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★★★★☆ コラム

名刺代わりの小説10編(成城のコラムー69)

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  • 「コラム069」
  • 主に、若いときに読んだ小説。
  • 名刺代わりの小説。
  • オススメ度:★★★★☆

【読書などの近況】

暑い日が続いておりまする。本格的な夏がやってきた、というよりも本州には本格的な梅雨が来なかったという印象です。まあ、暑さに気を付けて読書をしていきたいです。みなさんもお気をつけ下さい。

私は、暑くなると、読書と文章書きのペースが落ちてしまうので、長文の記事は書けなくなりますので、ご了承下さいー。

ちなみに、2018年の関東甲信の梅雨明けは6/29だったようです。2018年の6月下旬に、(うちの近所の)最高気温が33~34℃くらいになる日がありました。今年もそれに次ぐ6月の暑さです。なので(?)、梅干し作りを手伝いたいと思ってます。

【名刺代わりの小説10選】

さて、最近Twitter上のタグで、「名刺代わりの小説10選」というのがあって、ちょこちょこ見てます。なんだか面白そうなので私も書いてみたくなったので、ここに書きます。以下に挙げたもののうち、半分以上の小説は、十代で読んだものです。

「猫に時間の流れる」保坂和志
「猫」夏目漱石
「黒猫」エドガー・アラン・ポー
「芋虫」江戸川乱歩
「野性の呼び声」ジャック・ロンドン
「蓄犬談」太宰治
「山椒魚」井伏鱒二
「雪の練習生」多和田葉子
「兎」金井美恵子
「競馬」織田作之助

【簡単な解説】

図らずも動物関係の作品が多くなりました。というか、途中からそれをねらって書きました。「名刺代わりの小説」を選ぶのはなかなか難しいです。若い頃の私が選んだとしたら、この10作品になるのではないだろうかと思いながら書きました。

やはり(?)、小説にはよく猫が出てきます。ファンタジーはもちろん、文学にもホラーにも猫はつきものです。ポーの「黒猫」はホラーですもんねー。不思議な出来事には猫がつきもの。萩原朔太郎の「猫町」みたいな。

乱歩作品にはおもろい作品が色々ありますが、「芋虫」がある意味1番身につまされます。「山椒魚」も同様。織田作之助の「競馬」には実際のところ半分くらいしか共感できまへんけど、まあ、馬券買う人の心理(?)ってこんなものもあるよねーって感じです。織田作之助の「競馬」には、淀(京都)と小倉が出てきます。小倉競馬には行ったことないのでいつか行きたいです。

そんな小倉競馬場では、今週末にCBC賞が行われます。狙いは、内枠の馬と先行馬と軽ハンデ馬です。
余談ながら、先週、柴田未崎騎手が(2回目の)引退レースを終えました。私はその馬をもちろん買ってたので、直線は「みさきー」と叫んでました(結果は4着)。4着という結果にあれほどすっきりしたのは久々です。

【さいごに】

この企画は、また書きますので待っててくださいー。ほんで、この中から読書感想文の種本(?)にするなら、「猫に時間の流れる」か「野性の呼び声」か「雪の練習生」かなー。

猫好きの人は、「猫に時間の流れる」を読んでみてくださいー。もちろん読まなくともいいのです。無理に本を読む必要もないです。とはいえ、読んでくれたら作者は喜ぶかもしれません。

(成城比丘太郎)


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