「 投稿者アーカイブ:きうら 」 一覧
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殺害された女性を取り巻く人間たちの業を描く 一種のミステリで、一定のパターンを繰り返す 京極作品としては珍しい作風と独特の読後感 おススメ度:★★★★☆ インパクトの強いタイトルだが、これがメインテー …
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「日本推理作家協会賞受賞作家短編集」 隣人や家族における、不安や恐怖または異変 まあまあのおもしろさ おススメ度:★★★☆☆ アンソロジー(異なる作家の作品をテーマ別などでまとめたもの)を読むおもしろ …
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私のクラスの生徒が、一晩で24人死にました。(日向奈くらら/角川ホラー文庫)~あらすじと後半ネタバレ気味紹介
タイトル通りの大量殺人(?)の謎を追う 猟奇趣味全開の完全なる現代ホラー 一読は面白いが、すごく惜しい。 おススメ度:★★★☆☆ あんまりと言えばあんまりなタイトルだが、中身もそのまんまである。物語的 …
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死の家の記録(ドストエフスキー[著]、望月哲男[訳]/光文社古典新訳文庫)
ドストエフスキーの体験を基にした記録的小説。 ロシアにおけるシベリア流刑(囚)の様子。 エピソードを連続的に描いていくので読みやすい。 おススメ度:★★★★☆ タイトルにある「死の家」とは、監獄のこと …
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グルーム (ジャン・ヴォートラン (著) /高野優 (翻訳)/文春文庫) ~感想と概要
2018/01/13 -★★☆☆☆
ジャン・ヴォートラン, ホラー, 高野優心を病んだ青年ハイムの妄想と犯罪 ノワール小説の鬼才の作品(紹介文より) 面白いような、そうでないような おススメ度:★★☆☆☆ 松の内も明けない内にこんな不気味な作品を紹介するのは気が引けないでもな …
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「愛またはセクシャリティ」というテーマで選ばれた作品群。 いろんな愛を謎ときのような形で。 傑作長編『孤島の鬼』が読みごたえあり。 おススメ度:★★★★☆(作品としてのおススメ度) 江戸川乱歩の死後5 …
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朝の少女 (マイケル ドリス(著)/灰谷健次郎(訳)/新潮文庫) ~ややネタバレ気味感想
灰谷健次郎っぽい児童文学と思わせて…… とんでもないオチを仕込んでいる食わせ物 基本的には美しい人間賛歌、基本的には。 おススメ度:★★★☆☆ 最初に書いておきたいが、この本の真の読書体験をされたい方 …
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「なぜ蔵書は増え、そして散逸するのか」という副題 いつのまにか集まってしまう、それが蔵書 蔵書が散逸するのは、日本の文化レベルの低下のせいか おススメ度:★★★☆☆ 2018年明けましたが、とくになん …
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趣の違うホラー短編を5つ収録 ワンシチュエーション物からちょっとした感動物語まで 「状況」だけで「意味」が弱い気がする おススメ度:★★★☆☆ 新年、一発目の通常更新は、前年に「平面いぬ。」で紹介した …
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神のみぞ知るセカイ(若木民喜/少年サンデーコミックス) ~お正月限定企画「怖くない」本(成城比丘太郎)
ギャルゲーを何よりも愛する主人公。 ふたつの三角関係を含む、多角関係のラブコメ。 序盤は恋愛シミュレーションゲーム風、後半から世界の命運を決する戦いへ。 おススメ度:とくになし。 2018年最初の記事 …
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わしらは怪しい探険隊 (椎名誠/角川文庫)~お正月限定企画「怖くない」本(きうら)
離れ小島での男だけのキャンプ・エッセイ 「昭和軽薄体」と称された椎名誠の文章技術の真骨頂 笑いとスリルと優しい感動も味わえる おススメ度:★★★★★ 昨年、本サイトをご覧頂いた方もそうでない方も、この …
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グリーン・マイル(4)~(6)(スティーヴン・キング/新潮文庫) ~簡単なあらすじ、前半ネタバレなし、後半ネタバレ感想
2017/12/31 -★★★☆☆
きうら, スティーヴン・キング, ホラー神への挑戦状か、捻くれた人間賛歌か? 残酷な視点で描かれる悲劇的展開 キングらしさは十分味わえる おススメ度:★★★☆☆ 本文に入る前に、まずは、お礼を述べたい。この一年、このサイトを訪れて頂いた全て …
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今週読んだ作品(12月第3週)と、軽いアニメ感想 ~宝石と詩の世界
鉱物 人と文化をめぐる物語(堀秀道/ちくま学芸文庫) 日本の詩歌(大岡信/岩波文庫) アニメ『宝石の国』(原作:市川春子)についての感想。 鉱物と人や文化との関わり(一冊目)。 日本の古代から中世の詩 …
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百鬼夜行シリーズの外伝・主要キャラの榎木津礼二郎が主人公 平凡な設計士・本島の視点で描かれる「ギャグ」ミステリー 本編を知っている読者「には」楽しく読めるだろう おススメ度:★★★☆☆ 「姑獲鳥の夏」 …
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異常な寒波に襲われた世界。 私にまとわりつく終末のヴィジョン。 アルビノの少女を追う、中年(?)終末旅行。 おススメ度:★★★★☆ 【あらすじ】 まず、『氷』のあらすじですが、とても簡単、というかそも …
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グリーン・マイル(1)~(3)(スティーヴン・キング/新潮文庫)
2017/12/23 -★★★☆☆
きうら, スティーヴン・キング, ホラーある不思議な黒人死刑囚と看守たちとの物語 残酷でグロテスク、そしてどことなく不穏 前半では「何を意味するか」は語られない おススメ度:★★★☆☆ この「グリーン・マイル」は、私のような40代には忘れら …
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暗さを彫琢したような短篇集。 寂しさ、死、不安、孤独。 とにかく、ただひたすら暗い。 おススメ度:★★★★☆(暗い雰囲気が好きなら) 福永は本書に載せられた「『世界の終り』後記」において、自らの作品の …
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夜までに帰宅(二宮敦人/角川ホラー文庫)~あらすじと感想、中程度のネタバレ
やや近未来の高校生たちが遭遇する「夜」の恐怖 興味深い設定だが、詰めが甘い気がする 読みやすい&ラストがなかなか おススメ度:★★★☆☆ (あらすじ)少し先の未来、第3次オイルショックがきっかけで夜間 …
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今週読んだ作品(12月第1週)<東京と神戸に核ミサイルが落ちたとき所沢と大阪はどうなる/新哲学対話>
東京と神戸に核ミサイルが落ちたとき所沢と大阪はどうなる(兵頭二十八/講談社+α新書) 新哲学対話(飯田隆/筑摩書房) 今週読んだ本の簡単なまとめ感想。 日本に対する核攻撃の標的と、その防護はどうなって …
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(ライアン・ジョンソン監督) ~前半ネタバレなし、後半ネタばれあり
2017/12/15 -★★★★☆
きうら, ライアン・ジョンソン, 映画悪側(ファーストオーダー)と善側の全面対決が主軸 単純に面白いが、寂しさを感じる展開 ラストのクレジットは泣ける 期待度:★★★☆☆ おススメ度:★★★★☆ いや、もう昨日の夜までは絶対に観ないつもり …