特になし

2020年アニメ振り返り

投稿日:2020年12月18日 更新日:

  • 2020年のテレビアニメについて
  • すごいですねアニメについて
  • 2010年代アニメまとめ番外編(2)
  • オススメ度:特になし

【はじめに】

これから、今年のテレビアニメについて、思うままに振り返りたいと思います。今年のアニメーション制作現場は新型コロナウイルスの影響で、スケジュールが一部乱れたり、今でも少し不自由はあったりするけれども、後半はまあ概ね順調だったと思いたい。

で、最近、『サブカルチャーの心理学』(福村出版)という本を読みました、読みました。ただそれだけです。特に感想はありません。内容は、様々な分野の「オタク」について書いてるものです。「レコードコレクター」についての章は、よくわからない分野だったのでおもろかったです。それ以外はフツー。「アニメ・マンガのオタク」や「オカルト」についてはイマイチどころか、さっぱり。とくにいうと、アニメとマンガをいっしょくたにしてるのはアカン。

このブログで何度も書いてるけど、アニメオタク(アニオタ)とマンガ読者中毒者とは、存在論的に質が異なる。たとえば、電車内で、スマホでマンガを読んでる人を見かけてもなんとも思われないだろうけど、アニメを観てる人を見かけたらさすがの自分でも引く。アニオタ以外の人がこの本よんだら、「やっぱ、アニオタってキモッ」と思われて終わり。「オカルト」の章については、「非合理性」の重要性をたぶん執筆者は理解していないと思うので、なんだかなぁと思うだけ。

では、これからアニメについて、アニオタかもしれない自分が書いていきます。その前に、アニオタとは何なのか書きます。

【アニオタとはなんやねん】

さて、アニオタとは、アニメコンテンツに入れ込む人のことを指すと簡単に定義しましょう。幅広くアニメ作品に目を目を通し、さらにどれだけ金銭を費やしたかで、その深度が測れるわけです。つまり、

・金をかける
・時間を費やす

このふたつが基準です。量的にどれだけ金銭を費やしたか、時間も費やしたかでアニオタ度・アニメ沼にはまった深さが分かるわけです。

ここで判明したのですが、もしかしたら自分は重度のアニオタではないかもしれない。まず、金銭をそれほどかけてない。アニメに関しては、月平均数千円程度。時間については、基本録画を1.3倍速で観るので、新作アニメの視聴に関しては、1日平均1時間から2時間程度。そのうえ、アニメグッズとかは全く買わない。ポスターもフィギュアも抱き枕も何もない。これはもう重度のアニオタ面できない。

というわけで、来年からアニメ感想を書くときには、アマゾンにリンク貼りません。買った作品だけ貼ります。エラソーな顔はしてないけど、エラソーなことを書いてきてしまった。ちなみに、マンガもそれほど買わない。

【アニオタになれない人】

さて、上記の本を読んで思ったのは、誰でもオタクになれるけど、オタクとくにアニオタになれない人がいると分かった。それは、アカデミックな場においてアニメを研究する人です。オタクというのは、自分にとって興味のないジャンルには手を出さない人です。私もアニメなら何でも観るわけではありません。ところが、アニメ研究する人はなるべく多分野のアニメ作品に目を通さなければならないでしょう。学者としてアニメを観なければならないのです。そんなのはもうオタク(アニオタ)ではない。オタクの分析をするオタクという、メタ的な立場に立たねばならない。それは対象に没入するという意味でのオタクではないのです。ですので、何らかの研究費で、一次的なオタク(←没入タイプのオタク)を研究する人はオタクになれないので、その研究自体が時に的外れなものになってしまう、この本に書かれた一部のように。オタクの尻尾をつかまえようとしたとたん、オタクは残像だけ残すので、それは本体とは全く違うものになる。というか、本体があるのかどうか分からない。そんなものを実証的に探ろうとするならば、きちんとした研究になっているのかどうか反省的に振り返らなければならないのだけど、それは難しい。とくにオタクの心理研究などホンマにできるのかどうか。なぜならオタクとオタク研究者は質的に異なると思うからです。それはアニメ製作側にもいえる。時に消費者(オタク)のことを全く考えていないように思える作品があるけど、それはオタク指向の全くない人たちが関わっているからでしょう。重度のオタクではない自分がいうのもなんだけど。

【鬼滅、すごいですね】

そんな(?)、非アニオタであふれる我が国でも、おおでをふってアニメ好きを公言できる作品が去年生まれ、今年もさらなるブームが生まれました。それは、鬼滅です。これについては、私のような腐れ外道が書くことはありません。すごいとしか言いようがない。40年近くのアニメ視聴歴のある自分でもこれほどの経験は思い付かない。ヤマトブームはあまり記憶がないのでその当時のことは分からないけど、こんな話題作は今まであっただろうか。

セーラームーンについては、放送開始当時高校生だった自分は、周りに観てることをバレてはならなかった(とくに、女子には)。ほんで、エヴァに関しては、オタクを中心にした若者は騒然としていました。鬼滅ブームは、『千と千尋』の時にちょっと似てるけど、鬼滅のコラボブームほどのものはなかった(と思う)。鬼滅のようなかんじで、老いも若きもハマッたなんてコンテンツはやっぱ思い付かない。まあ少し言うと、鬼滅のヒットの要因にあるのは、そういった過去のアニメヒット作品のおかげで、アニメそのものを受け入れやすい素地が出来上がっていたからかもしれない。

その鬼滅アニメのヒットの原因については、色んな方面で色んな解釈がなされている。なんか、「鬼」とか「家族愛」とかいうワードでよみとこうとしてる人もいたけど、制作会社のことを第一に挙げる人はあんまりいなかった。「マンガも映画も観たけど、ピンとこなかった」という人がいたけど、それが当たり前の感想だと思う。誰もがおもろいと思うわけがない。それなのに、無理にヒットの理由を考えようとするから、時におかしな解釈がうまれてしまうのです(かなしい)。

たとえば、毎日新聞の記事(11/20)。内容は書きたくもないけど書く。なんか、「誰が鬼になるか分からぬ時代」だからヒットしたんだとか。つまんなさすぎて泣ける。それでヒットするなら世話ないわ。でもまあ、たしかに秋アニメだと、『ひぐらしのなく頃に』とか『ストライクウィッチーズ』とかヒット作品あるけど、これらには『鬼滅』に通じる部分はある。『ひぐらし』にも仲間や家族の絆はあるし、なにより今の新型コロナウイルス感染症ににてる部分がある。疑心暗鬼になるという意味で。『ストパン』にも家族愛はあるし、ネウロイという正体不明の存在がどこからいつ襲ってくるか分からぬゆえ、鬼滅に通じる部分はあります。他にも、『無能なナナ』なんかでは、主人公が疑心暗鬼になるような様が描かれてる。秋アニメでもこれだけあるということは、「鬼」なんてのはもう使い古されたキーワードですので、もしつかうのなら新しい解釈を導入してほすい。まあ、別にいいんですけど、とくに毎日新聞の記事というか精神科医の解釈はだいぶ的外れ。野球で例えると、バットを投げてそれをボールで打つみたいなかんじ(それはそれで新しい)。なんというか、きちんとした業界人にヒットの理由を訊けばいいのになぁ。

【プリコネ、ヤバくないけどすごいですね】

グラブルを除く、今年初アニメ化のソシャゲものについては、自分が観たやつだと、おもろかったのは『プリコネ』くらいでしょうか。最近は、美少女がたくさん出てきて、なんやかんやするコンテンツが増えましたけど、それらのアニメをみても、全く見分けがつかないときがある。声質まで似ていると、さらにわからなくなる。とはいえ、そんなことでアニメ視聴をやめめたら、もうオタク人生終わりでいいと思うので、頑張って色々観ました。そのなかでは、プリコネがやはり抜けていたか。主人公の気の抜けかたはよくて、あれは視聴者が同調しやすいのかね。キャラクターもわかりやすいし、ペコリーヌなどの主要人物のバランスもよかったし。

【ほっこりアニメ】

今年もまあまあ、ほっこりするアニメはありました。ひとついうと、『放課後ていぼう日誌』でしょうかね。これは、女子高生たちがクラブ活動として釣りをする話です。最近釣りしてなかったので、なんだか懐かしい気分にもなった。それにしても、魚釣りのエサって、けっこう服とかにニオイがつくと思うんだけども、彼女たちはどうだったんだろ。

【きらっと光る、きららアニメ】

今年のきららアニメは、4本だった。まず、冬の『恋する小惑星』は、やはり(?)天文学者を目指すにはお勉強ができないとリアリティーがうまれないことがわかった。『宙のまにまに』では、主人公が東大に合格できるほどの頭のよさだった(はず)。

春の『球詠』もまた、女子高生が本格的な野球をするには、それくらいの下半身じゃなきゃ、リアリティーはうまれないよねといったものだった。地味なアニメだったけどおもろかった。

『ごちうさ 三期』は、前シリーズから5年経っても、それほど人気が落ちてないと思うので、その点すごいですね。「萌えアニメ」というのは現在どれくらいネガティブに捉えられてるかわからないけど、もし「萌えアニメ」をバカにするクリエイターがいたら、一度『ごちうさ』以上の萌えアニメをつくってみたらいかがかと思うけど、そんなこと言う人はいないか。

『おちこぼれフルーツタルト』は、ハナヤマタの原作者なので、そんなかんじかなと思ってたら、違った。いや、ステージ衣装の色彩はハナヤマタっぽいし、安定の「きららジャンプ」だし、といったかんじだけど、そもそもfeel.制作ってことが視聴前に頭に入ってなかった。これをきららアニメとよんでいいのか分からないけど、まあいいのでしょう。というか、完全にアニメ『人生』のきららバージョンといったかんじ。なんかインパクトとして『ごちうさ』を上回ってしまった。

秋アニメには、きららアニメが2本だったけど、よく考えると、ふたつとも2014年アニメの系譜にあるなぁ。『ごちうさ』も2014年シリーズ開始だし、『おちフル』は『ハナヤマタ』作者だし、しかも『人生』と監督も制作会社も同じで、一部キャストも被ってる。なんだこれ、時を経て、2014年が戻ってきた感じが強い、きららの秋でした。

【2020秋アニメ】

『魔女の旅々』は、キノの旅の魔法使いバージョンかなと思うけど、魔法についての詳しい原理がわからないので、キノほどのおもろさはあまりないような気がする。魔法ってだけで、なんか何でもできる感が強いからなぁ。

『神様になった日』は、まだ終わってないけど、たぶん麻雀回が一番おもろかった。ああいうの好き。できれば、他の面子も独自の役をつくったらおもろいと思うけど、そうしたら収拾つかなくなるか。あの回のおもろさは、麻雀の正規の役から完全に離れているわけでもないところか。あの回を観ていて、昔友達とやった、『ナディア』のトランプを使ったオリジナルババ抜きを思い出した。ああいう変則的なローカルルールって、やっる人が一番おもろいんだよな。

その『神様になった日』は、最初のほうは、掛け合い漫才的なところがあった。『まえせつ!』の漫才よりおもろかった部分があった。でも、その『まえせつ!』では、主人公が幼い頃に影響を受けた漫才師が、「ティーアップ」ってだけで個人的な評価があがった。「ティーアップ」漫才をわかる子ども、それだけでできるな。

【2010年代アニメキャラで打算を組む】

なんか以前、キャラクターで野球の打線組んでみた、みたいなのがよくやられてたけど、ちょっとやってみた。一応条件としては、現実の世界を舞台にした作品に出てくる現実にいそうな美少女キャラをとりあげます。なので、『ごちうさ』とか『神のみ』は除外された。ポジションはよく分からないので、あまり書きません。一応、ひと作品にひとりだけで、声優も被らないよう気を付けた。結局自分の好きな作品、好きなキャラを中心にした。

《一番》
・九条カレン(『きんモザ』)
〔彼女ほど一番を任せるのに適切な子はいない。あまり緊張せずに、ムードメーカーになってくれそう。凡退してもくよくよしなさそう〕

《二番》
・野々原ゆずこ(『ゆゆ式』)
〔なんでもこなせるオールラウンダー。器用なので、送りバントもうまそう。相川さんが子どもにするならと言ったのが何となく分かる〕

《三番》
・本場切絵(『うまるちゃん』)
〔眼光はするどいので、敵のピッチャーを威嚇して、出塁率は高くなりそう。不器用だけど打撃はするどそう。というか、ただ好きなだけだけど〕

《四番》
・丹生谷森夏(『中二病』)
〔不動の四番。彼女ほど懐の深いキャラはいない。なんせ、クラスメイト男子にゲロをぶっかけられても、笑ってすませられるほどの度量の深さ。まじでほれた〕

《五番》
・秋山優花里(『ガルパン』)
〔キャッチャー。彼女に任せておいたらピッチャーも楽。相手チームの分析なら彼女に一任。ただ単に秋山殿を愛してる、たぶん2010年代アニメ美少女キャラのなかで一番に〕

《六番》
・藤原千花(『かぐや様』)
〔ここらへんから、選出は適当。なんか知らないけど、なにかやってくれそう。トリッキーなのが持ち味〕

《七番》
・砂尾なこ(『ひとりぼっち』)
〔なんだかんだ言って、面倒見よさそう。打撃成績はあまり良くないけど、当たればでかい。相手ピッチャーをこれまた無意識に威嚇してくれる〕

《八番》
・三谷かなえ(『たまゆら』シリーズ)
〔キャプテン。かなえさんは、先輩だけど、後輩たちを尊敬していて、まじで尊敬できる。後輩のためにきちんと怒ることもできる。ほんと、娘にしたいキャラナンバーワン〕

《九番》
・高木さん(『からかい上手の高木さん』)
〔不動のエース。基本的に直球勝負だけど、ナチュラルに変化するので、バッターは的をしぼりづらい。とくに特定のタイプのバッターは、全く打てない〕

《補欠》
書き終わって思い付いたけど、七咲逢とか、大垣千明とか重要人物を入れるの忘れた。ここら辺は補欠で。あと、志摩リンは、カレンと迷ったけど、なんかリンちゃんはマネージャーか観客があってそう。

なんか結局、性格の良い子か、オモロイ子か、不器用な子か、そこら辺が好きなんだと分かった。

【余談】

ちょっと前に、『耳をすませば』を観ました。何度も観てるけど、ふとおかしなことに気づいた。主人公の父親役の声優が立花隆なんだけど、たしか宮崎駿は、その起用の理由を、父親が本好きだから説得力があると言っていたと思う。これって、なんかおかしくないか、と思った。立花隆ほどの読書量とか執筆量を考えると、かえって役不足じゃないんか。立花隆と父親では能力に差がありすぎるように思えるようになったとしたら、自分がただ単に、月島雫の父親に近い年齢になってきただけだと気付いただけじゃないのだろうか(今Wikipediaをみたらそうだった)。

(成城比丘太郎)


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