コラム

【特別企画】時間の見えない腕時計を追え!

投稿日:2019年8月30日 更新日:

どうも、きうらです。成城氏が所用で一回休まれるので、今回は私きうらが、久しぶりにガジェットものの記事を書いてみます。お時間のある方はぜひどうぞ。

そもそも、私の腕時計に対する探究はAppleWatch(series3)で終止符が打たれたはずであった。GarminのアクティビティトラッカーVivoFitからスタートし、Fitbitなども検討しつつ、結論として、多機能性という面で満足、というに境地したはずだったのだ。。


その間、Peble Watchという非常によく出来たスマートウォッチがFitbitに買収されたのは痛かったが……ともかくは結論は出たのだった。

しかし、現企業に転職した際、職場の禁止条約に「スマートウォッチ持ち込み禁止」という項目があった。セキュリティに厳しく(なにしろ、トイレに行くのに片道3回認証カードを通さないといけない)口を糊するには仕方のない事だが、残念だった。しかし、ものは考えようで、それならば、アナログウォッチを買えばいいじゃない! という安易な結論に達した。

最初に着けたのは、デザインはいいが機能が中途半端なハイブリットスマートウォッチであるFossilのモデルだ。歩数計とアクティビティトラッカー、着信通知になっているが、どうにも中途半端。通知なんてほとんど来ない。しかし、逆に言えば、スマートウォッチ要素は外見からは見えない。とりあえず、これを着けてしばらく通勤したが、普通過ぎて飽きた。そして、あらたな探求が始まった。

(私のモデルはラインナップから外れたので、近い形のものを。私のカラーはネイビーブルーだ)


まず、そのデザインに衝撃を受けたのはZIIIRO(ジーロ)LUNARというモデル。この無駄なものが一切ないデザインは美しい。盤面に目盛りすらないので、今、何時かはほとんど正確に分からないが、そんなことはどうでもいいのである。この「自分にしか見えない時計」という点が素晴らしいのだ。ただ、このモデルのクロームは入荷未定とのことだったので、その時点は買えなかった。実は今年6月に入荷したのだが、1ヵ月もしないうちにまた、入荷未定になってしまった。私は即効買ったが、不具合で一回交換してもらっているので、歩留まりが悪かったのか。店員さんの話によると、もともとこのLunarは文字盤が飛び出るなど、トラブルが多かったそう。思ったより生産が難しいのかも知れない。写真は似てるが別物のブラックスノーだ。ひょっとしたら、このクロームモデルはレアものかも知れない。

それならば、仕方ないと、同じZIIIROの看板商品、MERCURYに目を向けたが、二番手に23600円を払うのは惜しい。そこでAmazonで検索すると、コピー品が出てきた。時間と分針が逆になっているが大過ない。倫理的には問題があるが、Amazon Primeで売っているのを買って法律違反にもならないだろうとこれを買った。送られてきた実物は、悪くなかった。今も時間はほとんどズレてないし、いい買い物だと思う。ただ、これがやたらめったら目立つので、フォーマルな服装に合わせるのは難しい。


そこで、もう少しデザインの大人しいECLIPSEモデルを探した。もちろん、パチモンでだ。すると元のカラーにもないいいデザインのがあったので、速攻で購入した。実物は少々安っぽいが、悪くない。しかし、コイツが致命的に時間がズレるのである。外れだ。まあ、仕方ない。そんな程度でめげていてはパチモンに手を出す資格はない。


ここで飛び出したのが、次の名も無き時計。なんと、平常は盤面だけで、タッチパネルを備えていて、タッチするとLEDで時間を知らせてくれるという者。絵だけで見るとすごく素敵だが、実物は正に飛び道具。なにしろLEDの光具合が半端なく明るい。昔のパチンコ屋の電飾のようで流石に一回だけ使ってお蔵入りした。しかし、この商品は時間がズレない。しかもタッチパネルを採用してほぼ1000円。中国人の感覚と技術は理解を超えている。ちなみに国際郵便で来たので、2週間もかかった。


それならばと、方向性を変え、クール路線に舵を切ったのがこの「アイスウォッチ」。これはシリコンバンド一体型で、どちらかというとレディース向けだが、このブラックモデルは美しい。盤面横のゴールドリングがキラキラして、独特の存在感がある。しかも時間が正確にわかる。ただ、着けてみるとそのシリコン具合が微妙にフォーマルウェアにマッチしない。防水が優れているので、今は雨の時などに使っている。

そもそも私は昔から、一風変わった時計が好きで、一時期はやったALBAムーンフェイス

(参考画像)

こんな秘密兵器も持っている。

(参考画像)

このシチズンの「インディペンデント 1481010」は多数の変態個性的なモデルがあったのだが、私が持っているモデルも、ボタンを押さないとLEDが表示されず、そのLEDも5と1のグラフになっているので、慣れないと何時か分からない。その宇宙服的デザインも相まって、これを着けていくと必ず突っ込まれる。話のタネにはもってこいだ。個人的にも気に入っているが、さすがに仕事場に毎日着けていくようなものでもない。基本的に入手負荷だが、オークションには時々出ている。


ここで、再びジーロに戻って、もう一つの看板モデルのCELESTEが欲しくなった。もちろん、パチモンを探した。時間が狂わないかとの不安はあったが、この美しいデザインは一度持ってみたい。そして、何時か分からない感覚を味わってみたい。届いた製品は……塗装が剥げていた。これぞパチモン道。ただ、Amazon経由で出品者にコンタクトを取ると新品を送ってくれるとのこと(返品不要)。なので、今はちゃんと動くモデルが手元にある。グラデーションが美しく、これは気に入っている。


しかし、時間が見えない時計に価値はあるのか? と、当初と全く逆のことを考え始め、迷走を重ねた結果、文字盤だけのデジタル時計、それもなるべく個性的なものを……と選んだのこの製品。値段も安くていいのだが、ベルトもそれ相応に安っぽい。そこで、閃いた。先ほどの返品不要のCELESTEモデルとバンド幅同じなので、それに付け替えてスチールに変えた。これで一気によくなった。禍転じて福となす、のパターン。ただ、イマイチ地味なので、気分が落ち込んだ時などに使うことにした。


ここまで来ると、訳が分からなくなって来るが、もう何だか当初の目的を忘れ、やたらと評価の高いチープカシオに手を出した。これには理由がある。風呂やサウナで使っても問題ない時計を探していたのだ。実際、風呂やサウナに対応した腕時計はない。値段と相談し、壊れても支障が無いレベルで且つ品質が高いという点でCASIOとなった。この微妙なカジュアル感はバンドのフェイクレザー(しかもマジックテープで固定)も手伝って本当にチープだったので、バンドだけでもナイロン製に変えた。これからサウナで使ってきてみたいと思う。


もともと、祖母の形見代わりにお金を貰って買ったSEIKOの電波ソーラー(左から3番目の上)があるので、それでよかったのだが、こういう「限られた条件(値段・デザイン)で面白いものを探す」というのは、趣味としては楽しい。まだまだスケルトン型の時計や機械式自動巻きなど、手を出していない分野もあるが、一通り満足した。ちなみにZIIROのをコピーしたと思われる日本の会社ZEROOというものもある。


若干安いし、個性的なデザインもあるので、こちらも一応おススメ。知的財産保護という観点では、感心しないが、ROLEX風の時計何て山ほどあるし、こんなもんかも知れない。

現在、愛用しているのはやはり本命のZIIROのLUNAR CHROMEだ。簡単に時間が分からない点と(横から見たら本当に何時か分からない)いま手に入らないという優越感に浸りつつ、今日も曖昧な時間の中を漂っている。

本当は時間なんて分からない方がいいかも知れないですね。

(きうら)

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