「 ミステリ 」 一覧

この世の春(上・中・下) (宮部みゆき/新潮文庫)※完全ネタバレありの感想

   時代劇ミステリ・サスペンス 小さな世界で話が終始する 書きたいものは分かるが…… おススメ度:★★☆☆☆ このところ「これは!」という作品との出会いがない。本作も期待して読んだのだが、どうしても …

クリーピー (前川裕/光文社文庫) ネタバレあり

「不気味な隣人」がテーマ 途中までは傑作感がある 期待と落胆 おススメ度:★★★☆☆ タイトルの意味は本書の冒頭で、 creepy (恐怖のために)ぞっと身の毛がよだつような; 気味の悪い(『小学館ラ …

連続殺人鬼カエル男 ※完全ネタバレ(中山七里/宝島社文庫)

読みやすいホラー風味のサスペンス・ミステリ どんでん返しは納得の範囲ギリギリ 少しキャラクターが軽いかも おススメ度:★★★☆☆ マンションの13階に住む女性が、顎を貫通するフックに全裸で吊るされる死 …

最近読んだホラーと、先週の競馬

もうすぐ5月 この前読んだホラー 先週の競馬 オススメ度:★★★☆☆ 【はじめに】 三度目の緊急事態宣言になりました。まあ、とくに言うことはないですけど、折角のGWの、ウキウキランラン計画がダメになっ …

死神の棋譜(奥泉光/新潮社)

将棋ミステリ プロ棋士になれなかったものたちの悲哀 ミステリの外見を借りた何か別物のフィクション オモシロ度:★★★★☆ 【はじめに】 この感想文が投稿されてる日は、おそらく11/13でしょう。すなわ …

ヒトでなし: 金剛界の章 (京極夏彦/新潮文庫)

不幸な男が非積極的に人を救う話 ヒトでなしとは善で悪でも無い極北のこと 異様にハマってしまった おススメ度:★★★★☆ 久しぶりに本を読んでいて心地良かった。読まなければならない、という主体性を求めら …

2010年代アニメまとめ(4)

「2012年アニメ」を中心に ホラーアニメについて クレイジーアニメとショートアニメ おススメ度:特になし 【ホラーアニメについて】 綾辻行人原作の『Another(アナザー)』(角川スニーカー文庫) …

人喰いの時代(山田正紀/ハルキ文庫)※ネタばれ余りせず

クラシックな探偵小説 と、見せかけての大落ちあり 不思議な読後感 おススメ:★★★☆☆ 著者は著名なSF作家兼ミステリ作家だが、例によって突発的鳥頭思考でこの本を読んだので、一切、そんなことは知らなか …

MASK 東京駅おもてうら交番・堀北恵平 (内藤了/角川ホラー文庫) ~ややネタバレ

新人婦警のほのぼの事件簿(?) とはいえ、猟奇殺人を扱っている 都会の孤独がテーマか。読みやすい。 おススメ度:★★★☆☆ タイトルにある堀北恵平は「ほりきたけっぺい」と読むのだが、女性の新人警察官だ …

黒い森の記憶(赤川次郎/角川ホラー文庫)

田舎に隠棲した元医者と少女連続殺人事件 老人の謎めいた過去と行動 ミステリよりもサイコホラーっぽい おススメ度:★★★★☆ 時代は昭和50年前後。元医者の老人は、娘婿夫婦に病院を任せ、田舎に質素なコテ …

ブルックリンの少女 (ギヨーム ミュッソ (著), 吉田恒雄 (翻訳)/集英社文庫)

恋人の衝撃の告白から始まるスピード感のあるサスペンス 連続少女監禁殺害事件が核となっている 前半は素晴らしい出来、後半は賛否の分かれるところ おススメ度:★★★☆☆ 結婚を決めた美しい恋人との運命の夜 …

切断 (黒川博行/角川文庫)

猟奇的描写からスタートする物語 全編ハードでやや猥雑、そして悲劇的トーン 叙述トリック的だがそれが売りでない所が不思議 オススメ度:★★★☆☆ とりあえず下記の説明だけ読んで、購入してみた一冊。文庫と …

湖上の回廊(森水陽一郎/Kindle版)

不気味な色調で始まる謎の多い物語 ミステリ調で始まるが、幻想私小説風に変化する まあ、何というかスッキリしない おススメ度:★★★☆☆ この本、出だしは素晴らしく怪奇的に始まるのである。何しろ主人公の …

リアル王様ゲーム~女子高生.com (しろいちじく/竹書房文庫) ~ややネタバレ気味

「真面目な」サスペンスミステリ 時代を感じる設定(2010年) 面白いような、恥ずかしいような…… おススメ度:★★★☆☆ なんか、ゴメン……基本的に読む本を選ぶときは、内容はあまり確認せず、タイトル …

CUT 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子(内藤了/角川ホラー文庫)

良くできた猟奇系犯罪捜査モノ どことなくコミック的なキャラクター 貶す要素はないが…… おススメ度:★★★☆☆ タイトルからして、本サイトの主旨に合った一冊。Kindleをお持ちなら、サンプルをダウン …

百年前のバルセロナで何が起こっていたのか

悪女(マルク・パストル、白川貴子〔訳〕/創元推理文庫) カタルーニャを知る事典(田澤耕/平凡社新書) 死体泥棒(スティーヴンソン、吉野由起〔訳〕/集英社文庫ヘリテージシリーズ『スティーヴンソン』より) …

ヴェトナム戦場の殺人 (デイヴィッド・K・ハーフォード(著)、松本 剛史(翻訳)/扶桑社ミステリー)

ヴェトナム戦争の米軍の内部犯罪物 実にまっとうなミステリ ヴェトナムへの掘り下げ度は浅い おススメ度:★★★☆☆ 霊能者や呪いに少々食傷気味な気分で、タイトルだけで選んだ一冊。ミステリは数あれど、ヴェ …

雪の階(奥泉光/中央公論新社)

心中事件を探る推理ものの体をとったもの 奥泉文学の題材を詰め込んだ、ごった煮的作品 いろんなものに目を配った娯楽小説 おススメ度:★★★☆☆ 【時候の挨拶的まえがき】 先日(4/2)、軽い花見をしてき …

ずっとお城で暮らしてる(シャーリイ・ジャクスン〔著〕、市田泉〔訳〕/創元推理文庫)

殺人事件のあった屋敷に暮らしてます 周りの人の悪意をひしひしと感じます 閉ざされた世界で自足的に生きていきます おススメ度:★★★★☆ 父:娘よ、シャーリイ・ジャクスンの『丘の屋敷』はもう読んだかい? …

ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者(前後編)[3DSで遊べるファミリーコンピュータソフト][オンラインコード]

ゲームで初めて本気で恐怖を感じた作品 さすがに古いがよく出来たシステムと音楽 いまのスマホゲームに慣れた世代はお勧めできないが…… おススメ度:★★★☆☆ 思い返してみると、私の約40数年の人生で「恐 …

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