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2021年読書振り返り(成城のコラムー53)

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  • 「コラム053」
  • 読書の振り返り
  • 来年への抱負
  • オススメ度:特になし

【はじめに】

2021年もあっという間に終わると告げています。個人的には、この10月からの読書の記憶があまりないですけど、こんなことは毎年言ってます。毎年、「(アン)ハッピー、ハロウィーン」や、「(ダ)メリークリスマス」や、「よ(くな)いお年を」と言うのと同じかもねー。

てなわけで、今年もこのブログをお読みいただきありがとうございましたー。いつも読んでいただけている方も、今日はじめて読んだという方も、ありがとー。

それでは、今年の読書について思うままに振り返りたいと思います。ちなみに、今年の読書量(?)はおそらく、例年比75~77%くらいでした。新刊で購入した本を読んだのは、全体の半分くらいでした。

【今年の目標達成?】

今年のはじめに、「今年は、村上春樹の小説やらを読まない」と(冗談で)決めました。来年は、村上春樹の小説を読むという目標にしましょうか。

【ホラー関係】

今年もホラー関係の本は、ちょこちょこ読みました。その感想とかは、だいたいこのブログで書いていますので、ここに付け加えることはありません。

【マンガ】

・『バーナード嬢曰く(6)』

最新刊である6巻には、神林の本棚が出てきました。神林の自室にある本棚のようです。本棚自体は、どうやらホームセンターで買えるような一般的な飾り棚(?)のように見えます。おそらく、本格的な本棚は買えなかったのでしょう。神林家の収入がわからないので何とも言えませんけど、まあ、高校生の本棚としてはスバラシー。ハヤカワ文庫SFの背表紙(水色)に言及されているだけで、あとはどんな本が置かれているのかはわからない。でも、見た限りではそこそこの量です。

神林は、本棚を他人に見られることについて、「手の内を明かすようなもの」と言っていますけど、それは、蔵書数が比較的少ないから言えることでさ。蔵書数が万を超えるくらいになると、他人に見られようがどうとでもよくなります。それはつまり、本棚に収納しきれなくなった本をどうすべきかということに頭を悩ませるので、他人にどう見られるかなんてことに気をとられることがなくなってしまうのです。というか、神林がSNSとかブログとかで読書感想文を書き出したら羞恥心はなくなるかも。

さて私は、今年も読む冊数よりも多くなるほど本を購入しました。やはり(?)、「積み本」がいくらあるのか誇れるようにならないと、真の読書家ではないですかねー?

【ベストセラー本】

今年は、ベストセラー本とよばれるものを、そんなには読みませんでした。「年間ベストセラートップ20」のうち、1冊だけ読んでました(『推し、燃ゆ』ー第三位)。第1位の『人は話し方が9割』という本は読んでないけど、話せない人はどうすれば?(いちゃもん)。

【スペイン文学】

今年もスペイン関係の本を何冊か読みました。

・アナ・マリア・マトゥーテ〔宇野和美・訳〕『小鳥たち』(東宣出版)

二十世紀スペインを代表する作家の短編小説集。ということですが、この作家を読むのはおそらく初めて。幻想具合が実に良いです。そして、不意に訪れる「死」の描写は短編小説だからこそ効果的に(?)、読む人のからだに深く染み入みいります。死のもつ無常みたいなものが。スペイン文学が好きな人は読んでください。

【◯◯文学賞】

今年上半期芥川賞の『推し、燃ゆ』を読んだ、という記憶だけがある。なんか、芥川賞取るにはこんなものを書けというような内容です。芥川賞取りたい人には参考になるかも。

男性アイドルを推す女性の語りがメインの小説だったけど、実際にアイドルオタクの人たちが読んでどう思ったのかが少しだけ気になる。ドルヲタの人とか推し活してる人、読んでみてくださいー。

【現代詩人の本】

・吉増剛造『詩とは何か』(講談社現代新書)

吉増剛造の新書はこれで2冊目(だと思う)。現代詩(戦後詩)はあまり読まれていない印象です(俳句とか短歌に比べると)。作詞とかする人ってどれくらい現代詩読んでるんだろうか。中島みゆきは谷川俊太郎で卒論書いたみたいだけど(ハルキ文庫の『谷川俊太郎詩集』にある解説)。というか、作詞する人は谷川俊太郎くらい読んでいてほしいなー。

【英語学習の本】

・今井むつみ『英語独習法』(岩波新書)

今年は、英語学習の本が色々と出版されて、そのうちのいくつかを読みました。それらが示すのは、語彙とか簡単で使えそうなフレーズを覚えましょうということ。それにつけても(?)、日本人のほとんどは英語が一応読めるわけだから、その点6年間の勉強は無駄ではないなぁー。

【ラノベ】

ラノベを読みはじめて30年余り経つけど、今年は全くラノベを読まなかった。今年もあと数日ありますけど、おそらくラノベは読みません。なので、30年くらい続けてきたラノベ読書が今年で途切れるということになると、先ほど気付きました。

【競馬についての本】

今年は、古井由吉の関連の本だけ読みました。今年もG1レースは終了し、年が明ければいよいよ金杯です。

有馬記念はエフフォーリア強かったー。キセキの最後の軌跡見届けました。クロノもお疲れさまー。有馬記念は馬券的にはトリガミでしたけど、ホープフルとベテルギウスで取り戻せたのでよかった。コマンドラインは余裕の消しだった。そのコマンドラインは次走どこへいくのかわからないけど、今度も人気になるなら消しでいこう。注目なのは、マテンロウレオ。新馬勝ちしただけの馬なので買うの迷ったけど(買った)、なかなか良き追い込みを見せてくれました。

東京大賞典は、オメガパフューム強かったねー。四コーナーでふくれたときにはどうなるかと思ったけど。ウェスタールンドは、決めうちの追い込みが届きましたー。まあ、私は東京大賞典買ってなかったですけどー。

【◯◯の時に読む本】

NHKで、『理想の本棚』という番組が放送されています。ブックガイド番組だけど、もちろん(?)おっさんにはこれといって響くものはない。本を読む若者には届くかもしれない、というような番組。

ところで、子ども向けの聖書には、「◯◯したくなったら◯◯ページを開いてね」というようなサジェストがされているものがありました。「死にたくなったら」とか「友だちとケンカしたら」というような項目がありましたけど、小中学生生の私にはある程度役に立ちました。

『理想の本棚』最新回では、「将来が見えない時に読む本」として、3冊ほどブックガイドされていました。なんというか、「将来が見えない時」という状態がホンマにヤバい精神状態ならカウンセリングを受ければいいと思います。しかし、そうでなければ、「将来が見えない時」というのは、若者に限らずほとんどの人が将来なんて見通せてないかもです。闇鍋は何入ってるかわからないからおもろいのと同じ?

さて、ブックガイドに詩集があげられてたけど、詩集は読書人生の良きパートナーになり得ます。自分にあった詩集(現代詩)を見つけるために詩集読んでみてねー。

【来年への抱負】

抱負は、来年書きます。

それでは、よいお年をー。酒呑みの人は、正月に酒呑んで酔いお年をー。

(成城比丘太郎)



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