- 「コラム098」
- アニメに出てくる本(第二弾)
- ホラーから漫画まで。
- オススメ度:特になし
【近況〜最近買った本】
・『幻想と怪奇(13)H・P・ラヴクラフトと友人たち』(新紀元社)
シリーズの13番目にして、ラヴクラフトとその仲間たちにスポットがあてられます。「アーカムハウス」の作家たちの作品を取り上げてます。
さて、日本のアニメで、ラヴクラフトをはじめクトゥルー神話に影響を受けた作品はけっこうあります。その中で、『Another』のアニメではクトゥルー神話への直接的な言及はなかった(はず)ですが、作中にはラヴクラフトの書物が出てきました。ホラー作品を直接的にアニメ作品内に登場させて、登場人物たちがホラー小説について語り合うのは、『Another』くらいかなぁと思います。それと、『Another』にはスティーヴン・キングの本も出てきました。『Another』がホラーの王道(?)をうけついだ作品であることは間違いないといえるでしょうか。
【今期アニメから〜書物が出てくるアニメ】
2023年の冬アニメには、書物や書店が出てくる作品がいくつかあります。
まずは、『トモちゃんは女の子!』に登場する「群堂みすず」さんの読む本。みすずは、作中で、夏目漱石の『こころ』らしき本をよく手にしています。これが意味するのは、みすずが友達のトモちゃん(相沢智)を裏切るということなのかは、わかりません。というか、以前に、みすずは淳一郎と付き合っていたので、図らずも、みすずはトモちゃんを裏切っていたとも言えます。
いずれにせよ、みすずはよく本を読む人物です。
【おにまいに出てくる本】
書店が出てくる今期アニメでいうと、『久保さんは僕(モブ)を許さない』と『お兄ちゃんはおしまい!(おにまい)』です。とくに、『おにまい』に出てくる本の中には、はっきりと作品名が識別できるものがあります。というか、『おにまい』と同じ出版社である「一迅社」の本(漫画)が、エンディングテーマで、「特別協力」としてクレジット表記されてます。
『おにまい(10話)』に出てくる本(一迅社のもの)で、有名なところでは、
『バーナード嬢曰く。』
『ゆるゆり』
『私に天使が舞い降りた』
『八十亀ちゃん』
『政宗くんのリベンジ』
『citrus』
といったあたりです。
そんななか、実在の書物をモデルにしたと思われる書影が見られます。それは、
「New road」
「ぎんいろタイル」
といったタイトルです。アニメ背景のなかの、雑誌コーナーにある「New road」とは、『Newtype』と『ファンロード』を足したもののことでしょう。
「ぎんいろタイル」は、『きんいろモザイク』のことでしょう。
『おにまい』のアニメ(10話)に出てくる書店は、漫画やラノベ関連が充実している印象です。とくにBLや百合関係の作品は充実していそうです。
『おにまい』にはこの他、実在の雑誌をモデルにした表紙も見えますけど、はっきりとは分かりませんでした。
【余談〜食べたもの】
最近は、昼間の暖かさと朝晩の冷え込みによる寒暖差があるのうえに、花粉症なので食欲も減退するかと思いきや、普通通りに食べてます。今日は朝晩の2食だけでした。夜ご飯は、お米とパンの両方でした。近頃の晩飯時には、よくラジオを聴いてます。『おにまい』のラジオも晩飯の時に聴いてます。おに米。というわけで、今回の記事はこれでおしまいです。
(成城比丘太郎)