3行で探せる本当に怖い本

ホラーを中心に様々な作品を紹介します

キラー・ファイト(阿木慎太郎/徳間文庫)※改題前は「闇のファイター 喧嘩道」

クールな傭兵の正統派格闘小説 人物の構図はまんまジョー 古いけど楽しめる内容だと思う おススメ度:★★★★☆ 紹介文を見て、ピンとくる本というものがある。本読みの勘というか、今読みたいと思わせるフレー …

インテルメッツォ 04-うどん(4コマ漫画)

こういうサイトを運営しているくらいなので妖怪は大好きだ。雪女と言えば何といっても「ドロロンえん魔くん」の雪子姫を思い出す。魅力的なキャラだった。雪女は元の話が話だけに、大体悪役で出てくるような気がする …

最近読み終えた作品(2018年4月) ~黄色い雨/戦う操縦士

黄色い雨(フリオ・リャマサーレス、木村榮一〔訳)/河出文庫) 戦う操縦士(サン=テグジュペリ、鈴木雅生〔訳〕/光文社古典新訳文庫) 最近読んだ海外文学の感想です。 朽ちていく村と運命を共にする「私」( …

インテルメッツォ 03-さとり(4コマ漫画)

中学生の落書きのように見えるだろうが、たぶん、それであってる。こういう漫画をよく中学校時代に描いていた。自らの進歩のなさに感動すら覚える。青年は大人になっても「馬鹿」のままなのだろう。でもまあ、馬鹿な …

感染―J‐HORROR THEATER (角川ホラー文庫/塚橋 一道)

出だしはとても素晴らしい アイデアのコアは平凡 最後は例の投げっぱなし系 おススメ度:★★☆☆☆ 医療モノはハズレなし。最初の30Pくらいを読んだあたりではそう思った。昔懐かしいアメリカのドラマ「ER …

海外文学(小説)おすすめ50作品+α(成城比丘太郎のコラム-02)

非-専門家がおすすめする海外文学(小説)。 私の好きな本、もう一度読みたい本を中心に。 一応ホラー的な、ファンタジー的なものもあります(暗い本も)。 おススメ度:★★★★☆ ※編者注 一応全ての作品に …

インテルメッツォ 02-あかし(4コマ漫画)

20年前の原画を発掘してきた。だから腕立ての絵は変だ。まあいいか。因みにこれは前の二人なのか、付き合った後なのか前なのかは不明だ。具体的な条件を示してくれるのはむしろありがたいと思う。因みに相手がスポ …

【再読】自分の中に毒を持て(岡本太郎・青春文庫)

ある種の人間にはまるでバイブル 実際に道を踏み外し(踏み出し)た人も 全ての満足できない「今」を持つ人に おススメ度:★★★★☆ このサイトでわざわざ再読と記して同じ本を紹介するのは初めてだ。それには …

雨月物語(上田秋成、佐藤至子〔編〕/ビギナーズ・クラシックス日本の古典)

『雨月物語』の簡単な成立状況などが分かる 古典への取りかかりにイイ本 和歌や漢詩が効果的に使われているのがよく分かる おススメ度:★★★☆☆ 『雨月物語』は、以前の記事(2017年9月19日)に円城塔 …

日出る国の工場(村上春樹・著/安西水丸・画/新潮文庫)

工場見学の文章とイラスト どこを切っても村上春樹 30年前のドキュメントで時代を感じる おススメ度:★★☆☆☆ 初版発行が1987年平凡社となっている。およそ30年前である(2018年現在)。そもそも …

百年前のバルセロナで何が起こっていたのか

悪女(マルク・パストル、白川貴子〔訳〕/創元推理文庫) カタルーニャを知る事典(田澤耕/平凡社新書) 死体泥棒(スティーヴンソン、吉野由起〔訳〕/集英社文庫ヘリテージシリーズ『スティーヴンソン』より) …

スタンド・バイ・ミー―恐怖の四季 秋冬編(スティーブン・キング/新潮文庫) ~表題作レビュー

少年たちの冒険と挫折と矜持と 純粋な青春ものなのにホラーに思える キングの半自伝作でキング節炸裂 おススメ度:★★★★☆ 私ごとで申し訳ないが、先日、夜中の2時に猛烈な喉の痛みと渇きで目が覚めた。もと …

ちょっと競走馬を美少女化してみました (成城比丘太郎のコラム01)

お馬さんの擬人化とスマホゲームとアイドルと ゲームをやりたくなる(やらないけど) おススメ度:特になし 本村凌二『馬の世界史』(講談社現代新書・中公文庫)という、馬からみた歴史が簡単に理解できる好著が …

シェアメイト(角川ホラー文庫/新津 きよみ ) ~【新刊】2018/3/24発刊

恐怖というより不安の物語 女性の一人称で語られる家にまつわる短編6つ はっきりと幸不幸が決まらない不思議な読み心地 おススメ度:★★★☆☆(3.5という感じ) 角川ホラー文庫というのは非常に貴重な存在 …

インテルメッツォ 01-ふたり(4コマ漫画)

今年正月の年賀状に友達に送った自作の4コマ漫画を少々改造して載せてみた。そうだ、私は中学生の時には漫画家にもなりたかったのだ。しかし、漫画はストーリーを語るのに時間がかかりすぎるので、小説の方に傾いた …

道元「典座教訓」(藤井宗哲〔訳・解説〕/ビギナーズ日本の思想)

禅寺の食事係の僧である典座(てんぞ)について 食事による身体と心の涵養 精進料理と言ってもヴァラエティは豊富 おススメ度:★★★☆☆ 生きることにおいて最も必要なのが食事をとることなのは言うまでもない …

フォレスト・ガンプ 一期一会 (ロバート・ゼメキス ・監督)

2018/04/14   -★★★★☆
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イノセントな男の数奇な人生 人生の残酷さと優しさと ベトナム戦争のシーンが印象的 おススメ度:★★★★☆ 「Run! Forest! Run!」と叫ぶジェニー。走り出すフォレストは、足に矯正器具を付け …

スタートボタンを押してください(アンソロジー、中原尚哉・古沢嘉通〔訳〕/創元SF文庫)

「ゲームSF傑作選」という副題。 ビデオゲームの小説化であるとともに、フィクションがゲームと人間の未来を描きだす。 人生そのものもゲームのよう(月並み)。 おススメ度:★★★☆☆ ビデオゲームが登場し …

広告の修正

2018/04/10   -お知らせ

Googleの広告、記事中はさすがに見にくいので、設定を切ってみました。すぐには反映されないかもしれませんが、今後は多分表示されないでしょう。それでもだめならこの広告を辞めましょう。4日やって2円とい …

ヴェトナム戦場の殺人 (デイヴィッド・K・ハーフォード(著)、松本 剛史(翻訳)/扶桑社ミステリー)

ヴェトナム戦争の米軍の内部犯罪物 実にまっとうなミステリ ヴェトナムへの掘り下げ度は浅い おススメ度:★★★☆☆ 霊能者や呪いに少々食傷気味な気分で、タイトルだけで選んだ一冊。ミステリは数あれど、ヴェ …

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