- 夏アニメ概観
- アニメしりとりしたい
- すこし競馬っ!
- オススメ度:特になし
【登場人物】
A:ワクチン打ちました。
B:同じくワクチン打ちました。
私:眠い人。
【場所と状況】
まちかどのカフェにいることがまちまちある私。ようやく近所にスタバができた(が、まだ行ってない)。
AさんとBさんが来るまで、『カイメン』(岩波書店)という本を読んでいます。『白い砂のアクアトープ』という作品には、はたしてカイメンは出てきただろうかと考えています。
【前置き】
A:どうもこんばんは。今日は、先週の続きで今年の夏アニメを含むあれこれについて書きたいと思います。よろしくお願いします。
B:こちらこそまたよろしくお願いします。先週はありがとうございました。
私:いえいえ。こちらも元気が出ますので。ところで、Aさんは今日の荷物多いですね。
A:ええ。秋服とか買ったものですから。これ、この帽子もこの前買ったんです。
B:へぇー素敵な白い帽子ですね。
A:そうでしょう(うふふ)。
B:新しい服とか買うとテンションあがりがちになりますよね?
A:そうなんですそうなんです。あなたもそれ新しい靴でしょ?
私:ええそうです。
B:どしたんです? なんかしんどそうですけど。
私:いやそんなことないですよ。今日は薬の副作用がきつくて少し眠いだけです。
A:今回はこの人がボーっとしてるので、適当に進めましょうか。ところで、この前わたしもワクチンの二回目打ってきたんですけど、副反応でましたよー。翌日に腕がだるくて熱も38度5分まで上がりまして。今はもう大丈夫です。
B:そうでしたか。自分も副反応でましてねー。けっこう大変でしたよー。
A:ワクチン接種どうしようかと思ったんですけど、首相が退陣するのを決めたというので、打ってきました。
B:えっ、どういうこと?
A:だって、前政権がワクチン早期接種の準備を整えたじゃないですか。
B:そうかもしれませんね。
A:それって、ワクチン接種を人質に取られてるみたいなものじゃないですか?
B:どうして?
A:だって、国のおかげでワクチン接種させてもらったんだから、政権に文句言えないじゃないですかー。
B:それって、ワクチン接種のために政権批判を封じられるかもしれないということ? だったらAさんの考えすぎですよ。ワクチン打っても批判してもいいとは思いますけど。
私:それは、Aさんの妙に頑なで融通のきかない良い所ですね。
B:変にきちんとした所ですね。
【夏アニメ概観(1)】
A:それでは、夏アニメについて語りたいですけど、Bさんは『かげきしょうじょ!』を見られたのですよね?
B:はい。最後まで面白くて観ました。ああいう成長途上にいる少女たちって劇化しやすいんでしょうね。
A:おそらくそうだと思います。『かげきしょうじょ』自体は、将来歌劇団員としてプロになるための少女たちを描いているうえに、その過程そのものがひとつの劇になってるのだと思います。
B:なるほどなるほど。作品の舞台そのものが歌劇になってると。作品自体が劇的だというわけですね。
A:そういう見方だと、あの作品の中には、入れ子状に劇が詰まってると。
A:登場人物それぞれの人生が舞台の劇のように重なってるんです。『かげきしょうじょ』には色んな登場人物たちの幕間劇が描かれてると思います。
B:確かに確かに。それはドラマや映画でもそうですね。登場人物たちのエピソードが、歌劇団を目指すという本筋と絡まって物語的に深みが出るんですねー。
A:それがオーソドックスな群像劇だと、この人が前に言ってましたけど。
私:言ってましたかね?
A:言ってました。
B:ところで、『かげきしょうじょ』ならぬ、「かぶきしょうじょ」ってありそうですよね?
私:それに関しては、『カブキブ!』というものがすでにあります。
A:あれってクソアニメでは?
私:うーん、今考えるとそれほどクソではないです。
B:へぇーっ、歌舞伎のアニメもあるんですか。すごいなー、アニメ。それにしても、クソアニメとは?
A:クソなアニメでしょ?
私:クソアニメを楽しめるようになれば、一流のアニオタですよ。
A:夏アニメの中にクソアニメありました?
私:もちろんありました。クソアニメのないクールほどつまらないものはないですからね。どれがクソアニメかは個人の趣向なのであえて言いませんけど。
B:クソアニメの判断基準は?
私:客観的にそれを示すのは難しいですねー。しょせんは印象論ですから。ひとつ言えるのは、私はひどいクソアニメがひどく大好きだということです。
B:少し過激な宣言ですね。
【夏アニメ概観(2)】
A:では、続いてですけど。
B:沖縄アニメということで、『白い砂のアクアトープ』という作品を観ました。これはまだ続くんですね。
A:2クール目に入りましたね。
B:これは、家族経営といっていい地域密着型の水族館から、大資本の(?)入った大規模水族館との対比ですよね。
A:そんな感じですね。これは、『花咲くいろは』にも言えることですけど、小資本が大資本に飲み込まれるみたいな(?)。東京から沖縄に落ちてきた(?)風花なんてのは『花咲くいろは』の主人公みたいですよね。
私:まあ、沖縄で風花を受け入れたくくるが、水族館閉館後に、大規模水族館に飲み込まれるわけですから、地方に中央の論理が組み込まれたかんじなので、『花咲くいろは』より複雑かな。
A:いずれにせよ、古びたものは捨てられる運命なんでしょう。わかりやすい構図ですね。
B:では、くくるたちが幻視したあの海の中にいる光景は?
A:それは、もしかしたらストーリーの本筋にこれから関わってくるかもですね。そこら辺はこれから注目ですね。
私:そうですね。「がまがま水族館」の「がまがま」が何を指すのかは分かりませんが、くくるにとっては我慢我慢の日々ですね。
A:そうですねー。
B:ところで、『白い砂のアクアトープ』ってどういう意味なんです? アクアトープを調べたんですけどよく分からなくて。
A:アクアトープ自体の意味はわたしも分かりませんが、なんとなくアクアリウムよりも広い意味合いを持ってると思います。
B:なるほど。アクアリウムだと意味合い的に限定されるけど、アクアトープだと広い感じはしますね。
A:でしょ。沖縄を包む海そのものを表してるのかも。水族館という狭い範囲ではなくて、白い砂のある海岸全体をアクアリウムとして表現できるでしょう?
B:確かに確かに。そう考えると、あのファンタジー光景がひとつの意味を持ちますね。沖縄の土地がアクアリウムとしてのアクアトープだと。だとすると、ティンガーラ水族館は存在論的にタイトルに反するかもしれませんね。
私:でしょうね。『白い巨塔』ってドラマあったでしょ。ティンガーラの経営にはそれを感じますね。水族館の組織としては人間性を感じないという意味です。まあ、適当で言ってるんですけど。
A:確かにね。ティンガーラには、そんなイメージがありますね。合理的だけど融通のきかなそうな。それに、白い砂のイメージって脆い感じもします。
B:どうでしょー。もしこのタイトルが「砂のアクアトープ」なら、脆い感じですけど、「白い砂の」ですから、ここはやはり沖縄を包む海や珊瑚礁全体を表したものと解釈するのがアリかなと。アリアトープ。
A:オヤジギャグとしては、がまがま。がばがば。いえ、まだまだのまあまあですね。
B:勉強しときます。
私:Bさんの言うことに付け加えると、『凪のあすから』にイメージ的に近いかもですね。
B:その作品は前におたく様から教えてもらったやつですね。明日から観てみます。
【夏アニメ概観(3)】
A:では、続いてですけど。Bさんの見られたものでは。
B:『ナイトヘッド』を観ました。自分が以前に観たことのあるドラマ版との違いは分かりませんが、アニメ版はスケールがでかすぎてよく分かりませんでした。
A:これって、セカイ系なんですか? それとも、中二病の肥大化なのか?
私:ナイトヘッドですから、我々の頭脳では捉えきれないものがあるのでしょう。
B:そのわりには、自分でも理解できる内容でしたけど?
私:それは(モゴモゴ)、おそらく映像表現がよかったからでしょう。
A:なんだか、あなたの頭が痛そうなので、次の話題にいきますよー。
B:では次です。気になるタイトルは『出会って5秒でバトル』というものなんですけど。これは観てないんですけど気になります。いったいどういう状況なんでしょう?
A:出会ってすぐにバトるわけでからね。
私:親の仇に会ったからとか?
B:自分の親の仇ですか~。もし、自分の子どもの仇ならすぐにバトルかな。子どもいないけど。
私:そうですねー。親の仇に出会っても、冷静に「なぜ殺したのか?」と質問するので5秒でバトルにはならないですね。
A:5秒というと、すぐに戦うんでしょ。面識があってしかもかなりの恨みがある人じゃないと問答無用でバトらないでしょう。
B:大金がかかった勝負なら?
A:それだとおもしろくないかなぁ。「5秒でバトル」の切迫感がないですね。なぜ「5秒」なのかをおもしろく説明できないと。
私:半額セールのブランドの服が残り1点とか。
A:それはバトりますけど、もうひとこえ。
B:◯◯と◯◯が出会ったら。
A:それはバトルになりますけど、怖いからそういう現実的な想定はやめてー。なんか冷めてしまいましたよ。
B:すいません。では、逆に訊きたいんですけど、おふたりが「5秒でバトル」したいことってあります?
私:ないかなぁ。
A:わたしもないかなぁ。何かあっても1歩引いてしまうし。もし早い者勝ちの状況に陥ってもまあいいやと思ってしまいがちですし。
私:陰キャは1歩引きがちですよね。
B:自分もそういう状況になったらガチガチになるかな。あがり性だし。手に汗かきがちですし。
A:手に汗にぎるエンカウント的なバトルとは縁なさそうですね。わたしたち。
私:天邪鬼の私でもそれには同意です。
【アニメしりとりしたい】
A:では、この人が眠そうなので、これで最後にしましょうか。ちょっとわたしからひとつ企画があるんですけども。
B:なんでしょう?
A:アニメ関連でしりとりしたいんですけども。ウマ娘しりとり見てたらしたくなってきて。
B:どうなのかなぁ。自分はアニメ関連あまり知らないし。
私:おもしろそうですね。アニメだけで? マンガとかは?
A:マンガは抜きで。アニメのタイトルとか登場人物に限ってやりません?
B:どこまで出来るのか分かりませんけど、勉強してこようかな来週までに。まあ、がんばりますっ!
私:がんばってくださいっ!! 私は、登場人物とか名前をきちんと言えなくてもいいならできそうです。正式名称とか知らないのもありますけど。
A:そこのあたりはアバウトでいいです。試しに今度どうです?
私:来週あたりどうです? ちょっと勉強してきます。
A:それでいきましょう。とりあえずまた来週ですね。
【先週の競馬・今週の競馬】
A:競馬についてですけど。凱旋門賞は残念でした。クロノは来たかなと思ったんですが。
B:自分も思いました。
私:そうですねー。あの馬場であの競馬で大負けしなかったんですからクロノはやはり強いですね。
B:ディープは?
私:ディープボンドは、まあ弱かったということでしょうね。確かに馬場が重かったというのもありますけど、本当に強い馬ならどんな馬場でもそれなりに走れますからね。
A:それは、馬場状態を敗因にあげるのは言い訳だと?
B:エルコンドルパサーとかオルフェーヴルなら、上位に来てたでしょうか?
私:だと思います。だいたい、馬場状態とかを敗因にあげるというのはそれしか言うことがないからです。単に弱いだけです。
A:競馬ってシビアですよね。
B:では日本の競馬についてです。スプリンターズSは、ダノンからいったので馬券ダメでした。結局先行の内枠の馬ばかりでしたね。
私:ピクシーナイトは、外枠でも来てたと思いますよ。無理なく先行できるスピードと、抜け出してからの脚。あれは将来バケモノになるかも。まあ、もしグランアレグリアが出てたら分からなかったですけど。
A:メイケイエールちゃんは、それなりに走りましたけど。
B:あれはどうなんでしょ。かなり御しにくいようでしたけど、あれが限界かなぁ。それでも次に期待はもてそうですね。
私:ですね。まあ人気になるだろうから買うかどうかは分かりませんけど。池添が乗るならおもろそうではあります。
B:では今週の競馬についてですけど。
私:今週はのんびり買おうかなと。
B:ヴェロックスはどうです?
私:人気なければ買います。
B:アリストテレスは?
私:人気になるだろうから消そうかな。まだ分からないですけど。キセキは買いますけどね。
B:自分は1番人気からいきます。
A:わたしは見るだけにします。そういうわけで、今日はこれでお開きです。ありがとうございました。また来週に。
B:こちらこそどうもです。来週のしりとりがんばるつもりです。
私:ではまた来週です。すんません、もう半分寝てますので。先に失礼します。ではまたっ!
(成城比丘太郎)