3行で探せる本当に怖い本

ホラーを中心に様々な作品を紹介します

未分類

2022年の抱負は「より苦しむ」

投稿日:2022年1月4日 更新日:

  • 苦しむということこそ、生きること
  • 快楽なんて捨てちまえ
  • 捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
  • おススメ度:★★★☆☆

今年の抱負とか、自発的に人生を区切らないといけないなんて不自由この上ない。別に2000何年だろうがどーでもいいさ。死ぬときは死ぬさ。だから抱負なんて意味ないと思うけど、強いて挙げるとすれば「より苦しむ」かな。あ、マゾフィストではないんで笑。2021の教訓は堕落の先には何の喜びもないということ。安楽・安全地帯で上級を気取っていても何一つ面白くないこと。突き詰めて何が絶頂か。それは苦しみが解けた一瞬。だからより苦しまないといけない。人の役に立つためにより苦しもう。誰かが喜ぶために、自分を犠牲にしよう。偽善? いやこれは全き独善だよ。

年末に見たこのアニメが一番面白かった。歪なものを愛したい。そんな気分にあふれた作品だった。

360度歪んでしまえば元に戻ってしまうんじゃないか。中途半端に偏向するな。やるならとことん無駄にやれ。どの角度から見る景色も自分自身さ。木賃宿で病魔と南京虫に苦しむ覚悟はできてる。

銀河英雄伝説にこんな台詞がある。

「それがどうした」

それが信念かな。どんな状況に陥ってもそう思ってやろう。世界とか神様とか給料とか健康が俺の支配者じゃない、俺がそいつらを支配してるんだ。

何もない奈落の底から、サイコーの高みから見下ろして言ってやる。

「善き人には善き運命を、悪しき人には地獄の業火を」

今年もホラーな日常を全うします。

(きうら)



-未分類
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

怪異十三(三津田信三〔編〕/原書房)~読書メモ(014)

読書メモ(14) 三津田信三自身が「本当にぞっとした作品」を選ぶ 直球の怪談といった印象 おススメ度:★★★★☆ 『怪異十三』は、ホラー作家の三津田信三(著者の作品で本サイトで紹介した本:「凶宅」「禍 …

カムイ伝全集 第一部(1)(白土三平/小学館)

作者渾身の長編 人種差別を問う群像劇 娯楽的ではない おススメ度:★★★☆☆ 2020年6月7日現在、アメリカで黒人差別に抗議する大規模なデモが続いている。発端は、一人の黒人が白人警官に圧死させられた …

ミスター・メルセデス 上・下 (スティーヴン・キング・著/白石 朗・約/文春文庫)※ネタバレをさほど気にしない

キング初の推理小説という宣伝 少なくとも推理小説ではないような 現代的なテーマの心理戦 おススメ度:★★★☆☆ 前回(ジョイランド)の紹介の時に、続けて読むと宣言した作品。宣言通りに読んだのだが、感想 …

新編霊魂観の系譜(桜井徳太郎/ちくま学芸文庫)~読書メモ(39)

読書メモ(039) 民俗学から歴史を捉えられるか 著者は柳田國男の弟子 おススメ度:★★★☆☆ 著者は柳田國男の謦咳に接した弟子でもある民俗学者。民俗学と歴史とをどうつないでいくかに、それなりの補助線 …

緊急討論・Apple Watch Series 5 は何を反省すべきか?

革新的進化はできませんでした できませんでした できませんでした おススメ度:★☆☆☆☆(Apple Watch Series 5) (画像は見た目のよく似たseries4) 「また、ホラーサイトで時 …

アーカイブ