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『夜の声』(ウィリアム・ホープ・ホジスン/井辻朱美・訳、創元推理文庫)〜「読書メモ(80)」

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  • 「読書080」
  • 海洋ホラーの短編集。
  • 海にまつわるホラー。
  • オススメ度:★★★★☆

【近況】

1月はけっこう雪が降りました。九州の競馬場でも雪が降りました。小倉競馬場が雪にうもれることはたまにあります。そのうえ、1月には佐賀競馬場でもレース期間中に雪が大きく降り、被ってました。ちなみに、うちの家の裏にある雪は消えました。

そして、2月に入り、川崎記念ではじまった国内G1級レースの流れは、フェブラリーステークスで本格的な流れになりまする。そのフェブラリーステークスには外国馬も登録して注目されてるようです。またレモンポップの出走(の可否)にも注目が、私の中ではそれほど集まってません。そのレモンポップはレモンスカッシュのことだそうです。私はレモンスカッシュが大好物なのでその点は気になります。

そう、私はレモン(檸檬)が好きなのです。先日、スーパーでフルーツグミが安売りしてました。色々種類はあったものの、私はレモングミだけを購入しました。グミを含むキャンディは、レモンと梅味のをよく買うのです。とにかく、酸っぱい味のものを買えという声が聴こえてくるのです。

酸っぱいというと、甘夏も最近食べてます。もうすぐ八朔(はっさく)も食べるでしょう。オレンジ色系統(?)の果物が好きなんだよなぁ。

【本題〜夜の声について】

ホジスンの『夜の声』が2021年に復刊されました。短編集です。表題作の「夜の声(The Voice In The Night)」は、映画のマタンゴの元ネタになったと言われています。海の怖さ、とくに夜の海になんともいえない怖さを感じたことのある人になら、おもしろ怖く読めると思います。

その他の短編にも、ホジスンの『グレン・キャリグ号のボート』につながるような海洋ホラーを味わえます。『グレン・キャリグ号のボート』については、このブログでも過去(2017年7月)に取り上げてますので、そちらの記事も読んで、さらに作品も読んでもらえると幸いです。

【余談〜冬アニメより】

昨年(2022年)のアニメには、『よふかしのうた』という、夜の街の雰囲気をいかした作品がありました。では、2023年の冬アニメはどうかというと、今のところあまりないです。『ノケモノたちの夜』という作品の夜の描写はまあまあですが、これは現代世界(日本)を舞台にしていないので、夜のアニメ(?)にはカウントされません。

では、現代の日本や現実世界(?)を舞台にした(らしき)もののなかでいうと、『虚構推理(二期)』は前シリーズ同様に、夜の雰囲気をまあまあいかせてます。逆に、『もののがたり』にはあまり夜の雰囲気はないです。それよりも、『スパイ教室』のほうが、夜の雰囲気は出ています。他方で、『おにまい』は明るい昼のイメージが強いです。こんなに昼のイメージが強い作品は冬アニメの中では他にないかも。主人公の名前が「まひろ」というだけに、真昼のイメージのつながるからかなぁ。

ちなみに、『ダンまち』の続編は、ダンジョンの冥さという意味で夜の雰囲気をなぜか感じます。

【次回予告】

来週は、特別企画として、簡単な記念記事を書く予定です。といっても、いつもと変わりはありません。あと、来週から通院とかで少し忙しいので、今月中は簡単なものばかりになると思います。

(成城比丘太郎)


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