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ホラーを中心に様々な作品を紹介します

★★★★☆

最近読んだ本【2022年10月】〜「読書メモ(76)」

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  • 最近読んだ本の感想です。
  • ホラーを哲学する。
  • 「失われた大陸」が日本にもたらしたもの。
  • オススメ度:★★★☆☆

【近況〜ハロウィン】

先日、ハロウィンがありました。ハッピーなことはとくになかったです。まあ、とりあえず生きてこの素敵な季節を感じられるだけでよきかな。ほんで、ハッピーターンは食べずに、ポッキーを食べました。アメちゃんも食べました。アメちゃんは梅とレモンとニッキ飴です。あと、カボチャの天ぷらも食べました。茶碗蒸しも作って食べました。茶碗蒸しの出汁は、いりこと、だしの素とだし醤油です。具はユリ根と椎茸でした。味が薄かったので次はトリ肉を入れてみますー。
トリ食うorトリeat?

ハロウィンということで、ジャック・オー・ランタン。競馬のジャックというとジャックドール。
さて、先週の競馬で86の馬で決まる、つまりハロWinってなこともあるかなと思いましたが、とくにそれを意識して馬券を買いませんでしたー。
そんな秋の天皇賞では、イクイノックスがキタサンブラックとの親子制覇を成し遂げました。キタサンブラック産駒は初G1です。これからキタサンブラックの時代がくるか?!
その秋の天皇賞では、パンサラッサが逃げ粘りましたが、しか
しそれは、ジャックドールが追いかけなかったからでしょう。ジャックドールとバビットがパンサラッサへ競りかけずに控えたので、イクイノックス以下の有力馬も後方で控えざるを得ませんでした。ジャックドールにはパンサラッサに付いて行ってほしかった。ほんで、直線半ばでパンサラッサを捉えるような競馬をしてほしかったなー。ダノンベルーガももう少し前の方に位置していれば。まあ、レースの隊列がどうあれイクイノックスが強いのは変わらないです。

ハロウィンが終わるとクリスマスが近づいてくる予感です。クリスマスというと『グレムリン』を思い出します。映画館で観ました。その他にも、クリスマスを舞台にしたホラー映画はありますねー。
というわけで、続いてはホラー関連の本の話題です。ホラー映画も取り上げている本でさ。

【ホラーを哲学する本】

・ノエル・キャロル(高田敦史・訳)『ホラーの哲学』(フィルムアート社)

著者はアメリカの哲学者、美学者。原著は1990年刊行ということで、30年経ってようやく翻訳されたことになるようです。昨今のホラーブーム(?)があるからこそ翻訳出版されたのかもしれません(ホラーのブームというより、怪奇幻想的なコンテンツが充実してきているのかも)。
本書刊行時(1990)の日本のホラー状況は今ほどのものではなかったと思います。今ではホラー映画をはじめホラーゲームなんかは一般的なジャンルになっとりますゆえ。

本書の副題は、「フィクションと感情をめぐるパラドックス」というものです。簡単に言うと、フィクション(架空)であるはずのホラーに何らかの感情を抱くのはなぜなのか。また、嫌悪を感じるはずのホラー(モンスター)をなぜ求めるのか。こういったパラドックスを哲学的に解き明かそうとした本です。

そのホラーを本書では、正確には「アートホラー」と呼びます。アートホラーとは、特定のジャンルのことです。基本的には、「超自然的な物語」をホラーとして位置づけるものです。その超自然的なもの(モンスターなど)への嫌悪感や恐怖感情などがアートホラーのひとつの基礎になると思います。

本書の論旨の展開はあらゆる分野におよぶため、私などではうまくまとめられませんが、豊富な作品群で読み解くので、読んでいて楽しい面はあります。とくに、ホラープロットについて。ホラーストーリーを構成するプロットにはどのようなものがあるのか。それらプロットをめぐる考察は、ホラーの享受者はもちろん、ホラーの作り手にも役立ちそうなかんじです。

個人的に面白いところは、ローズマリー・ジャクスン『幻想文学』を批判しているところです。その部分はたいした批判ではないのですが、まあそうだよなぁーとは思います。

【失われた大陸をもとめて】

・庄子大亮『アトランティス=ムーの系譜学』(講談社選書メチエ)

アトランティス、ムー大陸、レムリア大陸など。これら「失われた大陸」は、昔から人々の想像力をかきたててきました。私ももちろん好きなものです。それらは、アトランティスの謎、ムーの白鯨、ふしぎの海のナディアなどといったアニメ・ゲームには欠かせない要素になっておりました。私を含め多くの子供たちはすでに、これらの失われた大陸や失われた文明をめぐる想像力にそれとは知らずに触れていました。

それらオカルト的な想像力がどのようにして生まれ、日本にも伝わり、そしてどんなメディアでそれらが広がっていったのかが大まかに書かれています。本書は、単なる無批判なオカルト受容の本ではなく、単なる反オカルトの本でもありませぬ(少しだけオカルト批判ではありますが)。むしろこの本を読むと、失われた大陸や超古代文明がこれほど人間(近代人や現代人)を魅了してきたのかという妙な感慨があります。

本書の版元である講談社は、かつて講談社現代新書から失われた大陸関連や古代文明関連の新書を出してました。マヤ文明やアステカ文明からアトランティスやムー大陸まで。私もそれらの新書を何冊か読みました。出版当時(50年くらい前)は、マヤ文明とアトランティスやムーについては、同列に語られるものだったのでしょうか。現在だと、アトランティスやムー大陸の実在を大まじめに現代新書が取り上げるとは思えませんから。

結論です。オカルト好きな人も、そうではない人も楽しめる本でございまする。いや、オカルトに興味のない人ほど読んでみてくださいー。これまで日本人がいかに「失われた文明/大陸」の文化圏にいたのかが簡単にわかりますゆえ。

【まとめ】

2冊とも、初心者向けの本です。『ホラーの哲学』は内容的には、本格的なホラー哲学への叩き台になるのかなぁとは思います。ホラー作品とくに怪奇幻想ものが好きな人なら読んでみてはとオススメしておきます。私みたいな怪奇幻想大好き人間なら楽しめますー。

ホラーもオカルト的言説も、私にとってはずっと付き合っていくものだと再認識させてくれる2冊でした。失われた大陸を見失わないようにしないと。これからもよろしくお願いします。

【次回予告】

来週は、岩波文庫の100冊の企画をお送りいたします(予定)。〈どこかの物語〉とでも題して簡単に短く書く予定です。短いのも良いと思いますのでよろしくです。

(成城比丘太郎)


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