-
心中事件を探る推理ものの体をとったもの 奥泉文学の題材を詰め込んだ、ごった煮的作品 いろんなものに目を配った娯楽小説 おススメ度:★★★☆☆ 【時候の挨拶的まえがき】 先日(4/2)、軽い花見をしてき …
-
2018/04/07 -お知らせ
「Google AedSemce」の導入によって、若干見にくくなってしまいましたが、サイト継続のためにご協力頂けると助かります。クリック数で広告料が入るとか。現状では、サーバー代カツカツというところで …
-
X‐ファイル―未来と闘え(クリス・カーター(著)、 エリザベス・ハンド(著)、 南山宏(翻訳)/角川文庫)
伝説の超常現象捜査官の映画版ノベライズ モルダーとスカリーが出てくるだけで満足 当時としては異常によくできたドラマだった おススメ度:★★☆☆☆ これもまた古い話になるが、テレビドラマである第1シーズ …
-
2018/04/04 -★★★★☆
スティーブン・キング, ホラー, 成城比丘太郎狂犬病にかかった犬がもたらす恐怖 恐怖を中心にして描かれる家族のありよう 日常に潜む崩壊は、ふとしたときに身を寄せてくる おススメ度:★★★★☆ 一か月前の投稿で、「スティーヴン・キングはあまり読む気 …
-
夜のくもざる―村上朝日堂短篇小説 (村上春樹(著)、安西水丸(イラスト)/新潮文庫)
どこからどう読んでも村上春樹 入門と言えるのかどうか、良く分からない 元は糸井重里による広告キャンペーン 実は今、熱を測ってみると38.4度となっている。喉が強烈に痛いので、扁桃腺炎の可能性が強いが、 …
-
日常というものを、戦前戦後という地平で連続的に描く 偶有性を帯びて見える「すず」さん 声優から楽しむ「この世界の片隅に」 おススメ度:★★★★☆ ようやく観ました、『この世界の片隅に』を。私はミーハー …
-
真面目な南海トラフ地震の考察 その脅威を正しく知ることができる 過度に煽らない学術的姿勢 おススメ度:★★★☆☆ マグニチュード1以上の地震は年間6000回以上も起きているという日本列島。これは一日約 …
-
「栗本薫」が登場する、南島でのクトゥルー作品 ライトなエンタメで、とくに怖くはない。 「グイン・サーガ」の着想を得たという記念碑的作品 おススメ度:★★★☆☆ これまた、『All Over クトゥルー …
-
ロード・オブ・ザ・リング ― スペシャル・エクステンデッド・エディション [DVD](ビーター・ジャクソン監督)
2018/03/25 -★★★★★
J.R.R. トールキン, ピーター・ジャクソン, ファンタジー, 映画今もって最高のファンタジーの映像化 素晴らしくよくできた美術と演出 真のファンタジーファンに おススメ度:★★★★★ 小説版の「指輪物語」は、以前にさわりを紹介しているが、今回改めて映画版を通して観た …
-
見えるもの見えざるもの(E・F・ベンスン、山田蘭〔訳〕/ナイトランド叢書)
科学者(や学者然とした者たち)の分析がおもしろい 降霊会や、幽霊や、雪男(怪物)や、吸血鬼など様々な題材 死ぬことがそれほど怖くないと錯覚できるホラー おススメ度:★★★★☆ この前『塔の中の部屋』を …
-
正統派の化け物系ホラー 視点の転換は新鮮 ただし、後半は半ばマンガ…… おススメ度:★★★☆☆ 「映画化決定! 全選考委員が絶賛した第22回日本ホラー小説大賞受賞作!」という華々しいキャッチコピーもあ …
-
東日本大震災前(20~30年前あたり)に出版された原発小説集 反原発(原子力)をメインに 野坂昭如のものはおもしろい おススメ度:★★★☆☆ 先日友人から、野坂昭如の『乱離骨灰鬼胎草』という小説が面白 …
-
酔拳(ジャッキー・チェン[主演]、 ユエン・ウーピン [監督])
まさに初期ジャッキー功夫の集大成 明るく楽しい作風で抜群の娯楽性 誰が見ても楽しめる普遍性 おススメ度:★★★★☆ また、怖い本を読まずにこんな映画を紹介し申し訳ないが、その辺は勘弁して欲しい。体の中 …
-
作家・エッセイストから、編集者など、いろんな人の本棚〔写真〕 いずれ劣らぬ蔵書(自慢) この中のいずれかに理想の本棚がある、かも おススメ度:★★★☆☆ もう15年以上前にもなるが、私は、『書斎曼荼羅 …
-
大長編ドラえもん (Vol.5) のび太の魔界大冒険 (藤子・F・不二雄/てんとう虫コミックス)
ドラえもん中ホラーと言える演出とアイデア 特に前半の描写が素晴らしい 小ネタも満載。大人も楽しめるSFファンタジー劇 おすすめ度:★★★★☆ 僭越ながら、巨匠と呼ばれる漫画家にも旬の時期というものがあ …
-
死者と先祖の話 (山折哲雄/角川選書) 日本論(石川九楊/講談社選書メチエ) 日本と日本文化を規定するものとは 宗教観と日本語から見る日本論 どちらも中途半端なかんじです おススメ度:★★☆☆☆ 【登 …
-
2018/03/09 -コラム
おはなしこんばんわっ, きうら, コラム<前説> みなさんこんばんは。いきなりこんな普通のブログが更新されたので、普段からの読者の方は、甚だ疑問を持たれたと思うが、私自身、なぜこんなコーナーを本編の感想の代わりとして書こうと思ったのかは良く …
-
古書蒐集に心血を注ぐ著者によるオモシロ話 古本が取り結ぶ縁ですね 探偵小説とクラシック音楽と おススメ度:★★★☆☆ タイトルの『怪書探訪』とは一体どういう意味なのだろうか。字面だけから判断すると、「 …
-
高名な伊達政宗の誕生から最初の挫折まで 読みやすく、かつ、中身が深い 読み物として単純に面白い おススメ度:★★★★★ まず、言い訳がある。言い訳なので、回りくどいのが嫌な方はこの段落は飛ばして欲しい …