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読書感想文の書き方(裏技編)~【成城のコラム38】

投稿日:2021年8月5日 更新日:

  • 「コラム38」
  • 読書感想文について
  • 小学生と対話するという設定
  • オススメ度:特になし

【はじめに】

今回は、読書感想文についての質問に答えます。小学生高学年に訊かれたという設定です。私独自の読書感想文の書き方ですので、まっとうな読書感想文を書きたい人向きではないと思います。ひねくれた人向けだと思います。

【Q:読書感想文についてどう思います?】

文章を書くこと自体は昔から好きですので、感想文は苦手ではありませんでした。といっても、優等生なこどもではなかったので、優等生の感想文は書けませんでした。

【Q:読書感想文の思い出はありますか?】

いつも好きなように書いてましたので、たいした評価はされませんでした。以下に、あまりよくない思い出について書きます。

小学生の時に、夏目漱石の『坊っちゃん』について「暗い話だなぁ」というような感想文を書きましたら、担任から「坊っちゃんは、そんな暗い話ではありません!」と怒られた。その担任との相性が悪かったというのもありますけど、自分の感じたネガティブなことをそのまま書いたら怒られるなんて。感想文に正解はないけど、優等生的な感想文があることをはじめて実感的に知りました。

もうひとつです。高校生の時に体調がよくなくて、感想文を書くのがめんどくさかったので、他人の意見を一部拝借(剽窃)して書きましたら賞をとってしまい、いたたまれなくなってしまった。他人の感想などを参考にするのはいいとは思いますけど。このようなズルは目立たずにするかあるいはしないほうがいいでしょう(当たり前)。

【Q:このブログも感想文みたいなものですよね?】

そうです。読書感想文というのは、いわば他人の土俵で他人のふんどしで相撲をとることなので、そんなに威張れたものではありませんのです。

【Q:感想文を書くときに心がけていることはありますか?】

特別ないです。ただ、こういった感想文とか文章を30年以上書いてきたわけです。このブログを書くのにそれだけ時間がかかったわけです。つまり、ひとつの記事を書くのに30年も費やしたわけでさ。このブログ記事は推敲含めて2日で書きましたけど、実はその裏には長い年数の下積み(?)があったのです。ちなみに、私の書くものの七割は、過去の他人の考えで作られています。オリジナリティなんてものはほとんどありませんよ。ですので積み重ねが大事です。

【Q:その方法論を小学生とかに適用できますか?】

さあ。その子どもが、今まで生きてきた数年間を感じられるような、そんな文章が書けることを祈ってます。変に優等生みたいな感想文を書くよりも、そのほうが素敵で個人的にはそのほうが好ましいです。

【Q:では、読書感想文を書くのがイヤな人はどうすれば良いですか?】

書きたくないものは、無理に書かないほうがいいです。

【Q:それでも書かなければいけないときにはどうすれば?】

原稿用紙に、「面白かったすごかった目玉飛び出そうになった怖かった泣きそうになったセンスがよかった」などといった読んだ時の気持ち(うれしみかなしみ)を素直にそのまま書けばいいです。変に優等生的な感想文だけが、感想文ではなかとです。

【Q:どうしたら良い読書感想文を書けますか?】

よくわかりませんが、大人のおぼえが良い読書感想文が良い感想文でしょう。優秀作品などは、よく一般に公開されているので、それらを読むと良い読書感想文の書き方が分かると思います。杓子定規な大人が杓子定規な基準で評価するわけですから、杓子定規な感想文を普段から書く訓練をしておけばよいと思います。

【Q:読書感想文を英語で書くのはどうでしょう?】

英語書けるの? へぇー、帰国子女ですか。まあ、それもありかもですけど、結局は内容次第だと思いますけど、良いと思います。ていうか、そんな読書感想文なかったっけ? 英語のほうが書きやすいなら先生に相談してみてください。

【Q:では、何か1冊オススメの本を教えてください】

『ジキル博士とハイド氏』なら、小学生高学年以上なら読めます。課題図書とかありますけども、それ以外でもいいなら、ジキル博士さんではどうでしょう。有名なのに読んだことある人少ないのではないかと思います。

【Q:他人とは違った読書感想文を書きたいのてすが】

「本のタイトル、感想」でネット検索してください。色んな感想文とか出てくるでしょう。それらのなかで、悪口や非難ばかりしている感想を参考にしてみてください。ほんで、それに反対して肯定的な感想を書くような感じで書いてみてください。ポジティブな感想がふつうの大人には好まれますので。

【Q:読書感想文の裏技とかありますか?】

いくつかあります。子どもの多くは漫画アニメゲームなら好きでしょう。たぶん、漫画やゲームの感想なら言えると思います。親とかにそのアニメやゲームの面白さをプレゼンしてみてください。そして、それをそのまま書くんです。

「ぼくは(わたしは)◯◯という作品のこういう所が~で~だと思います」みたいな感想文です。それで、その「◯◯」の部分を読んだ本のタイトルに入れ替えて下さい。

【Q:それだと、先生にバレませんか?】

本を実際に読んでいれば完全な嘘ではありません。私は似たようことをしましたが、気付かれませんでした。先生が読んでない本を選べばよいでしょう。もし『ジキル博士とハイド氏』でそれをするなら、『デスノート』あたりでいいのではないでしょうか。タイトルと登場人物名を入れ替えればなかなか分からないと思います。

女の子ならプリキュアとかでいいのでは? えっ、プリキュアは小学生は見ない? では、最近流行りの「VTuber」でいいかも。好きなVさんのことを書いて、それをうまく読書感想文に変換してみては?

【Q:そんな詐欺みたいなこと、したくありませんっ!! それ以外でお願いします】

すいません。では、漫画やゲームの良いところを思い出しながら読書感想文を書き出してみるのはいかがでしょう? プレイしたゲームで感じたことを連想するつもりで書くのです。あと、好きな歌を思い出すのもいいかも。よく聴く歌はありますか?

【Q:矢沢永吉さんの『時間よ止まれ』です。父がよく聴くので。どうですか?】

めちゃくちゃ渋い小学生だなぁ。その歌詞は小学生には難しいのかなあ。まあいいや。他にも、アニソンでもいいので、その歌詞を思い浮かべながら書くといいかも。私が読書感想文を書くときに実践したことです。ちなみに、褒められるような感想文は書けませんでしたが、文章を書くのは楽でした。

【Q:好きな食べ物を思い浮かべてもいいですか?】

いいと思います。寿司でもハンバーグでもカレーでもラーメンでもチョコレートでもマカロンでもうまい棒でも檸檬色の氷菓(爽のレモネード)でも紅茶に浸したマドレーヌでもなんでもいいと思います。失われそうになる前にその記憶をたどるように書いてみては。

【Q:色んなものを連想することで、色んなことが書けそうですね】

できるんじゃないですか。犬でも猫でもいいし。私は飼い犬のことを思い浮かべながら書いたことあります。動物でもいいし植物でもいいですよ。蟻の観察でもいいですし爬虫類でもいいし金魚でもいいし。なんなら、宇宙でもいいですね。夏の星座や流星群を見て物語を作るような感じですかね。海でもいいですね。海に住む生き物の群れを想像するだけで妄想がはかどります。

【Q:そこまでいくと、ぼくにはついていけません。結局何が決め手なんでしょうか?】

そうですね。まずは、自分の身の丈にあった文章を書くのがいいでしょう。

【Q:なるほど。では、ホラー作品を読書感想文で取り上げるのはどうでしょうか?】

面白いと思います。それについて書くと長くなりそうなので、次週にしましょう。来週でいいですよね? では、来週もよろしくです。それまでがんばって生きていきまっしょい。約束ですよ、来週も来てくださいねっ!

(成城比丘太郎)


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