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コラム 特になし

個人的な、岩波文庫の100冊(仮)其のじゅう〜「成城のコラム(85)」

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  • 「コラム085」
  • どこかの誰かの物語り。
  • 叙事詩や伝説や神話から、民話や紀行文やユートピア物語を取り上げます。
  • オススメ度:特になし

【近況】

先日、皆既月食と天王星食がありました。月食は肉眼で見えましたけど天王星は肉眼では見えませんでした。月の様子はスマホにて動画で撮りました。撮影した動画を見ていたら赤い月が揺れ動いておりました。それを見てたら、ぼくの地球を守っての「時の記憶」の歌が頭の中で響きました。
そんな皆既月食では、月が欠けてくるとサンマが身を反らせたように見えなくもなかったです。
というわけで、この月になって、サンマを食べました。スーパーで半額になってたやつを買い求めました。身は小ぶりでしたがうまかった。

さて、月と地球に起こる現象(?)にはスーパームーンがあります。そんなスーパームーンの名がついた競走馬が数年前まで現役でおりましてオープンまで上がりました。私はその馬券を買ったことがあります。では、これまで数いるムーンのつく競走馬のうち、もっとも強かった馬はというと、やはり種牡馬になったアドマイヤムーンでしょう。

てなわけで続いて競馬の話題を少し。今週はエリザベス女王杯があります。まずは3歳馬です。これまでの定石(?)からすると、秋華賞で惜しい競馬をした馬すなわちナミュールを狙うのがよいのかなと思います。古馬でいうとジェラルディーナとウインマリリンとアカイイトとルビーカサブランカ。あと、ムーアが乗る予定のアンドヴァラナウトかなぁ。いずれにせよ、内枠の馬に注目です。外国馬のマジカルラグーンについては今のところよく分からない。

ちなみに、アンドヴァラナウトの由来は、「ニーベルンゲン伝説に登場する指輪」(JRAのサイトより)だそうです。

てなわけで、今回の話題は伝説などの物語についての岩波文庫です。よろしくおねがいします。

【どこかの物語〜岩波文庫】

今回の岩波文庫の百選は、「どこかの物語」と題して書きます。神話や民話や旅行記やユートピア文学まで、物語やどこかに旅する物語という面に着目して選びました。たいしたものではないですけどよろしくです。

(71)フェルドウスィー『王書』

(72)『カレワラ』

(73)ブルフィンチ『ギリシア・ローマ神話』

(74)カルヴィーノ『イタリア民話集』

(75)エスピノーサ『スペイン民話集』

(76)アファナーシエフ『ロシア民話集』

(77)北原白秋『フレップ・トリップ』

(78)スウィフト『ガリヴァー旅行記』

(79)ベーコン『ニュー・アトランティス』

(80)カンパネッラ『太陽の都』

『王書』(抄訳)は「古代ペルシャの神話・伝説」とあるように、ペルシャ建国の物語です。サラサラと読めるので物語として面白いです。
『カレワラ』はフィンランドのものです。そんなにおもしろくないかもですけど、シベリウス好きの人は読んでみてくださいー。冬が近付くとシベリウスの音楽が聴きたくなる人も多いかもしれません。

『ギリシアローマ神話』については古い翻訳です。この岩波文庫の他にもあるので(角川文庫)、そちらの方が読むには良いかもですけど、まあ興味のある方は是非とも。

民話集に関しては、イタリア民話集にはそれほど怖い話はなかった印象です(いずれ読み返したい)。スペイン民話集とロシア民話集には、怖い話がありました。とくにスペイン民話集の、「死体のはらわた」は、怖い昔話によくありそうなホラーチックなお話ですー。

『フレップ・トリップ』は、北原白秋が大正十四年に行った樺太の紀行文です。旅行記の体裁ですが、白秋の物語りのように読める楽しい旅が味わえます。ゴールデンカムイ好きの人なら面白く読めるかも。

『ガリヴァー旅行記』は、架空の旅行記です。有名作品ですので私がとくに言うことはないです。是非とも読んでみてください。

『ニュー・アトランティス』と『太陽の都』はユートピア物語です。簡単に読める上に興味深いですー。

【次回予告】

次回はもっと少なく書くと思います。何かホラー作品でも取り上げようかと思います。岩波文庫の100冊は再来週の予定です。というか、来週から年末まで忙しくなる予定ですので、あまり書けませんのでよろしくです。

【余談】

先程調べたところ、現在(2022/11/09)、JRAにはスーパームーンという馬が登録されております。

(成城比丘太郎)


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