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★★★☆☆ コラム

2022のきうら 短いコラム

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本年も無軌道にいろんな物語を楽しんだけど、ほとんど覚えていない。

印象的なのは秋に観た映画「切腹」か。正座してみたいくらいの出来栄えだった。

一方、私生活は淡々と過ぎていった。2021年までの愛憎?に塗れた人生が急に無音になり、私はひたひたと静かにその夜更けのコンクリートの道を歩き続けた。

何を食べても何も感じないし、女性への興味もなくなった。お金もいらない。

喜びも悲しみも微かに感じる程度になったが、別に悲しくはなかった。

諸悪の根源は不眠症で、私が今一番欲しいものは「永眠」だ。

夢を見ない本当の深いふかい眠りが欲しい。

とはいえ、もうしばらくはドライブを続けないといけない。

ただ無感動ライフも別に悪くない。

とても身軽で誰も憎まないし、自分にコンプレックスを持つこともない。

それが創作の源と知りつつも、私は力と別れを告げて一人旅を続けている。

今年、本ブログをお読み頂いた方にはとても感謝。

少しでも記憶に残るテキストがあったら、それが「きうら」です。

本体は行方知れずです。

(きうら)

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