霧が晴れた時(小松左京/角川文庫)

SF要素のあるホラー小説集 異常だが、面白く説得力のある設定が多い 特に「くだんのはは」がオススメ おススメ度:★★★☆☆ 本作品は、SFホラーとでも言うべきジャンルで、伝統的な怪異譚にSF的な要素が …

Q&A(恩田陸/幻冬社)

タイトル通り「質問」と「答え」だけで構成される小説 正体不明の大惨事が多数の視点から描かれる オチは弱いがゾッとする恐怖を味わえる おススメ度:★★★★☆ 作者のデビュー作「六番目の小夜子」に続いての …

模倣犯 (宮部みゆき/新潮文庫)

圧倒的な「読ませる力」を持った小説 連続誘拐事件をテーマにした宮部みゆき最大級の力作 深遠なテーマと深い感動を保証する おススメ度:★★★★★ 「なんだこれは?」と、第1部の途中で感じた。「これはヤバ …

新世界より(貴志祐介/講談社)

ホラー要素満載の傑作SFエンターテイメント 知的ゲーム的な要素も面白い 残酷描写も多いので注意 おススメ度:★★★★☆ 時は未来。人間たちは「呪力」という超能力を手にしていた。その力によって、様々な文 …

死国 (坂東真砂子/角川文庫)

オカルト要素ありの愛憎劇 四国の文化についてはあまり深く突っ込んでいない 女性視点の性的なモノローグなどの描写あり おススメ度:★★☆☆☆ 【ネタバレあり注意】 四国にある八十八ケ所の霊場を死んだ者の …

ガダラの豚(中島らも/集英社)

学者VS.呪術師の対決を壮大なスケールで描 気軽に読める何でもありの傑作娯楽小説 グロテスクで下品な描写も多い おススメ度:★★★★☆ 学者の一家が日本・アフリカを舞台に悪役の呪術師と戦う。これは、ど …

腐蝕 (竹本健治/角川ホラー文庫)

ホラー要素のある完全なSF ジュブナイル向けの作風 オチに既知感があるが発表年から考えると妥当 おススメ度:★★☆☆☆ 日常生活が何ものかに侵食されていく……という内容の表紙裏の紹介文に惹かれて購入し …

「超」怖い話ベストセレクション 怪恨 (久田樹生/竹書房文庫) ※Kindle Unlimited対応

著者が取材した実録系怪談集 「呪い」や「憎しみ」が主なテーマ 短い区切りがあり読みやすい構成 おススメ度:★★★☆☆ 著者が過去に発表した<「超」怖い話> シリーズ6篇から選んだエピソード …

蟹工船(小林多喜二/新潮文庫)

経済社会の恐怖を描くホラーとして読める文学 労働者の凄まじい絶望感を描く 後半の展開が性急に感じるが深いテーマ性 おススメ度:★★★☆☆ ご存知の通り小林多喜二と言えば「プロレタリア文学の代表者」とし …

電子書籍リーダーの3つのメリット(Kindle paperwhite 2016レビュー)

2017/01/13   -電子書籍リーダー

暗闇での読書に最も適している 圧倒的に目が疲れない バッテリーの持ちが段違い この3つがスマホに勝る電子書籍リーダーの真の利点ではないだろうか。ライトを消した就寝前の読書こそ、本読みの至福の時間。さら …

カテゴリーの整理について

2017/01/13   -お知らせ

カテゴリーの分類法則がバラバラだったので、おススメ度での分類に変更しました。 一応、当サイトの評価の評価の開設は以下の通り。 ★★★★★ … これぞ怖い本。ぜひ読んで頂きたい一冊。 ★★★★☆ … 完 …

ブラッドハーレーの馬車(沙村広明/太田出版)

少女趣味と人体欠損要素あり 全体的に鬱展開で救いがない 絵は作者特有の緻密な画風 おススメ度:★★☆☆☆【閲覧注意】 とある資産家のブラッドハレー家では「慈善事業」と称して、孤児院から少女を選び、養女 …

プルトニウムと半月(沙藤一樹/角川ホラー文庫)

原発事故地帯に住む姉妹の青春小説風 残酷描写は多め、重い展開 説明不足で不親切な構成 オススメ度:★★☆☆☆ 原発事故によって双子の姉妹の華織と紗織はバラバラになった。封鎖された30キロメートルの範囲 …

厭魅の如き憑くもの (三津田信三/講談社文庫)

憑き物をテーマにした戦後間もない架空の村の怪異 探偵役が登場する正しいミステリの構造 固有名詞に違和感があるが読みやすい おススメ度:★★☆☆☆ 戦後の昭和の架空の村が舞台で、谺呀治(かがち)家と神櫛 …

怪談・奇談(ラフカディオ・ハーン/角川書店)

有名な怪談を含む42編の短編ホラー集 ほとんどは「昔ばなし」風だが、たまに強烈なガチ系の話が混じる 最下段に完全ネタバレ紹介が若干あり。 おススメ度:★★★☆☆ 今回は日本古来の怪奇譚を集めたラフカデ …

神の左手悪魔の右手 (3) (楳図かずお/小学館文庫)

人体破壊を極める本格スプラッターコミック 気持ちがいいほど徹底した殺戮描写 描写は古典的だがホラーへの本物の情熱がある おススメ度:★★★☆☆ ホラー漫画は基本的に苦手なのだが、時々気まぐれで買ってく …

火車(宮部みゆき/新潮社)

カードローン破産がテーマの本格サスペンス 時代設定は古くなったがテーマは不変 無駄のない緻密な文章と展開 おススメ度:★★★★☆ 今更といえば余りに今更だが、本書を読み終えて「これぞ本物のサスペンス小 …

六番目の小夜子(恩田陸/新潮文庫)

ファンタジー要素のある青春小説 類型的なキャラクター設定だが展開が早くて上手い 読みやすい文体で内容と併せ軽い読書向き おススメ度:★★★☆☆ 恩田陸のデビュー作となる「六番目の小夜子」は、ジャンルと …

ランゴリアーズ (スティーヴン・キング/文春文庫)

11人を残し乗客が消失したジャンボジェットというイントロ 異世界に迷い込んだ人々の恐怖が精緻に描かれる キング作品好きなら、読んで損はない一冊 おススメ度:★★★☆☆ 飛行中のジャンボジェットの乗客が …

ローズマリーの赤ちゃん(アイラ・レヴィン/ハヤカワ文庫)

(小説版の写真がないので映画版のパッケージです) 率直な内容のモダンホラーの古典 キリスト教的世界観は日本時にはなじみが薄い 妊娠中の方は特にお勧めできない おススメ度:★★☆☆☆ モダン・ホラーの元 …

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