor青空文庫) ~あらすじメイン・一部ネタバレあり

絶海の孤島での、ミステリ的挿話。 読みやすい文章。 かなしげなラスト。 おススメ度:★★★★★ 舞台は、「樺太の東海岸、オホーツク海にうかぶ絶海の孤島」である「海豹島」。時は大正元年三月、「樺太庁農林 …

生誕の災厄(E.M.シオラン/紀伊國屋書店)

シオランの精髄。 トゲのある、おそろしい箴言(しんげん)集。 万人にお薦めしたいが、万人向けではありません(矛盾)。 おススメ度:★★★★★ ルーマニア出身の作家/思想家シオランのアフォリズム集。アフ …

ムーたち(1)(榎本俊二/講談社)

ナンセンス風だが、(屁)理屈の通ったギャグ漫画(エログロなし)。 ある家族を中心にした連作短編。 登場人物の思考や行動に、共感する部分が、ひとつはあるはず。 おススメ度:★★★★☆ 「虚山(むなやま) …

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