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ホラーを中心に様々な作品を紹介します

「 ファンタジー 」 一覧

鏡の前のチェス盤(ボンテンペッリ[著]・橋本勝雄[訳]/光文社古典新訳文庫)~あらすじと感想、軽いネタばれ

全年齢向けの「異世界ファンタジー」。 鏡の中に入りこんだ「ぼく」が出会う不思議なものたち。 漫画的なイラスト付きで、子供でも楽しめる。 おススメ度:★★★☆☆ 本書は、イタリアの作家ボンテンペッリの幻 …

影との戦い―ゲド戦記〈1〉(アーシュラ・K. ル=グウィン [著]、清水真砂子[訳]/ 岩波少年文庫他)~あらすじと感想、中程度のネタバレ

魔法使いを目指す少年ゲドの冒険記 普遍的な戦いを経て成長する少年の物語 読みやすい訳。根源的恐怖。傑作ファンタジー おススメ度:★★★★☆(ファンタジーとしては★★★★★) 昨日、小学生の娘にゲド戦記 …

ギガントマキア(三浦建太郎/ジェッツコミックス) ~あらすじと感想、軽いネタバレ

ベルセルクの作者による異色格闘漫画 恐らくプロレスとロリータが描きたかったと思われる 一巻だけで完結。少し惜しい気も。 おススメ度:★★★☆☆ 前に紹介した「ベルセルク」の作者による一巻限りの読み切り …

月影の迷路(リズ・ベリー[著]・田中美保子[訳]/国書刊行会) ~紹介と感想、軽いネタバレ

イギリスの「丘陵地帯」を舞台にしたファンタジー。 (歴史ある)土地のパワーに翻弄される人々。 読みやすい文章と、単純な構図。 おススメ度:★★★☆☆ (簡単な導入説明)大学入試試験を終えた「クレア」が …

ケンジントン公園のピーター・パン (バリー[著]・南條竹則[訳]/光文社古典新訳文庫) ~あらましと感想

有名な「ピーター・パン」の物語とは別の話。 公園での妖精や少女とのうつくしい交流。 箱庭の世界で繰り広げられる不思議な物語。 おススメ度:★★★☆☆ 最初に書いたように、本書は日本でも一般によく知られ …

魔法使いの弟子(ロード・ダンセイニ[著]・荒俣宏[訳]/ちくま文庫) ~あらましと感想、軽いネタばれ

現代ファンタジーの原点。 デュカスの交響詩『魔法使いの弟子』とは、全く関係なし。 魔法使いから影を取り戻す、ラブロマンスともいえる。 おススメ度:★★★★☆ (導入説明)<塔の岩森>の若者「ラモン・ア …

新版 指輪物語〈1〉旅の仲間 上1 (J.R.R. トールキン (著)/田中明子 (翻訳)/評論社文庫) ~あらすじと感想

現代ファンタジーの元祖ともいえる偉大な名著 弱きものが勇気で悪を撃つ感動の物語 「読みにくさ」は万人の認めるところ おススメ度:★★★★★ 一般的には、映画「ロード・オブ・ザ・リング(Ama)」と知ら …

ベルセルク 39(三浦建太郎/ヤングアニマルコミックス) ~ベルセルクの今と昔(後編) ※基本的に38巻まで読まれた方向け

遂に妖精の王と謁見。キャスカの運命は? 完全にファンタジー回帰、しかも穏やか 内向的なストーリー展開 おススメ度:★★★☆☆ (あらまし)数々の脅威を退けて、ガッツたちはついに妖精たちの王の住む島に上 …

ベルセルク 1(三浦建太郎/ヤングアニマルコミックス) ~ベルセルクの今と昔(前編)

過酷な運命を背負った若者を描くファンタジー エロ・グロ・ロリータなど必要と思えば何でも描く 3巻~13巻は間違いなく傑作 おススメ度:★★★★★ (あらまし)人間を超えた存在から、ある運命によって常に …

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち (ティム・バートン監督) ~感想と軽いネタバレ

異能者たちの苦悩と戦い 純粋なエンターテイメント映画 不満もあるが概ね良くできている おススメ度:★★★★☆ (あらすじ)リア充になれないオタク系男子のジェイクは、祖父の謎の死に遭遇する。祖父は奇怪な …

ドラゴンランス戦記 (1) (マーガレット・ワイス(著)、トレイシー・ヒックマン(著)、安田均(翻訳)/富士見文庫)

完成されたファンタジー娯楽大作 魅力的なキャラにスリリングな展開 あえて書けば、全てのラノベの原点的存在 おススメ度:★★★★★ こんな古い本(昭和62年初版)を引っ張り出して批評するサイトも今は少な …

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