コラム

読書について【1】(成城比丘太郎のコラム-09)

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  • 「コラム」という名の読書についての雑文(01)
  • 「おススメ度」の星評価について
  • 読書の仕方やブログの書き方について
  • おススメ度:特になし

【はじめに】

今回は、読書や本についての随想めいたものを書きたいと思います。私にとって読書は趣味以上のものといえます。月並みな言い方だと、サカナが水を必要とするように、私には本(書物)がないとだめなのです(水がなくてもよいサカナもいますが)。ですので、読書というより、本(書物)自体が好きなのです。読書という行為は、本を偏愛するという私に必然的に伴う単なるひとつの属性なのかもしれません。まあ、本と読書が好きすぎて、一日の半分以上はそのことのことばかり考えているというわけです。

ところで、沢木耕太郎『銀河を渡る』(新潮社)というエッセイ本をパラパラ読んでいたところ、次のようなことが書かれていました。沢木が「まだかなり若かった」頃に、「年長の作家」から、「もしスペースの関係で、蔵書を処分しなければならなくなったら、もうすでに読んだ本か、それともまだ読んでない本かの、どちらを優先して処分するか」といったようなことを訊かれて、その時の沢木は「まだ読んでない本」と答えたそう。そして、歳をとってから彼は「大事なのは、もう読んだ本だ」というようなことに気付いたそう。私も若くない今なら、間違いなく「もうすでに読んだ本を残す」と言いたいのですが、実をいうと、「どちらも残したい」のが本音です。しかし、そんな余裕はわが部屋にはないのです。

読んだ本はすぐに処分する人もいるだろうし、積読本を眺めて悦に入る人もいるでしょう。私はどちらというと後者で、しかもその本たちの内容を妄想して、読む時が来るまでに熟成させるのが好きなのです。そうして、思った以上に面白かったときに、読書の本当の意義を知るような気がするのです。どういうことかというと、読む前にアレコレ考えることによって、実際にその本を読んだ時に、そこには書かれていないはずの色んなことが見えてくるような気がするのです。妄想としてですが。

【おススメ度の星評価の基準について】

さて、この読書ブログでは、一応「おススメ度」をつけています。しかし、究極的には、私にとって、「おススメ度」の評価に差はありません。しかし、なんとか付けなければならないので、一応自分なりの評価基準を差異化して、それを(今更ですが)書きたいと思います。

・「星1つ」:私が書いたブログ記事には、これは登場しません。

・「星2つ」:一生読まなくとも、特に支障がないと思われる本。

・「星3つ」:もし興味があれば、それなりに楽しめる本。

・「星4つ」:興味がおありなら、是非とも読んでほしい本。

・「星5つ」:必読。今読んでる本を読み終えたら、すぐに読むべき本。

この他に、「特になし」というのがありますが、これは私が好き勝手書いただけで、評価外のものです。私にとって「星1つ」はないので、基本的には4段階なのですが、ある時を境に「星5つ」は滅多につけなくなったので、実質的には、三段階評価になります。まあ、あまり気にしないでください。私も適当につけてるので。

【読書の仕方とか】

読書は、私にとってほぼ唯一の趣味を越える趣味といえます。それとともに本の蒐集が好きなので、狭い部屋の本棚に日々更新される積読本を眺めるのが本来的な趣味になってしまっています(結果として)。もちろん、それらを読めればいいのですが、なるべく速読とかしたくないのです。現在の状況だと、物理的に小説一冊、新書一冊の二冊を1日に読むのが精いっぱいです(普段はやらないが)。

とくに最近は集中力が続かないので、色んな手段でそれを維持しようとしてます。まずは、並行して何冊か読むこと。たまに、難解な本と軽い小説を交互に読むと、すっと頭に内容が入りやすいことがあります。しかしどうしても集中力が続かない時には、CDとかを聴きながら読むといいのです。小一時間くらい集中できます。その時には、ボーカルはあまりよくないので、だいたいボーカル以外のジャズ的なものを聴いてます(週末の深夜にやってる某ラジオ局のジャズ番組は2時間も放送時間があり、また、ジャズの最新情報も知れて、色々と重宝してます)。1枚のアルバムだと、だいたい40分から一時間強の演奏時間なので、そのあいだ集中して読みます。要は、時間を限定して読むということです。移動時間とか、何かを待ているときとかでも。

ところで、冬の時期になると聴きたくなるのがジャズギターです。とくに聴きたくなるのはジム・ホールのギターです。冬になるとまず聴きたくなるのは、ロン・カーター(ベース)とのデュオの名盤『ALONE-TOGETHER』です。このアルバムは、聴きこむごとに良さが増すような気がします。(ふたりきりの)インタープレイは最初聴いた時には何か聴きにくいなと思ったのですが、何回も聴くと癖になってきて、演者の良さが両方味わえるいいアルバムになりました(ジム・ホールはとくに)。寒い冬の、狭い部屋の中でゆっくり聴くには丁度良いアルバムです。

さて、読書の仕方というか、そのときの姿勢でいうと、家にいるときは、横向けに寝るか正座をして読むことが多いです。仰向けだと内容がまったく頭に入らないことがあります。基本的には、左半身を横にしてクッションなどをその下に敷き、1時間くらいで終わるアルバムをかけて読書に集中します。それが終わると目を休めます。時間的に余裕があればそれを2~3セットくらい続けます。といっても、読書が止まらなくなる時もあるし、途中でやめる時もありますが。まあ、読書に没頭できる環境をつくりださないとなかなかしんどくなってきたということです。なので、本音を言うと、このような記事を書いてる暇があったらその分読みたいのです。しかし、だからといって、書いている時間を読書にまわしたからといって、必ずしも本を開くわけでもないのですが。

まあ、最近は、テレビゲームとかを全くしなくなったし(今年のプレイ時間はゼロ)、以前よりも相対的に読書の時間が増えました。ゲームは私にとって本当に眼などに悪いので、やらなくなったのは二つの意味でよかったことです。その分、アニメを観る機会が増えたのですが、鑑賞しているアニメの半分くらいは、読書などと並行して観ています。これを続けていたら、普通の本の読書と、どうでもいいアニメの鑑賞との両方ならわけなくこなせるようになりました。この時どちらに重点を置くかは、その本とアニメのどちらがおもしろいかによりますが。

【まとめ】

というわけで、今回は、気ままなブログ日記的なメモでした。

(成城比丘太郎)

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