「 ホラー 」 一覧
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ハプニング (M・ナイト・シャマラン[監督]) ~感想と完全なネタバレ
アメリカで謎の大量自殺が次々と発生。原因は? 設定ありきの大味ホラー 監督名を観れば納得。 おススメ度:★★☆☆☆ 最初に断っておきたいが、実はこの映画はそれほど嫌いではない。むしろ、監督を考えると微 …
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ホラー小説大全 ドラキュラからキングまで(風間賢二/双葉文庫) ~内容の紹介
文化論も含む硬質な欧米ホラーの概観 歴史、3つモンスター、おススメ本100冊の3つのパート ガイドブックというよりは、正統派の評論としての性格が強い おススメ度:★★★☆☆ 怖い本の紹介サイトで、さら …
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山の霊異記 赤いヤッケの男(安曇潤平/角川文庫) ~感想と軽いネタバレ
山にまつわる短編怪談集 基本的には登山者の死者の話 語り口も工夫されている おススメ度:★★★★☆ 本来、このサイトで取り上げようと思っていた主なお話は、ホラーというか、怪談のような話だった。もう結構 …
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Another(アナザー)(水島努[監督]・P.A.WORKS[制作]/TVアニメシリーズ) ~あらすじと感想、軽いネタバレ
綾辻行人原作小説のアニメ化作品。 水島努監督の最高傑作だと個人的には思う。 ついでに実写版『アナザー』についても。 おススメ度:★★★★☆ (簡単な導入説明) 時は1998年、母親の故郷「夜見山市」に …
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〈グレン・キャリグ号〉のボート (ウィリアム・ホープ・ホジスン/ナイトランド叢書) ~あらすじと感想、軽いネタバレ
2017/07/15 -★★★★☆
SF, ウィリアム・ホープ・ホジスン, ホラー, 成城比丘太郎漂流した先に待つ魔の海域。 漂着した島での魔物どもとの戦い。 詳細な「海事用語」は難しいが、その分臨場感が増している。 おススメ度:★★★★☆ (簡単なあらすじ)<グレン・キャリグ号>の乗客である「わ …
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人間将棋というトリッキーなテーマ 非常にタクティカルな展開、オチはまあ 貴志作品最強の飛び道具。将棋ペンクラブ大賞で特別賞受賞。 おススメ度:★★★☆☆ 刊行された貴志作品はほぼ読んでいるが、その中で …
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パンドラの少女(上)・(下)(M・R・ケアリー/創元推理文庫) ~あらましと感想、軽いネタばれ
不気味な存在が跋扈する、ポスト・アポカリプスもの。 荒廃した世界での、命をかけたサバイバル。 自分は何者なのか、ということに苦悩する少女。 おススメ度:★★★★☆ 世界は「<大崩壊>」という人類の危機 …
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いわゆる一つの胸糞悪いはなし 実在の事件を材に取ったというか、ほぼそのままの気が よほどのサディストでもない限り読まないほうが良い おススメ度:★★☆☆☆ 本を定価で買って久しぶりに後悔した。むろん、 …
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モロー博士の島(H・G・ウェルズ[著]・中村融[訳]/創元SF文庫) ~あらすじと感想
孤島で行われる、狂気のような実験。 人間と獣の境目とは? エンターテインメントとしても読める。 おススメ度:★★★☆☆ (あらすじ)「エドワード・プレンディック」は、「海難事故」にあい、とある「貨物船 …
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ゾンビ・パラサイト(小澤祥司/岩波科学ライブラリー) ~あらましと軽いネタバレ
「ホスト(=寄生先の生物)を操る寄生生物たち」について。 ゾンビというタイトルだが、生ける屍のことではない。 特に怖がる要素はない。 おススメ度:★★★☆☆ タイトルに「ゾンビ」とあるので、なんか物騒 …
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伊藤潤二自選傑作集(伊藤潤二/朝日新聞出版) 〜あらすじと感想、軽いネタバレ
作者の「自作解説」付き9編と、書き下ろし新作1編。 顔芸の要素もあるが、発想をうまく生かしていた良作もあります。 ホラー漫画をあまり読まない人にはちょうど良いかも。 おススメ度:★★★★☆ おススメし …
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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち (ティム・バートン監督) ~感想と軽いネタバレ
異能者たちの苦悩と戦い 純粋なエンターテイメント映画 不満もあるが概ね良くできている おススメ度:★★★★☆ (あらすじ)リア充になれないオタク系男子のジェイクは、祖父の謎の死に遭遇する。祖父は奇怪な …
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まっぷたつの子爵(カルヴィーノ/岩波文庫) ~あらましと感想、ネタバレあり
カルヴィーノ作品中屈指の読みやすさ。でもちょっと残酷。 身体が半分に引き裂かれた子爵の物語(寓話)。 老若男女すべての人向けで、感想文の対象に最適。 おススメ度:★★★★★ (あらすじ)語り手の「ぼく …
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インキュバス(レイ・ラッセル ・著、大伴墨人・翻訳/ハヤカワ文庫) ~感想とあらまし、軽いネタバレ
あるアメリカの町を襲う強姦魔の正体とは? 強いエロ・グロ傾向あり。閲覧注意。 ミステリとしての落ちはまあまあ。 おススメ度:★★★☆☆ (あらまし)ある田舎町であるガレンで、連続強姦事件が起きる。強姦 …
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江戸の刑罰(石井良助/吉川弘文館) ~内容の紹介と軽いネタバレ
江戸の刑罰と牢屋に関する、古典的名著。 処刑の記述や、牢屋内でのドキュメントは結構おそろしい。 刑の執行や牢屋内の取り決めは、かなり細かい。 おススメ度:★★★★☆ 著者は、「日本法制史」の研究者で、 …
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新築の家と、家族にまつわる恐怖。 一人の主婦を襲う怪奇現象。 たいして怖くはない。 おススメ度:★★☆☆☆ 専業主婦の「規子」が、念願のマイホームを、郊外の新興住宅地に新築し(資金は夫が出したものだが …
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夜の夢見の川(中村融・編/創元推理文庫) ~あらましと感想、軽いネタバレ
12編の「奇妙な物語」。 ホラー要素もあるが、どこかとらえどころのない話。 翻訳ものに向かない人には、あわないかも。 おススメ度:★★★☆☆ 『麻酔』(クリストファー・ファウラー)…歯科治療にきた「サ …
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結ぶ(皆川博子/創元推理文庫) ~あらましと感想、軽いネタバレ
18の短編からなる幻想小説集。 特に怖いところなし。 幻想小説初心者向け。 おススメ度:★★☆☆☆ まず表題作の「結ぶ」だが、これはなんか思考実験のような短編。身体が縫われることから着想し、球体へと至 …
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メルキオールの惨劇 (平山夢明/ハルキ・ホラー文庫) ~あらましと感想、軽いネタバレ
エキセントリックな文章と物語 ケレン味たっぷり 普通の悪趣味幻想小説 おススメ度:★★✩✩✩ 書評サイトとしては反則なのかもしれないが、Amazonのレビューが高かったので、内容を一切確認せずに購入し …