- 「コラム062」
- 読書家あるある。
- というより、読書中毒者あるある。
- オススメ度:特になし
【私の読書人生に影響を与えた本】
一度は聞かれたことのある質問は、「人生の中で、一番おもしろかった本は?」のような質問でしょう。と言いたいところですが、あまり聞かれたことはありません。もし聞かれたら、「影響を受けた日本人作家(小説家)なら古井由吉」と答えるでしょう。
というわけで(?)、古井由吉の没後から2年が経ちました。この前、古井由吉の対談本である『連れ連れに文学を語る』(草思社)がでました。そのうち読もうと思います。
【読書家あるある】
今回は、読書家にとって「あるある」なことを書きます。以下に書いた「あるある」が、全て当てはまる人がいたら、その人は立派な(?)読書家です。といっても、古いタイプの読書家のことですので、あしからず。
(1)「同じ本を2冊以上所有している」
→これは、序の口。読書家じゃない人でも同じ本を2冊持っていることはありますゆえ。もし、以前読んだ本のことを全く忘れて読んでしまい、しかもそれを再読していると気付かずに楽しんで読書したならば、まあまあな読書家の可能性あります。
(2)「トイレに本を10冊以上常備している」
→これもまた、読書家でなくてもできます。しかし、トイレに本を置くなんてめんどくさいことはフツーならしませんが。
(3)「風呂でも本が手放せない」
→これもまた誰でもできます。私はよく風呂で本を読んでました。今はしません。
(4)「好きな本を聞かれたら、その候補が100タイトル以上頭に浮かぶ」
→これはそこそこ読書家です。私はほとんどの本が好きなので、100どころの話ではないかも。
(5)「旅行先に持っていく本の選定に1時間以上費やしたことがある」
→旅行先に持っていく本の選別どころか、普段の読書でもどれを読むか二時間くらい悩むようになったら、一人前かも。電子書籍ならどれでも旅行先に持っていくことはできますが、どれを読むかはなかなか決められない。
旅行の準備において、まずはじめに旅先にどんな本屋や古本屋があるかをチェックするようになれば本物。早く気軽に旅行で本屋に行きたいものですー。
(6)「アニメやドラマや映画の背景に本屋が出てくると、作品そっちのけでその本屋に注目する」
→現在放送中の『からかい上手の高木さん』のオープニング映像にも本屋が出てきます。高木さんたちはどんな本を読んでるのだろうか、それが気になってしまう。
(7)「山本という姓を、山に関する本と思い込む」
→「本」という字を見るたびに、書物のことが頭に浮かんでしまいます。
(8)「本(紙の本)を週に数冊は買わないと落ち着かない」
→買うだけなら誰でもできます。買わずにはおれない人、つまり、買い物依存症(書物購入欲?)のようなかんじになったら、家は本であふれるでしょう。
(9)「本棚に増えていく本の背表紙を見てニヤニヤする」
→本棚を整理して、本を減らしたら隙間ができます。その隙間を埋めるためにまた本を買ってしまうのです。
(10)「本のことを何よりも愛している」
→やはり書物に対する愛がないとねー。もし電子書籍などでしか本が販売されなくなっても、紙の本を第一に考える人は、真性の読書家です。というか、紙の本を全く読まない人は基本的に読書家ではないという偏見を持ってる人が、頑固者の読書家です。
競馬予想する時に、紙の新聞を見ないという人は競馬好きの人でないのと同じかも?
【結論】
今回の「あるある」は、読書中毒者のあるあるみたいなものになりました。
これらの他にも「あるある」なことはあると思います。機会があればまた「あるある」なことを書きたいと思います。今度書くとしたら、きちんとした読書家あるあるを述べたいです。
(成城比丘太郎)