- 苦しむということこそ、生きること
- 快楽なんて捨てちまえ
- 捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
- おススメ度:★★★☆☆
今年の抱負とか、自発的に人生を区切らないといけないなんて不自由この上ない。別に2000何年だろうがどーでもいいさ。死ぬときは死ぬさ。だから抱負なんて意味ないと思うけど、強いて挙げるとすれば「より苦しむ」かな。あ、マゾフィストではないんで笑。2021の教訓は堕落の先には何の喜びもないということ。安楽・安全地帯で上級を気取っていても何一つ面白くないこと。突き詰めて何が絶頂か。それは苦しみが解けた一瞬。だからより苦しまないといけない。人の役に立つためにより苦しもう。誰かが喜ぶために、自分を犠牲にしよう。偽善? いやこれは全き独善だよ。
年末に見たこのアニメが一番面白かった。歪なものを愛したい。そんな気分にあふれた作品だった。
360度歪んでしまえば元に戻ってしまうんじゃないか。中途半端に偏向するな。やるならとことん無駄にやれ。どの角度から見る景色も自分自身さ。木賃宿で病魔と南京虫に苦しむ覚悟はできてる。
銀河英雄伝説にこんな台詞がある。
「それがどうした」
それが信念かな。どんな状況に陥ってもそう思ってやろう。世界とか神様とか給料とか健康が俺の支配者じゃない、俺がそいつらを支配してるんだ。
何もない奈落の底から、サイコーの高みから見下ろして言ってやる。
「善き人には善き運命を、悪しき人には地獄の業火を」
今年もホラーな日常を全うします。
(きうら)