- 「コラム075」
- もうすぐ夏も終わりますが、
- 岩波文庫で個人的100冊やります。
- オススメ度:特になし
【はじめに】
これから数回〜十数回にわたって、「岩波文庫の100冊(仮)」と題して、岩波文庫に関する個人的な話題を適当に取り上げたいと思います。「(仮)」ですので、100冊も取り上げないかもしれません。この1回で終わるかもしれません。まあ、気長にやります。
【本題の前に、近況など】
先週、札幌記念がありました。先行馬対決と白毛馬対決に個人的注目がいったこのレース。先行馬対決では、ジャックドールが勝ちました。今回もスタートがよくなかったパンサラッサを、ゴール間際で差し切ったジャックドールの力はG1級ですかね。ソダシの敗因については、少しパワーの必要な馬場で消耗戦になったことかな。ソダシ陣営にとっては味噌を付ける(?)結果になりました。まあ、ソダシはキレイな馬場でペースがきつくなければ距離は持つのでしょう(当たり前)。
もひとつ近況です。今日ラーメンを食べました。味噌ラーメンです。赤味噌ラーメンでした。本当は白味噌ラーメンを食べたかったのですが。そのうち食べてみたいですー。
【岩波文庫(白)】
さて、ソダシといえば白です。その一方、岩波文庫の「白(帯)」というと、ジャンル的には「法律・政治、経済・社会」にあたるものです。
手前味噌ながら、私はこれまで岩波文庫を100冊以上読んだと思います。というか、読みました。蔵書にも数百冊以上もありますので、間違いなく100冊は読んでます。そんな私でも、岩波文庫の白帯にあたるものはほとんど読んだことがありません。家の蔵書にもそんなにありません。
岩波文庫(白)の中で読んだ記憶があるのは、イェーリングとマックス・ヴェーバーと他数冊くらいかなぁ。岩波文庫白帯の中には君主論や自由論などもありますが、それらは他の文庫で読んだので、岩波文庫の白帯を読んだのは、おそらく5冊くらいです。その中で、イェーリング『権利のための闘争』は、大西巨人の小説に出てきたので読んだのです。これは良い本でした。薄い(150ページ弱)ですので学生さんにオススメです。それだけでなく、色んな分野でひとりで戦ってる人にオススメです。訳文も読みやすいと思います。
【今回の岩波文庫の100冊(仮)】
今回の岩波文庫は白帯のみからのノミネート(?)です。私が読んだ中からオススメするのは、以下の3冊です。
(1)イェーリング『権利のための闘争』
(2)マックス・ヴェーバー『職業としての学問』
(3)マックス・ヴェーバー『職業としての政治』
どれも簡単に読めますので、まあ、何かの手違いで読み始めても苦になりませんよ。お値段的にも手頃ですので。
【次回予告】
今回は3冊取り上げましたので、100冊まで残り97冊です。来週も書くと思います。もし残暑バテ(?)してたら簡単に取り上げてすませるでしょう。
(成城比丘太郎)