ドラゴンヘッド(1)-(10) 【完結】(望月峯太郎/ヤングマガジンコミックス)

世紀末漫画の傑作 最初の方はよく出来ている 収拾が付かなくなったのが残念 おススメ度:★★★☆☆ 1995年にコミックスの初版を出版しているリアルなディストピアものの漫画。当時は、けっこうブームになっ …

「承認欲求」の呪縛(太田肇/新潮新書)~読書メモ(44)

読書メモ(044) 「承認欲求」のネガティブ面を捉える 何でもかんでも「承認欲求」から読み解く おススメ度:★★★☆☆ 【本書について】 最近よく聞く「承認欲求」というワード。これはたとえば、「あいつ …

人喰いの時代(山田正紀/ハルキ文庫)※ネタばれ余りせず

クラシックな探偵小説 と、見せかけての大落ちあり 不思議な読後感 おススメ:★★★☆☆ 著者は著名なSF作家兼ミステリ作家だが、例によって突発的鳥頭思考でこの本を読んだので、一切、そんなことは知らなか …

悪魔にもらった眼鏡(短編集、亀山郁夫・野谷文昭〔編訳〕/名古屋外国語大学出版会)~読書メモ(43)

読書メモ(043) 19世紀から20世紀までの欧米・ロシア文学から 幻想文学、ホラー、普通の文学までいろいろ おススメ度:★★★☆☆ 【はじめに】 本書は、これを出版した大学出版会が、学生向けだけでな …

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ と ゴジラ(後編)【完全ネタバレ】

中途半端な娯楽観は見抜かれる ゴジラと恐怖 それでも怪獣映画は嫌いになれない おススメ度: ★★★☆☆(ゴジラ キング・オブ・モンスターズ) ★★★★★(ゴジラ) 【承前】 「本」ではなく、2019年 …

読書について【3】(成城比丘太郎のコラム-13)

コラム(013) 小説家の書評本を読む だいたいにおいて健全な内容 おススメ度:★★★☆☆ 【はじめに書評本を読むとは】 この5月は、暑さもあったのですが、それ以外にもけっこうしんどいことがあったので …

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ と ゴジラ(前編)【完全ネタバレ】

身に染み込んだ怪獣の記憶 ゴジラを巡る個人的な理由と最新作の感想 昭和と令和のゴジラは主張が反対 おススメ度: ★★★☆☆(ゴジラ キング・オブ・モンスターズ) ★★★★★(ゴジラ) 【前説・なぜ怪獣 …

エデン郡物語(ジョイス・キャロル・オーツ、中村一夫〔訳〕/文化書房博文社)~読書メモ(42)

(Amazonに画像無) 読書メモ(042) 「ジョイス・キャロル・オーツ初期短編選集」 「北部のフォークナー」 おススメ度:★★★☆☆ 去年ようやくレムの『エデン』を読んで、そのことを調べているとき …

十の物語(高橋克彦/角川ホラー文庫)

古いが正統派の日本ホラー バラエティ豊かな10篇プラス1 古いのを除けば割と楽しい おススメ度:★★★★☆ 平成5年刊行と相当古いが、現代ホラー傑作選・第3集と銘打たれている。当時でもクラシックなライ …

最近読んだ本【2019年5月】~読書メモ(41)

読書メモ(041) 5月に読んだ本 ディストピアとかSFとかエンタメ的文学とか おススメ度:それぞれ 【この5月に読んだ本、もしくは読み終えた本】 ・円堂都司昭『ディストピア・フィクション論』(作品社 …

フューリー (デヴィッド・エアー監督)

WW2の米軍一戦車部隊の奮闘 アクション映画としてみるなら普通 ありえない設定ではある。 おススメ度:★★★☆☆ またもやホラーでも小説でもないが、ちょっとずつ、元の路線に戻ってきた気がする。次回、乞 …

千霊一霊物語(アレクサンドル・デュマ、前山悠〔訳〕/光文社古典新訳文庫)

「語り手」デュマによる「枠物語」 殺人事件から始まる怪奇譚の披露 まさに19世紀オカルティズムの潮流 おススメ度:★★★★☆ 【あらすじ】 時は19世紀フランス。語り手のデュマは20代の劇作家。彼はあ …

SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE(フロムソフトウェア/PS4)

ストロングな和風3Dアクション 美麗な絵、軽快な動き 社会人殺しの難易度 オススメ度:★★★☆☆ ホラーを読むと言っておきながら、ゲームのレビューになるのだが、このゲームには言いたいことがいっぱいある …

『ネクロノミコン』の物語(H・P・ラヴクラフト、森瀬繚〔訳〕/星海社)~読書メモ(40)

読書メモ(040) 「新訳クトゥルー神話コレクション・2」 超ベタなゴシックホラーとして読める おススメ度:★★★★☆ 本書は、ラヴクラフト(と、一部の作品では別の人)が書いた、クトゥルーものから『ネ …

シュナの旅 (宮崎駿/アニメージュ文庫)

初期・宮崎駿の絵物語 ナウシカ+もののけ姫の原点 地味だが惹かれるものはある おススメ度:★★★☆☆ 若さとは変化を捉える感受性のことではないか、などと史上最長のGWを終えて考えて腐っていた。何しろ仕 …

新編霊魂観の系譜(桜井徳太郎/ちくま学芸文庫)~読書メモ(39)

読書メモ(039) 民俗学から歴史を捉えられるか 著者は柳田國男の弟子 おススメ度:★★★☆☆ 著者は柳田國男の謦咳に接した弟子でもある民俗学者。民俗学と歴史とをどうつないでいくかに、それなりの補助線 …

君の名は。(新海誠/監督) ~今さら何を言うべきか

2019/05/17   -評価不能
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映画版の感想です 典型的なボーイズミーツガール うーむ、悩むなぁ おススメ度:分からん よく「勘が働く」というが、あれは自分の経験を無意識に脳が分析し、答えとしてアウトプットしていると思う。一見意外に …

吉野大夫『後藤明生コレクション・3』(後藤明生/国書刊行会)

「吉野大夫」という人物をめぐるお話 ノンフィクションの体をとった小説 「吉野大夫」を探るうちに、わけいる謎 個人的オモシロ度:★★★★☆ 【1】 今年は後藤明生の没後20年である。去年このブログにも書 …

レキシントンの幽霊

暗い印象を残す7つの短編集 著者独特の文章を味わうタイプ 落ちが不可思議だ オススメ度:★★★☆☆ 村上春樹が1990〜1996に断続的に書いた短編が改稿された上で一つにまとめられたもの。1996年1 …

20世紀ラテンアメリカ短篇選(野谷文昭[編・訳]/岩波文庫)~読書メモ(38)

読書メモ(038) ラテンアメリカ文学の、とっかかりとしては良い短編集 ホラー短篇集として読める おススメ度:★★★★☆ 【はじめに】 本書は、ラテンアメリカ文学者16人の、短篇をあつめたもの。ラテン …

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