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今年2022年の読書振り返り(成城のコラムー89)

投稿日:

  • 「コラム089」
  • 2022年の読書を振り返ります。
  • 今年もありがとうございました。
  • オススメ度:特になし

【ごあいさつ】

今年も当ブログをお読みいただき、ありがとうございました。もし、今日はじめてこのブログを読んだ人がいましたら、ありがとうございます。

さて、ブログの管理人きうら氏がこのブログをはじめてから、今月で6年になるもようです。私が間借りしはじめてからは5年と9ヶ月になります。私としては、あと2〜3年は、何とかこのままのマイペースで、のんびりと書いていきたいと思います。なにとぞよろしくお願いします。

では、今年の読書について振り返りたいと思います。その前に近況から。

【近況】

昨日から、洗濯機の調子が悪くなりました。もう10年もたつので、買い替え時かな。とりあえず、手洗いで洗濯する年末になりそうです。
そして、大掃除の前に、小掃除(?)をしました。大きな掃除はまた明日以降です。

【ホラー、怪奇幻想】

・『新編 怪奇幻想の文学(1)怪物』(新紀元社)

・『新編 怪奇幻想の文学(2)吸血鬼』(新紀元社)

過去(1970年代)に出版された『怪奇幻想の文学』が、今年新たに編集し直して出版されました。現代の読者に届けたいものを新たに訳したものが収録されてます。怪奇幻想の入門としては良いのかも。私はこれから読みますが、感想は書けたら書きます。

それと、去年から今年にかけて、『鬼滅の刃』のヒットの余波(?)からか、鬼や吸血鬼に関する新しいホラーアンソロジーの出版も目立ちました。そのうちそれらの本の感想を書けたら書くつもりです。書けなかったらすいません。

【Twitterと読書】

・永井均『独自成類的人間』(ぷねうま舎)

昨年あたりから、Twitterでの、読書に関する投稿をよく読んでいます。Twitterによる本の紹介や感想には、ブログで本を紹介するのとは違う面白さがあるような気はします。

ところで、哲学者の永井均がTwitter上に書いた短文(?)をまとめた本が、今年少なくとも三冊刊行されました。そのうちの1冊は、このブログで取り上げてます。永井均がTwitterでなした思索や試作(?)や、他者とのやりとりを通してTwitterの妙味を知っていくさまがみえて面白いです。どうやら、Twitterでは、リプに対して返事をしてもいいし、しなくてもいいようなのが、永井均には興味深いようです。

さて、20年前くらいの過去の人にこの本を読ませたら、(掲示板などでの)ネット上のやりとりを書籍化したのかなと思うでしょう。では、未来の人、例えば100年後の世界の人にこれを読ませたらどうなるか。もし、Twitterはおろか現行のネットすら廃れた未来では、現代人とは違う読み方をされるかもしれない。そう考えると、やはりTwitterの書き込みを紙の本で書籍化したのは大きな意味があるかも。皮肉ではないですよー。

永井均は、(学生の)勉強のためにはTwitterを見るよりも、論理的に書かれた内容(文章)の本を読んだほうが良いと書いてます。個人的には、Twitterは情報収集のツールとしては便利だなと思います。その一方で、私はTwitter上での他人同士の議論を全く見ません。この永井均の本で、はじめてTwitter上でのやり取りを詳しく読みました。

ちなみに、永井均のTwitterはまだ一度も見てません。ともすれば見たくなるのを我慢しつつ、いずれ見ることになるかも。

【ベストセラー】

今年のベストセラーのうち、上位20に入った本を読みませんでした。もし、読むなら小説かなぁと思います。

【文豪とは?】

・東雅夫『文豪と怪奇』(KADOKAWA)

文豪ストレイドッグスのアニメ新シリーズが来年放送されるとかされないとか。文豪とは何かといいますれば、「自らを取り巻く世界の不思議さ」をじっと見つめそれを文章で表現した人たちだとすると、何らかの怪異への感受性に満ちた人生だったのでしょう。そんな怪奇にとりつかれた文豪を紹介したのが本書です。

泉鏡花から澁澤龍彦までの10人。このなかで、林芙美子には怪奇幻想のイメージがなかった。あまり読んだことがないからです。林芙美子をふくむこの時代の女性作家の、怪奇幻想的な作品のアンソロジーがあったら読みたい気分なり。

ところで、今年は澁澤龍彦の没後35年のようです。

【没後○○年】

今年は中上健次の没後30年でした。中上健次の本はひとつも読まなかった。と思ったけど、1冊だけ読んでました。梅原猛と中上健次との対談本を読んでました。

【ジャズの本】

ジャズの本は、今年読みませんでした。来年は何か読みたいと思ってます。

ジャズミュージシャンのJoey DeFrancesco(ジョーイ・ディフランセスコ)が今年亡くなりました。51歳。まあ、なんというか、長生きできないかもなーと思ったことはありますが、あと20年は現役でいてほしかった。

【マンガ】

今年、HUNTER×HUNTERの新刊が、4年ぶりに発売されました。前巻の内容を忘れてるので、33巻あたりから読み返します。

【新書(歴史など)】

・天野忠幸『三好一族』(中公新書)

・倉本一宏『平安京の下級官人』(講談社現代新書)

・湯澤規子『ウンコの教室』(ちくまプリマー新書)

今年の大河ドラマは鎌倉殿に関するものでした。鎌倉武士に関する本は今年1冊読みました。

『平安京の下級官人』では、鎌倉時代の前の平安京ではどのような日々を送っていたかが知ることができます。
来年の大河ドラマは徳川家康です。徳川家康の前には豊臣秀吉や織田信長がいました。この偉大な三人の前には、三好長慶を筆頭にした三好一族が畿内で幅を利かせました。とくに三好長慶は重要な人物ですので、いつか大河ドラマの主人公になってほしい。
一昨年の、明智光秀が主役の大河ドラマでは三好長慶は出てこなかったと思います。来年の大河ドラマには間違いなく出てきません。

さて、家康には数々の危難がありました。そのうちで最大級のものは武田信玄にボロ負けを喫した三方ヶ原の戦いでしょう。その大敗北の時に、家康はウンコをもらしたという有名な逸話があります。そのエピソードが大河ドラマで描かれるかどうかが楽しみです。

そんなウンコのことを知るには『ウンコの教室』で。Dr.スランプアラレちゃんから、学校のトイレのことから、土壌のことまで、色んなウンコにまつわる教えが学べます。

【アニメについての本(秋アニメ中心)】

今年もアニメに関連する本を読みましたが、とくにここで取り上げるものはないです。なので、アニメ作品の感想を少し書きます。

今年の暮れは、ぼっちロスの人が多いでしょうか? ぼっちざクリスマスで、ぼざろアニメを観た人も多いでしょう(我もそうなり)。では作中でクリスマスのエピソードがあったとき、ぼっちちゃんは無事に(?)バンドメンバーとクリスマスを過ごせたのだろうか。もしかしたら、クリスマスにはライブがあったのかもしれない。もしくはライブ配信をぼっちで観てたかも。ぼっちざストリーミング(涙)。

さて、ぼっちざろっくは、令和版けいおんでした。十代の人には『けいおん』を観たことがない人もいるだろうから、そういう人には、ぼざろアニメが新鮮だったかもしれない。演出とかには時折、けいおんへのオマージュが感じられましたので、けいおん未履修な人は『けいおん』を観てみてください。

私はとくにぼっちざロスにはなりませんでした。私が最後にアニメの最終話にロスったのは、2014年のヤマノススメかも。そんなヤマノススメも、この2022年版で終わりかな。

ではここで、今年のテレビアニメ7選を書き出します。

ちなみに、ガンダムとかのシリーズものや、メイドインアビスなどの続編ものは省きます。きららアニメは別格の存在なのでこれまた選外です。

《2022年テレビアニメ7選》

・平家物語
・明日ちゃんのセーラー服
・くの一ツバキの胸の内
・シャインポスト
・異世界迷宮でハーレムを
・よふかしのうた
・転生したら剣でした

平家物語みたいな歴史ものを題材にした作品をまた観たいなー。または、上田秋成のやつでもいいので。

明日ちゃんはやさしい世界でした。ゆっくり観られました。ゆっくり枠は、クールドジ男子も候補に入ったけどまだ終わってないので。

くの一ツバキと、シャインポストは、もう少し設定をうまく活かせる話作りができてたらなぁー。惜しかったで賞。くの一ツバキがアキバ冥途戦争の世界観なら面白かったかも。そのほうが生々しさが出て個人的には好みかも。シャインポストは地上波での放送がもっとあれば。

異世界迷宮でハーレムをは、今年のエロ枠では、もっとも攻めていました。ストーリーの展開も丁寧でした。これは、観ておいて損はない作品かも。他には、不徳のギルドも(エンディング映像がかわいくて)良かったけど。

よふかしのうたは、よふかししたい夜に観るのに良い作品です。こういう夜の背景の良さをいかした作品をまた待ってます。直球で(?)吸血鬼アニメしてたのも良い。

転生したら剣でしたは、おなじみの異世界転生ものなのであまり期待してなかった分だけ、良かった。おそらく知性を持ったアイテムと脳筋(?)少女との相性がいいのでしょう。かなりシンプルでした。歳取るとシンプルなのがいいのかな。まあ、二期のお知らせこないかなーと最終回を観ながら思ってました。そう思えるってことは観るのが楽しかったのでしょう。防振りの最終回でも思ってたことだけど。

今年はリコリスリコイルも盛り上がったけど、個人的には途中で飽きてしまった。チェンソーマンはまだ最終回を観てません。これは、単に雰囲気を味わうだけで特にこれといって特筆すべき点が今のところないのが残念です。

【サッカーの本】

今年はサッカー関連の本を読まなかった。そのかわりに、ワールド・カップで色んなチームの物語を楽しめました。

今年2022年のワールドカップカタール大会は、終わってみたらメッシの大会でした。私はオールドのサッカーファンなので、個人的にはメッシが優勝できて良かった。

さて、今大会は大会のスケジュールがタイトだったけど、エキサイティングな試合が観られました。私は半分くらいの試合しかリアタイできなかった。その中で印象に残ってるゲームは、日本戦をのぞくと、ベルギー対モロッコかなぁ。モロッコの強さにびっくりしたと言う意味で。今大会もっとも消化不良のまま終わったチームはベルギーだろうなぁ。まあ、ドイツも日本に負けるとは思ってなかっただろうから、ベルギーとドイツは同じくらい消化不良のまま大会を去った。そのモロッコは、3位決定戦でのゴールキーパーを含む守備の出来がそれまでと比べてイマイチに見えました。

【競馬の本】

今年は、雑誌や種牡馬の本以外で、競馬関連の本を読みませんでした。

今年の有馬記念は、イクイノックスが4コーナーで先行集団に並び、そのまま直線で他馬を突き放し、圧勝しました。直線で少し内に刺さったような感じでしたので、そこを改善すれば来年はもっとスゴイ馬になるでしょう。3歳馬で、あの勝ち方を有馬記念でできたのは、私の記憶の限りではナリタブライアンとオルフェーヴルくらいかなと思います。去年のエフフォーリアも強かったです。そのエフフォーリアは、馬体が少しゆるく見えて、道中も掛かっているように見えました。そのあたりが解消されたら復活もあるかな。

ホープフルステークスは、荒れました。この結果がそのまま春のクラシックにつながるかどうかを、年末年始に考えてみます。

【余談〜年越しそば】

今年の年越しには、越前そばを食べる予定です。苦味大根をおろしたものを入れたやつです。そのあとに、どん兵衛のそばを食べます。毎年どん兵衛そばを食べないとどうしようもない身体になり申した。

というわけで、みなさま、よいお年を。

(成城比丘太郎)


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