コラム 特になし

先週読んだ本と、競馬について(成城のコラムー32)

投稿日:2021年5月20日 更新日:

  • 「コラム32」
  • ベンヤミンのひそみにならう
  • おおくす!
  • オススメ度:特になし

【梅雨入り】

気が付いたら梅雨入りしていたそう。この季節には体調がすぐれないときがあるので憂鬱かと思いきや、大雨にならなければ雨の日はおおかた好き。この時期には雨に関する曲を聴くぞい!虹(二次)に関する曲も聴くし、雨に関する本も頑張って読むぞい!

てなわけで、梅雨明けが来月になるといいなあと思いつつ、明けない梅雨はないことはないけどそれまで梅雨明けの報せを素直に待ちましょうということか。

ところで、オリンピックはどうでもいいけど、オリンピックの開催地でなかったらワクチンがどの程度確保できてたかわかんなかったかも。梅雨明け頃に開催になるかもなー。

【先週読んだ本のこととか】

・ヴァルター・ベンヤミン『パサージュ論(三)』(岩波文庫)

自分のなかで「有名なのにまだ読んでない本1000タイトル」のうちに入っていた『パサージュ論』が岩波文庫から新たに出されたので、この機会にと数ヶ月前から読んでいます。先週そのうちの第三巻を読みました。

先週はこれを含む2冊しか読めませんでした。急に暑い日があってだるくてしんどかったのと、通院する週を例年より一週早めたためあまり本を読めなかったからです。全国各地でワクチン接種がはじまったのとは関係なく、病院にはけっこう人がいました。ちなみに比較的まだ若くて基礎疾患がなく、コネ(?)もない自分がワクチンうてるのは当分先のようですが。

で、先週病院にて『パサージュ論』を開いていてふと思ったのが、全国の病院でこの本読んでる人どれくらいいるだろうかということです。入院してる人のうちにはいるかもしれないと思ったけど、この病院にはいないだろうなと思いました。自慢話なのではなくて、この本だからからこそそう思ったのです。もしかしたら、ベンヤミンのいう「遊歩者(フラヌール)」についての思考がそう思わせたのかもしれないですけど。それにしても、本当に自慢話じゃないのですけど病院で岩波文庫を読むのってなんか恥ずかしい。頭良さげアピだと他人から思われると意識するからか。まあ、変なところで自意識過剰なのでしょう。

【昔のパリを舞台にしたアニメ】

『パサージュ論(三)』には、「遊歩者」についての引用の断章群があります(遊歩者の意味についてはすみませんが検索してください)。それら引用を読んでいくとベンヤミン自身がパリで見たかもしれないものの断片が浮かんできます。

そのさまはまるで19世紀のパリという都市の夢幻的なうつりかわりです。そして、読んでいて私の思い浮かべたのが、テレビアニメ『異国迷路のクロワーゼ』であることは、オタクであれば当然至極のことでしょう(たぶんね)。

この『異国迷路のクロワーゼ』という作品は、19世紀のパリに渡った日本人少女がそこでアレヤコレヤする話です。その少女にとってパリとその街路はまさに異界そのものでした。作品としては少女のかわいさとパリという異界の住民たちとのやりとりが面白いところでもあります。パリ人間から見るならば、それとは反対に、日本人少女という見世物的な存在という意味で彼女自身が異界人ですけど。

この作品にはたしか、ファンタスマゴリー(幻灯機)らしきものが出てきましたけど、そこにオカルトめいたところはそれほど感じませんでした(私の記憶が確かならば)。たんに装置そのものの幻灯機が幻をみせるモノとしてだけ描かれていた印象です。ベンヤミンが夢みたパリの表象がこのアニメにいかされているのかどうかはちょっと分かりませんが、まあそれなりにおもろいアニメでありまする。

【観光をする】

大したことではないですけど、病院のあとに観光しました。まあまあ他の観光客がいました。いつもと違うのは、やはり海外からの観光客が全くいなかったことでしょう。5月のこの時期にはいつもうるさいくらいの旅行者がいるわけですが。なんか寂しいものはありました。

私が歩いたのは、19世紀パリの街に遠く及ばない地方なのですけど、なんとなく遊歩者の気分で歩いていました。私が見たのは、神社の参道にぽつぽつと並んだ土産物屋、参道の先に広がる森とその前の拝殿などです。土産物屋にはなんとなく幻惑されそうなふらふら気分になりました。

【先週の競馬】

さて、先週の日曜に、ヴィクトリアマイルを含む中央競馬開催場において観客が入りました。やはり観客の拍手による応援あってこその競馬は本当にいいものです。話題はまず、三津谷騎手の引退レース勝利おめでとうございますです。松永幹の騎手引退を思い出したけど、いやほんと現役最後のレースで重賞初勝利はだいぶ出来すぎだけど良かった。他の騎手が内のコースを開けてくれたようにも見えたけど、そして馬券は外したけど良かった。涙ものだね。騎手人生は長くはなかったけど本当にお疲れ様でした。次の目標は調教師でしょうか。

ヴィクトリアマイルについては、グランアレグリア、「ブラーヴォ!!!」しかないです。わかっていたことだけど強すぎる。非の打ち所のないパフォーマンスでした。他馬が子どもみたいに見えた。直線半ばで手前をかえての伸びはものすごかった。安田記念出てきても人気になるだろうけど、逆らえないか。

そんな私は、グランアレグリアが先頭に立ったのを確認してからずっとディアンドルばかり見つめていました。結果は4着だったけど良かった。もし3着なら、ランブリングと絡めた馬券を買ってなかったので結果オーライというのもあります。それにしても、馬単よりもマジックとランブリングとのワイドのほうが高いとは。個人的にはワイドのほうがとりやすい馬券だった。

で、団野騎手にとって大きな4着になったでしょう。おそらく、陣営と出資者とディアンドル買ってた人しかこの走りを評価してないだろうけど、グランとランブリングアレーの次に良い走りをしたと思う。上位は、レシステンシアを除くとだいたい内枠の馬ばかりで、14番枠のディアンドルはちょっと行きたがっているように見えた。直線ではもたれて苦しそうに見えた。それだけに、グランとランブリングが横を通ったのに合わせて伸びていたので、とんでもないド根性娘だわ。団野騎手に乗り替わって馬が変わったのかなぁ。

【今週はオークスです】

オークスの注目馬はもちろんソダシだけど、予想家でこのソダシを無印にする人はいるだろうか。ソダシを切って馬券とったらカッコいいだろうなぁ。自分には無理だが。ソダシがこけてもいいような馬券を買うつもりだけど、ソダシを無印にすることはできなさそう。当日の雨と枠順で本命を決めるけど、今のところステラリアでしょうねぇ。穴狙いでおもしろそうなのはスルーセブンシーズと友道厩舎のニーナドレスどちらも母父クロフネということでソダシの逆目(?)を狙いたい。母父クロフネの現役馬というとクロノジェネシスとレイパパレとかいうもしかしたら現役最強牝馬の2頭がいるのでなんなとなく期待です。オークスは相手を絞らずに広く買いたいです。

(成城比丘太郎)


-コラム, 特になし
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

2021年冬アニメ感想

アニメで再興とは? 冬アニメ総評 ウマ娘 オススメ度:特になし 【アニメで再興した?】 『日本はアニメで再興する』(櫻井孝昌、アスキー新書)という本が、2010年4月に刊行されてから丁度11年経ちまし …

2020夏アニメの感想と、2010年代アニメまとめ番外編

「2020夏アニメ」感想 2010年代アニメ番外編 アニメにみる異界性 オススメ度:特になし 【夏アニメ感想】 もうすでに新クールに入っているテレビアニメだけど、いまのところ事前情報的な内容説明をあま …

通勤電車の光景 ~大和路快速~大阪メトロ(2020年4月)

リアルな恐怖体験 目に見えないということ 侵食される日常 おススメ度:特になし 私は平日の朝は、6:30きっかりに私は家を出て、最寄りのバス停に向かう。その間、約7分。もう600回近く繰り返したので正 …

今年の読書(成城のコラムー27)

マスクの仕方 これまでの読書経過 土葬文化はどーなるの オススメ度:特になし 【年明けから2ヶ月】 2021年3月になりました。ということは、一般的にマスク使用が日常となってから1年経ったということで …

今年の競馬とアニメ『ウマ娘』(成城のコラムー25)

今年の競馬について ハルウララちゃんおめでとう 『ウマ娘2期』について オススメ度:特になし 【今年の競馬の目標は「リベンジ」】 古井由吉『こんな日もある』(講談社)を読もうとしています。この本は、『 …

アーカイブ