- 「コラム042」
- 妖怪について語ります
- すこしだけ競馬
- オススメ度:特になし
【登場人物】
K:高校生。先週ライブしました。
私:たぶんこの私のこと
【場所】
まち角で見つけた素敵なオープンカフェ(あったかいオレンジティーと芋のドーナッツめっちゃ飲み食いしてぇー)。
【たわいない対話】
K:どうもこんにちは。今回も来てくださりありがとうございます。
私:いえいえ。私なんぞでよければ話をききますよ。
K:ところで、先週の僕たちの配信ライブ観てくれました?
私:いや、観てません。
K:えー、なんで?
私:なんでって、「見てくれ」とは言われなかったので。
K:えー。そりゃまあ確かに「見てください」とは言わなかったですけど。
私:冗談ですよ。まあスマホでしか観られないので、観たとしても30分くらいで目がしんどくなりますし。
K:では、DVDかなにかにしますので観てくれますか?
私:それは観ますよっ!
K:ところで、今日も頭痛そうですか?
私:今日は少しズキズキしますね。この前涼しかったのに、今日は少し暑いからですかね。
K:それ、軽い熱中症かもしれませんよ。
私:そうなんですか?
K:ええ。テレビでとある医師が言ってたんですけど、そういうズキズキする痛みは軽い熱中症かもって。
私:なるほど確かに。偏頭痛とは違う痛みですから、そうかもですね。
K:大変そうですか?
私:いや、昔からよくあることなので。小学生の時には学校で吐いたこともあるくらいでしたけど、今はもう、そういうことはないですかね。
K:学校で吐くって、ぼっちちゃんみたいですね。
私:それは、『ひとりぼっちの◯◯生活』のぼっちちゃん?
K:そうですよ。ご存知ですよね。学校で吐いたってことは、「ゲロ」って言われたりしました?
私:いや、私の通ってた小学校の子供たちはみんな優しかったのでそんなことは言われませんでした。みんな心配してくれましたよ。
K:そこら辺はみんな素直な子だったんですね。まあ、僕の高校でも苦しんでる人をバカにする人はいませんけど。
私:素直なのがやっぱ一番です。
【何の用かい?】
私:それで、今日はどのような用ですか? 読書感想文は書き終わったんですよね?
K:はい、読書感想文は書き終えて提出しましたけど、別の課題がありますので、それについてお訊きしようかと。
私:また別の課題を書くのですか?
K:はい。今月末までに提出しようかと。課題は、妖怪についてなんですけど。
私:妖怪って、あの鬼太郎とかの妖怪?
K:はい。この前、『妖怪がやってくる』(佐々木高弘・著)という本を読んだのですけど。
私:それは私も読みました。ところで、妖怪は好きなんですか?
K:ええ。最近とみに好きになりまして。それで、妖怪の本を読んで課題を仕上げようかと。書くことは決まったんですけど、提出する前にあなたに妖怪についてお訊きしようかと思いまして。
私:そうですか。妖怪は私も大好きなんですけど、それほど詳しくはないんですよね。妖怪のイラストとか妖怪アニメとか好きなんで昔からよく観てましたけど、「妖怪学」みたいなのはよく分からないんです。
K:この本を読んで何か分かるかなと思ったんですけど、イマイチ分かったようで分からないんです。
私:そうですねー。鬼という概念についての解説が曖昧、というかきちんと説明できてない気がします。鬼と妖怪を同質なものとして捉えていいものかどうかが書かれてません。それと妖怪アニメについてもいい加減な書き方ですね。
K:最近のものだと、『夏目友人帳』とか『妖怪ウォッチ』とか『鬼滅の刃』とか取り上げてますよね。
私:そうですね。夏目とか妖怪ウォッチは別にいいんですが、鬼滅ヒットについての説明がヒドイですね。
K:どうヒドイのですか?
私:それについては言うほどのものではないですけど、まあ、あえていうとですね。鬼滅のブームについての説明ですね。いや、もう悲しくなるくらいつまらない説明なのでやはりこれ以上何も言いたくありません。
K:そうですか。では、漫画やアニメの妖怪を省いて課題を提出します。他にも、妖怪の本をいくつか読んでみます。
私:その方が良いと思います。この本だけだと、妖怪が何なのかは分かりにくいと思いますので。話し半分で読んだほうがいいでしょう。
K:あなたの言うことも話し半分で?
私:私の言うことは、七割五分は誇張だと思ってください。
K:胡蝶ですか、鬼滅だけに?
私:しのびながら生きてます。
K:しのぶというと、忍野忍ですね。
私:化物語ですね。そういや、化物語も妖怪ものに入るのかな。
K:この本的には、化物語も妖怪ものだと思います。
私:化物語では怪異という扱いですけど、この本的にはどんな存在も妖怪になるようですから、化物語も妖怪ものでしょうね。
K:化物語は吸血鬼ものでもありますね。この本では、鬼滅の刃も妖怪として扱ってますもんね。鬼は妖怪ってことですか?
私:鬼は妖怪とは必ずしも全一致しないと思うのですが。ちょっとこの本はよく分かりません。私の勉強不足でしょう。この本は、何とも面妖です。
K:なるほど。この本について、ようよう分かってきましたよ。
【妖怪に例えると?】
K:ぶしつけですけど、あなたを妖怪に例えるとなんでしょう?
私:やっぱり天邪鬼でしょうね。
K:でも、さきほど「素直なのが一番」と言ってましたけど。
私:天邪鬼だからですよ。
K:えっ、どういうことですか?
私:自分が素直じゃないからですよ。天邪鬼は素直になれないでしょ。
K:でも、天邪鬼という性格(?)は、むしろ素直に自分の性質を現したものだとおもうんですけど。素直にひねくれる、という性格ですね。
私:なるほど確かに。って、頷いてたら天邪鬼じゃないか。
K:なんか、「クレタ人はみんな嘘つきだ」みたいなパラドックスですね。
私:「天邪鬼はみんな素直」みたいなかんじですか? だとしたら、天邪鬼を卒業しないと。
K:ところで、アマノジャックっていう競争馬はいませんかね。
私:急に競馬? 聞いたことないですね。いてもおかしくはないですねそれ。
【妖怪見たことある?】
K:それでは、妖怪を見たことありますか? 僕は見たことないんですけど。
私:まあ、妖怪ならぬ陽キャならいくらでも見るけどね。そういや、陽キャこそ妖怪みたいなもんだわ、自分にとって。ある意味妖怪より怖いわー。
K:あなたは陰キャですもんね?
私:どちらかというとね。わたくし、陰キャ帝国の住人です。
K:すげースケールの小さな帝国。どんな帝国やねん。
私:殻にとじ込もって出てこないから守備力は高いですよ。でも攻撃には弱いので攻撃しないでください。
K:カタツムリみたいなのをイメージしてしまいましたよ。そんなことより妖怪なんですけど。
私:ところでさあ、陽キャな妖怪ってどんなんだろね。
K:そりゃ、パリピなんじゃないですか。
私:そっか、妖怪にも明るいやついそうだし。逆に、暗い所が好きなやつもいるしね。あかなめなんかジメジメしてそうだから陰キャかなぁ。
K:まあ、そうでしょうね。っていうか、本物の妖怪のはなしなんですけど。見たことあります?
私:見たことはないですかね。学校の怪談とか七不思議とかに出てくるやつを実際に見たことないですし。でも、小学校とかで古くからいる用務員のじいちゃんとかを「学校の妖怪」みたいなかんじで呼んでましたかね。
K:ああ、それなんとなくわかります。
私:私らの小学生時代には、戦争に行ってた人が現役でいたんで、そういう人らの雰囲気って他の人と違うところがあったんですよね。まあ、偏見ですけど。
K:確かに確かに。違う世界の人っていう雰囲気を漂わせた人っていますよね。
私:大昔は、そういう自分らの常識から離れたような存在を妖怪としてひとくくりにしてたのかもしれませんね。
K:では、あなた自身が妖怪にあたるのでは?
私:そう受けとる人がいれば私も妖怪になるのでしょうね。
K:今考えてたんですけど、あなたを妖怪にするにはちょっとまだ資格がないような気もします。妖怪ってもっとスゴイ存在でもありますからね。
私:まあね。ネズミ男より役に立たないかも。食べるか駄弁るかサボるかしかできないですからね。
K:食べるのは僕も好きですけど。
私:そういやこの前、晩飯にチャーハンと天津飯とうな重をほんまに食ったん?
K:結局、うな重だけにしました。今夜は天津飯にしようかなと。あなたは酒飲むんですか?
私:そうですねー。酒買って家で飲むかな。
K:僕もはやく酒飲みたいですよー。
私:その時が来るのを待ってますよ。
K:酔っぱらうという感覚はどんなのでしょうね。
私:ま、その時になったら分かりますよ。二十歳になったら、一緒に酔うかい?
【競馬けいばっ!】
K:先週の新潟記念ですけど、プレシャスブルーはもう一息でしたね。
私:そうですね。マイナス体重がすこしだけ響いたかな。次も買いますけど、馬体重に注目しときますね。
K:今週の競馬はどうでしょう?
私:セントウルステークスは、クリノガウディーとピクシーナイトはここである程度の結果出したいでしょうから注目です。そして、シゲルピンクルビーは、左回りがどうかですけど人気は落としそうなので狙います。シゲルピンクルビーにとってもここが本番かもしれませんし。
K:その三頭はグラスワンダーの系統ですしね。
私:系統? まあそうですね。
K:ところで、ウマ娘の中のうち、現実の競争馬で一番強いのはナリタブライアンとエルコンドルパサーと言ってましたけど。
私:そうですねー。ナリタブライアンは、2歳(当時3歳)マイルG1と菊花賞を勝ってますからね。しかもナリタブライアンは全盛期の状態に及ばないなかでスプリントG1も走ってそこそこ上位に来てますから、スピードとスタミナがあったわけですね。エルコンドルパサーもマイルG1勝ってますし、長距離も走れると思いますので、やはりこの二頭かな?
K:シンボリルドルフやマルゼンスキーは?
私:その二頭は現役時代を知らないので分かりません。
K:では、オグリキャップは?
私:オグリキャップもマイルと有馬記念勝ってますけど、3000を越える距離はだめかなぁ。なんせスタミナ勝負になった有馬記念負けてますから。
K:テイエムオペラオーは?
私:マイル以下に対応できるスピードがあるかどうか。
K:グラスワンダーは?
私:そうですねー、スピードありますので、もし怪我がなければと思いたいですね。次点かな。
K:他のはどうですか?
私:エアグルーヴは長距離がどうか。フジキセキも長距離だめじゃないかと思ってました。アグネスタキオンも無事でも長距離は苦しいかなと思ってました。そういう意味だとサトノダイヤモンドはもしかしたら調教次第ではマイルG1走れたかもしれませんから、ダイヤが実は4番手かも。
K:へぇー。
私:まあ、私の独断と偏見ですよ。
K:それは分かってます。他に聞きたいのは、あの競争馬をウマ娘にいれてほしいというのはありますか?
私:それについてはすでにこのブログで書いてますけど、付け加えるなら、マチカネワラウカドはウマ娘化できそうですね。
K:なるほど、ワラウカドか。フクキタルの仲間ですね。これは実装されそうですね。
私:実装されても笑ってはいけませんよ。
K:なぜです?
私:笑いすぎると角がたちますからね。
【飯食って犬散歩させて寝ます】
K:さあ、じゃあ帰ります。本日もありがとうございました。またよろしくお願いします。
私:機会がありましたら。
K:今月末には課題を仕上げたいと思います。僕はこれから飯食って犬の散歩があるので失礼します。
私:では私もこれで。今日は何を食べるんですか?
K:だから、天津飯ですよ。
私:あっそうか。天津飯なら、餃子も食べないと。
K:なぜです?
私:天津飯には餃子(チャオズ)がつきものでしょ。
K:えっ? 何のネタですそれ?
私:ドラゴンボールですよ。
K:その作品は知ってますけど。まあいいや。では、餃子も食います。ではさようなら。
私:さよなら天さん。
K:えっ!?
私:何でもないです。また会いましょう。
(成城比丘太郎)