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ゆでたまごの魔術(きうら・コラム)

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  • 人はなぜコンビニでゆでたまごを買うのか
  • スーパーで1個23円の卵を75円の3倍の値段で販売
  • まあ聞いてくれコンビニエンスの神髄だ
  • おススメ度:★★★☆☆

2022年4月1日現在、Lサイズの鶏卵は10個238円という市場平均値が出ている。とあるコンビニで「ゆでたまご」を買うと1個当たり75円である。

卵を茹でるだけで値段が3倍になっている。それを話すと知人には無駄の極みと言われた。自分で茹でろと。しかし、私はその47円の価格差の正体を知っているのだ。

ゆでたまごは奥が深い。茹で時間によって半熟から固ゆでまで変化する。また適度な塩分の付与、並びに色味、硫黄臭など細やかなチューニングをしないと理想のゆでたまごには到達できない。適当にググった写真のゆでたまご器で短時間に最適なゆでたまごにたどり着けるかというと甚だ疑問だ。

例えば、スーパーで買ってきたゆでたまご。味は同じだったが、殻の剥きやすさが違う。スーパーのはボロボロ崩れて食べるまでに倍の時間がかかる。笑ってしまうような話だが、そういう点にまで気配りをしての3倍値での勝負なのだ。いち個人がそこまで真剣に研究しなくても生卵を同じ味に持って行けるとは思っている。価格だけを考えれば間違いない。

私は卵ではなく便利さ(コンビニエンス)を買っているのだ。ゆでたまごを硫黄臭くなく、色味が鮮やかで、殻が剥きやすい状態で直ぐに食べられる。パッケージは殻のガラ入れに最適だ。計算しつくされた、ただの卵に様々な価値をつけている。

かつて水道以外の水を買う人間は貧乏になると経済通に教わった。日常的に消費するものにお金を払うとコストが莫大になるという警句だ。私は同じ轍を踏もうとしているのかも知れない。

2022年4月5日からはコンビニの商品の一部が15-20%値上げされるという。而して、このような無駄があるだろうか。便利さは時間と≒だ。難しい選択だが、平凡な人間の日常に価格および時間に関して卵に3倍の価値はあるかどうか。

どーでもいいというのが結論である。今が良ければそれでいい。最高のゆでたまごを食べたいとして、今から生卵を買うのはちょっと面倒だ。3倍の値段と言ってもたかだか75円である。75万円ジャナイ。私にはこのワガママを実現する自由が残されているだろう。

こんな切羽詰まった世の中、浪費は慎むべきだ。とはいえ、75円の出費を抑えて得られる幸せとはどんなものなのか。役に立たない布マスクの処理に3.5億円の国費が投入されると聞いた。46万個のゆでたまごが買える。廃棄すれば6,500万円だそうだ。その差額で、コンビニのゆでたまごを呑み助の国民にタダで配ってくれないか。経営難の鶏卵業者を助けることになると思うのだが。本当に経済的に困っている慈善事業団体への寄付でもいいぜ。

まあいいさ。それなりに悩みのある自称エリートの世渡り上手な権力者が土下座しようが更迭されようが庶民の生活は変わらない。笑えない話だが、今の傀儡政権が抹殺されても何も変わらない。仕方ないな。よりマシな世界へ。今よりマシな方へ。そう考えて今日も無理な労働をこなした。けっこう疲れたけど、これが日本の現実だ。昼飯を食わずに残業するのがジャスティスな世界ですよ。戦争されるより随分マシに思えますが、いやはや。どうも。まいったな。

全部、嘘だといいなと思う変にハードな一日でした。

(きうら)



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