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コラム 特になし

個人的な、岩波文庫の100冊(仮)其のろく〜「成城のコラム(81)」

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  • 「コラム081」
  • ○○の秋。
  • 芸術(美術)の秋。
  • オススメ度:特になし

【近況〜競馬】

先週、スプリンターズステークスがおこなわれ、ジャンダルムが内から抜け出して2着馬を抑えて勝ちました。ビリーヴとの母子制覇です。母もどこかで見守ってくれてたでしょう。一方で、ナランフレグの春秋スプリント制覇はならんかったけど力があるところを見せました。惨敗のメイケイエールについては道中の行きっぷりが前走とは違って今回はイマイチのように見えました。まあ、G1なのでこういった惨敗はよくあるので、しょーがない。次がんばってくださいー。

凱旋門賞についてです。勝ったアルピニスタは現役最強クラスの馬でしょうね。バーイードとどちらが強いか。アルピニスタは日本の馬場でも走れそうなのでぜひともジャパンカップに来てほしいなー。日本馬に関しては、タイトルホルダーは力を出し切ったでしょう。道中もう少し力をためてゆっくり走っていたとしても勝ち馬には敵わなかったでしょう。タイトルホルダーは脚質的にヨーロッパのトップレベルのレースには合わないのかも。ドウデュースはもうピークが終わってるかもしれない。この2頭より去年のクロノジェネシスのほうが強かった印象です。

もし来年も凱旋門賞に日本馬を出走させるなら、復調したエフフォーリアと完成されたイクイノックスあたりを連れて行かないと能力的に通用しないでしょう。それか、凱旋門賞で2回連対したオルフェーヴルの産駒で挑戦したほうが良いのかも。あと、強い牝馬が現れないかな。しかし、アーモンドアイとかリスグラシューとかグランアレグリアとかクロノジェネシスとかがいた時に比べると現役の牝馬の層が薄い。

【○○の秋〜芸術】

秋が本格的にやってくるようです。天高く馬肥ゆる秋の競馬において私の競馬資金はやや肥えました。つまり微増です。高額配当をあきらめない夏競馬がイマイチだったので夏をあきらめて秋が来たのをよろこび、柿食わなくとも鐘はなる、私がなるのは花粉症、そんな花粉症の秋。道端の柿の木には実がたくさんなってますが渋柿だろうから猿も食わないでしょう。そんな去る秋の日に金木犀の大きな木からはそれほど香りはしなかったです。マスクをしてたからでした。花粉症対策でマスクをしてます。

さて、今回は、○○の秋ということで、芸術の秋をテーマに岩波文庫を選びましたが、しかし、私は芸術(美術)に明るくないのでそれほど候補はありませんのでその点ご了承ください。なんとか以下6点を絞り出しました。

(34)木下杢太郎(前川誠郎・編)『百花譜百選』

(35)『河鍋暁斎戯画集』

(36)柳宗悦『手仕事の日本』

(37)ポール・ヴァレリー『ドガ ダンス デッサン』

(38)アンドレ・ブルトン『シュルレアリスム宣言・溶ける魚』

(39)ヴァルター・ベンヤミン『ボードレール 他五篇』

木下杢太郎『百花譜百選』は、私が読んだ(見た)なかではおそらくもっとも美しい岩波文庫です。内容としては、草花の簡素なスケッチで構成されています。さらに、簡素でいて気品も感じられます。とにかく丁寧に描かれています。こんなふうに写生画を描きたいなーと思います。イラスト描いてる人に見てほしいなー。

『河鍋暁斎戯画集』と『ドガダンスデッサン』も見て読んで面白い本です。とくに『ドガダンスデッサン』に収載された数々のデッサンには一見(?)の価値ありです。

『手仕事の日本』は、芸術の本とは違うかもしれませんが、日本の手仕事でつくられた工芸(民藝)が美術品とも言えるのではないかと。この本で取り上げられている「手仕事」の品々のなかにはもう廃れたものもあるでしょう。ちなみに、私の祖父はこの本に載っている「手仕事」の職人(の手伝い)みたいなことをしていました。

アンドレ・ブルトンとベンヤミンの本に関しては、興味があれば読んでみてください。

【次回予告】

来週も、○○の秋と題して書くと思います。おそらく、詩人の秋、詩集の秋について書くでしょう。

(成城比丘太郎)


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