3行で探せる本当に怖い本

ホラーを中心に様々な作品を紹介します

★★★★★

きまぐれオレンジ☆ロード(まつもと泉)

投稿日:2020年10月16日 更新日:

  • さよならオレンジロード
  • 追悼記事みたいなもの
  • 劇場版について
  • 劇場版の衝撃度:★★★★★

去る10月6日に漫画家のまつもと泉先生が亡くなった、という報にふれた。ふだん、ちょっとした有名人が亡くなっても、とくにブログ記事にすることはないけど、最近『きまオレ』について書くことや、それの音楽を聴くことがマイブームというか個人的な推しごと?みたいになってたので、何かいろいろ書きたいと思いました。

この前の記事で、『俺ガイル』でも『きまオレ』には勝てなかったみたいなことを書きました。そのわけを簡単にいうと、小学生であんな漫画に触れたら、そりゃあ変な?性癖もつくほどに魂にすりこまれてしまい、あれ以上は望めないと思ってしょーがないです。しかも、あの衝撃的な劇場版を中学生で観てしまったら、もうこれを越えるものはないと思ってしまうのもとーぜん。

その劇場版のことを、原作者は認めてなかったようですが、個人的にはあの映画があったからこそ、今でも『きまオレ』から目が離せない。今年の春にも『きまオレ』劇場版を観ましたが、本当に何度観ても、胸が痛くなるほどにひかるちゃんが可哀想すぎる。かなしみ度MAXですよほんと。小学生の時には、鮎川に憧れてたけど、劇場版を観てしまうと、ひかるちゃんを応援したくなってしまう(劇場版ラストでは、ひかるのポジティブな面が見られたけど)。

その劇場版を、はじめて観たときには混乱してしまって、「なんだこれ、なんだこれ」と思ってしまったけど、三角関係を突き詰めていくと、ああなってしまう可能世界も考えられるよなぁ、と今では思ってしまう。『俺ガイル』で、もしあれをやってしまったら、たぶん炎上どころの話ではないんだろうなぁ。

ひかるちゃんは劇場版で、「逆転できた」というようなことを言ってたけど、しかし最初から恭介は鮎川に惹かれてたので、ひかるちゃんにはほぼノーチャンスだった。鮎川自身は、自分の初恋の男性と、その男性にそっくりな恭介と、そしてひかるとの友情関係という、みっつの板挟み?になっていた。そりゃあ、鮎川がどーしていいのかわからなくなるのも理解はできる。できるけれど、あの劇場版のような関係性の解消はフツーならしないかもしれない。でもまあ、今でも苦しみながら?数年に一度観るほどに好きではあるので、やはり並のシナリオではない。

で、最近『きまオレ』の記事を書いてから、ここんとこずっと『きまオレ』の歌やBGMを集中的に聴いていた。とくに、劇場版の主題歌である「あの空を抱きしめて」(和田加奈子)をよく聴いている。寝る前に、リピートで曲をかけながら目をつむっておると、時々歌詞の内容にひかるちゃんの姿がダブってしまい、気が付いたら落涙してるときがある。ほんまに和田加奈子は、すばらしい歌手だなぁということです。

それにしても、あのテレビアニメをゴールデンタイムで全国放送してたってのは、ほんまにスゴイ時代やったんやなと思う。ほんで、そんな『きまぐれオレンジロード』を、現代において新しく作り直したらどうなるだろうか。とりあえず言えるのは、鶴ひろみさん以上の鮎川は、ちょっと考えられないなぁということです。NHKあたりで、深夜に数クールでしれっと制作してくれんかなぁ(チラッ)

(成城比丘太郎)


-★★★★★
-, , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

わしらは怪しい探険隊 (椎名誠/角川文庫)~お正月限定企画「怖くない」本(きうら)

離れ小島での男だけのキャンプ・エッセイ 「昭和軽薄体」と称された椎名誠の文章技術の真骨頂 笑いとスリルと優しい感動も味わえる おススメ度:★★★★★ 昨年、本サイトをご覧頂いた方もそうでない方も、この …

ルパン三世 カリオストロの城(宮崎駿/アニメ映画) ~ネタバレ感想・観てない人は注意すること

情熱に満ちた宮崎駿監督の最高傑作 ナウシカより、シータより、さつきより、キキより、ラナより可愛いヒロイン(異論は認める) これが「ルパン三世じゃない」というモンキー・パンチの抗議も分かる おススメ度: …

まっぷたつの子爵(カルヴィーノ/岩波文庫) ~あらましと感想、ネタバレあり

カルヴィーノ作品中屈指の読みやすさ。でもちょっと残酷。 身体が半分に引き裂かれた子爵の物語(寓話)。 老若男女すべての人向けで、感想文の対象に最適。 おススメ度:★★★★★ (あらすじ)語り手の「ぼく …

フランケンシュタイン(メアリー・シェリー、芹澤恵[訳]/新潮文庫)

「怪物」とは何かを考えながら読むと面白い 怪奇小説の古典だが、文学的にも読める 科学主義の時代を告げる作品か おススメ度:★★★★★ 【前口上】 『フランケンシュタイン-あるいは現代のプロメテウス』は …

ウェンディゴ(アルジャーノン・ブラックウッド/ナイトランド叢書)

大自然の脅威や、不可視の霊威を感じ取れる怪異譚(かいいたん) 読みごたえのある3つの中編 クトゥルー(クトゥルフ)神話を知らなくても楽しめる おススメ度:★★★★★ イギリスの怪奇作家、ブラックウッド …

アーカイブ