「 ★★★☆☆ 」 一覧

ゾンビの小哲学(マキシム・クロンブ、武田宙也・福田安佐子〔訳〕/人文書院)~読書メモ(49)

読書メモ(49) 現代社会や現代人を表すゾンビのイメージ 記事の後半は、アニメコンテンツからみるゾンビ性 おススメ度:★★★☆☆ 【本書についての大雑把なまとめ感想】 本書は、西洋世界から見た「ゾンビ …

穴の町(ショーン・プレスコット、北田絵里子〔訳〕/早川書房)

「カフカ、カルヴィーノ、安部公房の系譜を継ぐ」物語? 消えゆく町のことを本にしようとする「ぼく」 町が消えることは町に関することがすべて消え去ること おススメ度:★★★☆☆ 【はじめに】 オーストラリ …

瞬殺怪談 業(複数著者/竹書房)~短すぎて紹介がネタバレに

現代怪談のショートショート 短いものは一行のものも まあ、いつものやつです おススメ度:★★★☆☆ 夏といえば怪談、などと月並みはことは言わないが、毎度毎度懲りずに怪談集を探してきたので、ご紹介したい …

オオカミは大神(青柳健二/天夢人〔発行〕・山と渓谷社〔発売〕)~読書メモ(47)

読書メモ(047) 「狼像をめぐる旅」 日本各地に残る狼信仰 おススメ度:★★★☆☆ 本書は、日本各地に残る狼信仰をもとめて、主に東日本の社などを著者が巡ったことを、写真付きで記したもの。「お犬さま像 …

中島らものたまらん人々 (中島らも/双葉文庫)

いそうでいない変なヒトビトの図鑑 絶妙な文章とイラスト 今話題のコンプライアンス的には猛烈にアウト おススメ度:★★★☆☆ 【はじめに】 本書は、著者(故人)自身とその周囲の「コワい」人々を語るエッセ …

アニメ研究入門【応用編】(小山昌宏〔他〕/現代書館)

「アニメを究める11のコツ」 いろんな視点からアニメをみる 今期(2019春)のアニメ感想も おススメ度:★★★☆☆ 【本書のタイトルについて】 まず本書についてです。この本には前編があるようですが、 …

ドラゴンヘッド(1)-(10) 【完結】(望月峯太郎/ヤングマガジンコミックス)

世紀末漫画の傑作 最初の方はよく出来ている 収拾が付かなくなったのが残念 おススメ度:★★★☆☆ 1995年にコミックスの初版を出版しているリアルなディストピアものの漫画。当時は、けっこうブームになっ …

「承認欲求」の呪縛(太田肇/新潮新書)~読書メモ(44)

読書メモ(044) 「承認欲求」のネガティブ面を捉える 何でもかんでも「承認欲求」から読み解く おススメ度:★★★☆☆ 【本書について】 最近よく聞く「承認欲求」というワード。これはたとえば、「あいつ …

人喰いの時代(山田正紀/ハルキ文庫)※ネタばれ余りせず

クラシックな探偵小説 と、見せかけての大落ちあり 不思議な読後感 おススメ:★★★☆☆ 著者は著名なSF作家兼ミステリ作家だが、例によって突発的鳥頭思考でこの本を読んだので、一切、そんなことは知らなか …

悪魔にもらった眼鏡(短編集、亀山郁夫・野谷文昭〔編訳〕/名古屋外国語大学出版会)~読書メモ(43)

読書メモ(043) 19世紀から20世紀までの欧米・ロシア文学から 幻想文学、ホラー、普通の文学までいろいろ おススメ度:★★★☆☆ 【はじめに】 本書は、これを出版した大学出版会が、学生向けだけでな …

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ と ゴジラ(後編)【完全ネタバレ】

中途半端な娯楽観は見抜かれる ゴジラと恐怖 それでも怪獣映画は嫌いになれない おススメ度: ★★★☆☆(ゴジラ キング・オブ・モンスターズ) ★★★★★(ゴジラ) 【承前】 「本」ではなく、2019年 …

読書について【3】(成城比丘太郎のコラム-13)

コラム(013) 小説家の書評本を読む だいたいにおいて健全な内容 おススメ度:★★★☆☆ 【はじめに書評本を読むとは】 この5月は、暑さもあったのですが、それ以外にもけっこうしんどいことがあったので …

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ と ゴジラ(前編)【完全ネタバレ】

身に染み込んだ怪獣の記憶 ゴジラを巡る個人的な理由と最新作の感想 昭和と令和のゴジラは主張が反対 おススメ度: ★★★☆☆(ゴジラ キング・オブ・モンスターズ) ★★★★★(ゴジラ) 【前説・なぜ怪獣 …

エデン郡物語(ジョイス・キャロル・オーツ、中村一夫〔訳〕/文化書房博文社)~読書メモ(42)

(Amazonに画像無) 読書メモ(042) 「ジョイス・キャロル・オーツ初期短編選集」 「北部のフォークナー」 おススメ度:★★★☆☆ 去年ようやくレムの『エデン』を読んで、そのことを調べているとき …

フューリー (デヴィッド・エアー監督)

WW2の米軍一戦車部隊の奮闘 アクション映画としてみるなら普通 ありえない設定ではある。 おススメ度:★★★☆☆ またもやホラーでも小説でもないが、ちょっとずつ、元の路線に戻ってきた気がする。次回、乞 …

シュナの旅 (宮崎駿/アニメージュ文庫)

初期・宮崎駿の絵物語 ナウシカ+もののけ姫の原点 地味だが惹かれるものはある おススメ度:★★★☆☆ 若さとは変化を捉える感受性のことではないか、などと史上最長のGWを終えて考えて腐っていた。何しろ仕 …

レキシントンの幽霊

暗い印象を残す7つの短編集 著者独特の文章を味わうタイプ 落ちが不可思議だ オススメ度:★★★☆☆ 村上春樹が1990〜1996に断続的に書いた短編が改稿された上で一つにまとめられたもの。1996年1 …

チューイングボーン (大山尚利/角川ホラー文庫)

自殺に絡むスリリングなサスペンス 素直に面白い、だが このテーマでこの作風は珍しい オススメ度:★★★☆☆ 【はじめに】 もし、何もこの本について予備知識がないなら、この先の紹介文章も含めて何の情報も …

燃える風(津島佑子/中公文庫)~読書メモ(36)

読書メモ(036) 少女のやり場のない憤懣を、様々な暴力として表現 「死」のありさまを夢想する少女 おススメ度:★★★☆☆ 【はじめに】 おそらく、これが平成最後の投稿になるかと思います。私は、人生の …

パルプ(チャールズ・ブコウスキー、柴田元幸[訳]/ちくま文庫)~読書メモ(35)

読書メモ(035) いい加減な探偵が奇妙な依頼を受けまくる 猥雑だがどこか爽快で、読みやすい、しかし気も滅入る おススメ度:★★★☆☆ 【あらすじとか感想とか】 ブコウスキーは、今年が生誕100年かと …

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