★★★☆☆

最近読んだホラーと、先週の競馬

投稿日:2021年4月29日 更新日:

  • もうすぐ5月
  • この前読んだホラー
  • 先週の競馬
  • オススメ度:★★★☆☆

【はじめに】

三度目の緊急事態宣言になりました。まあ、とくに言うことはないですけど、折角のGWの、ウキウキランラン計画がダメになったり、活動が制限されたりした人も多いでしょう。これから迎える5月は、とびきり素敵な時期なんですが残念です。パンデミック前の素直な気持ちを思い出して、五月中旬までもう少しがんばっていくしかないのですよね。なにかと不機嫌さを抱えて、ツンツンプリプリしてる人は、もしよければ、ホラーゲームでもしてストレス発散してください。ホラーゲームしない人もいるでしょうが、そういう方は、ウマ娘のトレーナーになるか、別のゲーム(狩りに行こうぜ)でもするか、いっそのこと実際の競馬を観てみて、ちょっぴり賭ケグルってもええんやで。

そんなわけで、競馬(東京、阪神)も無観客開催になりました。青空の下を走る、色んな勝負服が見られるはずでしたのにねぇ。可愛いお馬さんの色々な勝負服を見ることができたら嬉しいだろうなぁー。最近は、落ち着いた色合いの勝負服が多くて、こちらの気分も落ち着きます。まあ、無観客開催が感染予防にどれだけ効果があるか分かりませんが、生観戦は控えるしかないのか。はやく現地で見たいなー。久しぶりにライスシャワーの石碑にも会いたいけど、今どーなってるのかなぁ。

そんな私は、GW明けに毎年通院するので、今年も例によってGWはじっとしてるんですけど。本を読んでこの期間を過ごし、病院のあとに観光に行こうかどうかと考え中。今年は、あんま人のいない場所へ行こうかと。というか、病院が閉鎖(?)されないことを祈るのみ。

あんまり不安になってもしょーがないので、現在ホラーを読んでる最中です。ホラーを読むとなぜか不安がおさまる。なぜでしょうか。

【現在読んでる途中のホラー(ちょっとネタバレるかも)】

・スティーヴン・キング『アウトサイダー(上)、(下)』(白石朗〔訳〕、文藝春秋)

キングの近刊。『THE OUTSIDER』(2018)の翻訳。トランプとヒラリーのことが書かれているので、2016年辺りの設定でしょうか。内容は、ミステリ寄りのホラーです。

あらすじ、といえるほどのものはありません。ある人物(テリー)が殺人事件の容疑者として逮捕されます。しかし、その容疑者にはアリバイがありました。その一方で、犯行現場にはその人物の物証が残されていて、さらには目撃証言も山ほどあったのです。

犯行時刻に目撃されたテリーと、その時刻には別の場所にいたというテリーと、ふたつの矛盾した証言(証拠)が存在するのです。本書の焦点はその謎を解くミステリに置かれます。作中でも触れられている、ポーの「ウィリアム・ウィルソン」のような分身小説のミステリ版といえるでしょう。

下巻になると、ひとりの人物が同時刻に別の場所にいたことの謎を、モダンホラーの視点から追うことになります。というか、ミステリ要素は味付けだけで、ホラーに近いものです。といっても、キングはミステリ作品のつもりで書いたのでしょう。まあ、ミステリ寄りのホラーと受けとればよかろうと思うのです。

ホラーというものには色々な要素があると思うのですが、そこには間違いなく謎解きの要素が多分に含まれます。謎解き要素のないホラーはおもろくないことも多いです(たぶん)。「アウトサイダー」とは何なのかを、登場人物の思考と共に楽しむとよいかと思います。

さてでは、「アウトサイダー」とは何を表すのか。どう解釈すればよいのか。たとえば、北米大陸に部外者(アウトサイダー)として乗り込んできた侵略者(USA)とも解釈できるし、現在の情勢では、差別を受けてるアジア系住民をアウトサイダーとして白人たちがそう捉えているとも読めなくもない。作中でトランプ(大統領)について少し言及されるので、そう解釈してもいい部分はあります。「アウトサイダー」自体を、メキシコ由来のものとして登場人物がそう捉えているので、やはりそうなのでしょう。そう考えると、本作品は、単なるエンタメホラーではないのかもしれません。

【アウトサイダーという馬がいた】

JRAのホームページで、「アウトサイダー」という競走馬名で検索したところ、少なくとも1頭存在したよう。2007年に登録抹消された、アドマイヤコジーン産駒の牝馬。2戦だけ走っていた。
それから、地方競馬所属馬でも、ファスリエフ産駒の牝馬が1頭いたようです。これらの2頭が繁殖にあがったのかどうかは、分かりませんでした。

ちなみに、「アウトサイド」で検索したところ、1頭ヒットしました。

【あとがき~競馬メモ】

まずは、先週の競馬から。

香港のレースについて。ダノンはやはり、レース間隔が詰まると、あかんのかなといったところ。
ラヴズオンリーユーはドバイのレースレベルが高いことを証明するかのような強さ。デアリングは、状態も良さそうだったし、位置取りも文句なかった。それだけに瞬発力勝負で負けたということが、はっきりした。まあ弱いわけではないのだけども。

国内のレースについて。マイラーズカップは、代打騎乗の古川吉が勝ったので、なんか良かった。アルジャンナを買ってなかったので、たいした馬券取れなかったじゃんよ。それでも、ケイデンスが勝ってよかった。ダイワキャグニーが上位に来たのをどう判断すればいいのかだけども、まあ安田記念の候補には考えておこう。ジョッキーは岩田康に戻るのだろうか。というか、馬(動物)を使って他人に暴力をはたらくような騎手の馬券は買いたくないんだがなぁ。

フローラSの結果は、オークスにどう繋がるか。ユーバーレーベンは個人的に買いたい。サトノレイナスがダービーに行くらしいので、ソダシに人気は集中するでしょう。オークスは、そのソダシを外した馬券を多目に買って穴狙いします。

ダービーについては、エフフォーリアとサトノレイナスの戦いになるかなぁ。青葉賞組で通用しそうな馬が現れるかどうか。

今週の春の天皇賞について。今年はとくに低レベルなメンバーになりました。こういうときには、G1馬を買うという鉄則(?)があるのです。それに該当するのは、ワールドプレミアとマカヒキ。G1好走馬は、アリストテレス、ウインマリリン、カレンブーケドール、ユーキャンスマイル。ディープボンドは人気するだろうから買いたくない(けどなぁ)。そろそろユーキャンスマイルの勝利で、極上のスマイルを見たいような。ところで、「腐ってもG1馬」という個人的格言があります。ということは、ワールドプレミアが中心になるかな。マカヒキも、がんばれー。

まあ、先週の競馬の結果は散々だったので、今週はリベンジしてやんよ。

(成城比丘太郎)


-★★★☆☆
-, , , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

ゾンビ・パラサイト(小澤祥司/岩波科学ライブラリー) ~あらましと軽いネタバレ

「ホスト(=寄生先の生物)を操る寄生生物たち」について。 ゾンビというタイトルだが、生ける屍のことではない。 特に怖がる要素はない。 おススメ度:★★★☆☆ タイトルに「ゾンビ」とあるので、なんか物騒 …

邪魅の雫(京極夏彦/講談社) ~続刊「鵺の碑」はいつ出るのか&感想

毒をテーマにミステリ寄りの展開 全体的に薄味の内容で、物足りない 続編は現段階でやはり未定。詳細は下段参照 おススメ度:★★★☆☆ 2017年現在、京極夏彦のデビュー作「姑獲鳥の夏」から長編8編、短編 …

赤死病(ジャック・ロンドン、辻井栄滋〔訳〕/白水uブックス)~読書メモ(61)

読書メモ(061) 突如世界を襲った伝染病 人類滅亡の危機を描いたフィクション オススメ度:★★★☆☆ 【どーでもいい近況報告】 この記事が投稿されているときには10月になっていると思います。いつもな …

首ざぶとん (朱雀門 出/角川ホラー文庫)

妖怪(?)連作短編小説集 推理もののようなファンタジーのような テーマは「迷い込む」余り怖くはない おススメ度:★★★☆☆ 出だしは本格的な怪奇小説っぽいのだが、途中から「怪異があることが前提の話」と …

瞬殺怪談 業(複数著者/竹書房)~短すぎて紹介がネタバレに

現代怪談のショートショート 短いものは一行のものも まあ、いつものやつです おススメ度:★★★☆☆ 夏といえば怪談、などと月並みはことは言わないが、毎度毎度懲りずに怪談集を探してきたので、ご紹介したい …

アーカイブ