「 文学・哲学 」 一覧
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火花(又吉直樹/文春文庫)~ベストセラーを読む(2)、あらすじと感想、軽いネタばれ
ある芸人と師匠の実質二人劇で進行 非常に読みやすい文章とハッとするフレーズ このエンディングの先が読みたい おススメ度:★★★☆☆ (あらすじ)売れない駆け出しの芸人の徳永は、熱海で行われた花火大会で …
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世界の果て(中村文則/文春文庫) ~あらましと感想、軽いネタばれ
暗くて生硬な文章。 ちょっとしたユーモア(のある作品)もある。 面白い本を読みたい人には、おススメしない。 おススメ度:★★☆☆☆ 中村文則の作品を最初に読んだのは、芥川賞受賞作『土の中の子供』で、一 …
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魔法使いの弟子 (ジョルジュ・バタイユ[著]・酒井健[訳]/景文館書店) ~紹介と考察
バタイユの「恋愛論」についての感想。 失われた実存の総合性を回復させるものとは。 デュカスの同名交響詩に少し触れられている。ちなみにダンセイニの小説とは関係ない。 おススメ度:★★★☆☆ (編者注)本 …
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騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編(村上春樹/新潮社) ~あらましとモヤモヤした感想、軽いネタバレ
結局、上手く騙された感じがする とにかく性的メタファーの多い後編 誰かに勧めるかといわれると勧めない おススメ度:★★★☆☆ 第1部を読んだのが3月で、今が7月なのでそれから第2部を読み終えるのに4か …
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海の仙人(絲山秋子/新潮文庫) ~あらすじと感想、軽いネタバレ
「ファンタジー」がつなげる孤独な人たち。 性を介在させない愛の話。 出てくるメシがうまそう。 おススメ度:★★★☆☆ 物語は、春の終わりに、敦賀に住む「河野勝男」のもとに「ファンタジー」となのる男が現 …
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にんじん(ルナール[著]・中条省平[訳]/光文社古典新訳文庫)
「にんじん」とよばれる少年と、その家族の「短編連作」。 何事にもめげない「にんじん」の逞しさ、強情さ。 時折みられる残酷さ。 おススメ度:★★★☆☆ 家族から「にんじん」と呼ばれて、いつもからかわれて …
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尾生の信(芥川龍之介/青空文庫) ~感想とネタバレ、着想を得た「創作小説」
中国故事からとった、美しくかなしい掌編。 何かを待つということは、つらい。 青空文庫の中でも、とても簡単に読める作品。 おススメ度:★★★☆☆ タイトルの「尾生の信」とは、「ばか正直に約束を守るだけで …
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まっぷたつの子爵(カルヴィーノ/岩波文庫) ~あらましと感想、ネタバレあり
カルヴィーノ作品中屈指の読みやすさ。でもちょっと残酷。 身体が半分に引き裂かれた子爵の物語(寓話)。 老若男女すべての人向けで、感想文の対象に最適。 おススメ度:★★★★★ (あらすじ)語り手の「ぼく …
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ゆらぐ玉の緒(古井由吉/新潮社) ~感想というより、応答のような創作
これといった話の筋はない。 現在から過去へ、時空を自在に往き来する随想。 私の感想というより、(応答のような)創作。 おススメ度:★★★☆☆ (編者追記・内容の概要(Amazonの紹介文の転記))陽炎 …
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女生徒(太宰治/角川文庫・青空文庫)~感想文を楽に書くシリーズ(小学校高学年〜中学生向け例文)
作品は女生徒に仮託した語り。 小学生を想定した感想文。 部分的に適当にきりとってお使いください。 おススメ度:★★★☆☆(作品としての評価) はじめに (戯言のようなまえがき) 読書感想文は、なぜいや …
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トロッコ(芥川龍之介/岩波文庫)〜趣向を変えて誰でも書けるオリジナル感想文風(小学生向け・理論編)
名作トロッコの感想を小学生風に これでだれでも「普通」の感想文を量産 さらに「良」をもらえるポイントも解説 おススメ度:★★★★✩ はじめに 読書感想文、それはほとんどの人にとって面倒な障害物に過ぎな …
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風の歌を聴け(村上春樹/講談社) 〜あらましと感想、軽いネタバレ
悟ったような青春の一夏の追憶 著者の自伝的デビュー作 すでに作家として完成している おススメ度:★★★★☆ 読む終わって感じるのは「これは全く村上春樹そのものじゃないか」という奇妙な感慨である。デビュ …
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グスコーブドリの伝記(宮沢賢治/ちくま文庫) ~あらましと感想
残酷で美しい少年の成長記 静かなラストに深い余韻 宮沢賢治史上、最大のエンターテイメント小説 おススメ度:★★★★✩ 私の母が宮沢賢治のファンで、幼いころに「銀河鉄道の夜」を読めと、私に盛んに薦めてき …
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世間から閉じこもりがちの、一組の男女の奇妙な恋愛。 病の物語といえる。 匂い立つようなエロスが少々。 おススメ度:★★★★☆ 『杳子』は、古井由吉の芥川賞受賞作品です。粗筋としてはこれといった複雑なも …
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正しい時間の使い方とは。 今忙しく働いている人が読んで、はたして実践できるかどうか。 「他2篇」の方が役に立つかも。 おススメ度:★★★☆☆ セネカは日本ではよく売れているようです。私の手元にある岩波 …
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短い自殺への考察 論調は自殺の賛美 特に深い示唆はない おススメ度:★★✩✩✩ ショウペンハウエル(アルトゥル・ショーペンハウアー)は、Wikipediaの受け売りで書くと、ドイツの哲学者。仏教精神そ …
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実況感覚でおくる哲学書読解と、<哲学>実践。 特に何かに役立つわけではないのが、この塾のミソ。 哲学的センスのない人は、哲学書を読む必要がない。 おススメ度:★★★★☆ 哲学者中島義道が、<本当に>哲 …
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ムー夫の哲学的な疑問。 「サード自分」を発見したムー夫。 「規理野君」の行きつく先。 おススメ度:★★★★☆ 『ムーたち』1巻の続きである2巻では、ムー夫が「セカンド自分」を駆使して自分なりの発見をす …
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シオランの精髄。 トゲのある、おそろしい箴言(しんげん)集。 万人にお薦めしたいが、万人向けではありません(矛盾)。 おススメ度:★★★★★ ルーマニア出身の作家/思想家シオランのアフォリズム集。アフ …