3行で探せる本当に怖い本

ホラーを中心に様々な作品を紹介します

「 ★★☆☆☆ 」 一覧

空飛ぶタイヤ(上)(池井戸潤/講談社文庫)

きわめて真っ当な企業小説 本当に予想通りの展開 随所にいい台詞もあるが・・・・・・ オススメ度:★★☆☆☆(上巻のみの評価) 発刊当初からそのインパクトのあるタイトルからすごく気になっていた一冊。この …

世界の中心で、愛をさけぶ(片山恭一/小学館文庫) ~ベストセラーを読む

シンプルなラブストーリー 恐ろしく早く読める なぜ売れたのか、一応分析してみる おススメ度:★★☆☆☆ 久しぶりの「ベストセラーを読む」はずいぶん古い。2001年に発刊され、2003年に一気に売れたと …

感染―J‐HORROR THEATER (角川ホラー文庫/塚橋 一道)

出だしはとても素晴らしい アイデアのコアは平凡 最後は例の投げっぱなし系 おススメ度:★★☆☆☆ 医療モノはハズレなし。最初の30Pくらいを読んだあたりではそう思った。昔懐かしいアメリカのドラマ「ER …

日出る国の工場(村上春樹・著/安西水丸・画/新潮文庫)

工場見学の文章とイラスト どこを切っても村上春樹 30年前のドキュメントで時代を感じる おススメ度:★★☆☆☆ 初版発行が1987年平凡社となっている。およそ30年前である(2018年現在)。そもそも …

X‐ファイル―未来と闘え(クリス・カーター(著)、 エリザベス・ハンド(著)、 南山宏(翻訳)/角川文庫)

伝説の超常現象捜査官の映画版ノベライズ モルダーとスカリーが出てくるだけで満足 当時としては異常によくできたドラマだった おススメ度:★★☆☆☆ これもまた古い話になるが、テレビドラマである第1シーズ …

日本〔論〕についての会話

死者と先祖の話 (山折哲雄/角川選書) 日本論(石川九楊/講談社選書メチエ) 日本と日本文化を規定するものとは 宗教観と日本語から見る日本論 どちらも中途半端なかんじです おススメ度:★★☆☆☆ 【登 …

実録怪異録 死に姓の陸 (西浦和也/竹書房ホラー文庫)

実話短編怪談集。メインタイトルは連作 堂に入った語り口で安定して読める 実話だと思うが、霊現象そのものには「?」 おススメ度:★★☆☆☆ こういうサイトを運営していると時々読みたくなる実話怪談シリーズ …

ウンディネ (竹河聖/ハルキ・ホラー文庫) ~ほぼネタバレ感想

夜光虫(らしきもの)を海で拾って不幸に陥るカップルの話 ホラーはホラーだが、かなりファンタジー。タイトルに納得 すごく……読みやすいです おススメ度:★★☆☆☆ 「ああ、この話はこのまま投げるな」と、 …

グルーム (ジャン・ヴォートラン (著) /高野優 (翻訳)/文春文庫) ~感想と概要

心を病んだ青年ハイムの妄想と犯罪 ノワール小説の鬼才の作品(紹介文より) 面白いような、そうでないような おススメ度:★★☆☆☆ 松の内も明けない内にこんな不気味な作品を紹介するのは気が引けないでもな …

魔の聖域 (楢山芙二夫/角川ホラー文庫)~あらましと感想 、ややネタバレ

2017/11/05   -★★☆☆☆
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映画のスタントマンの事故死にまつわる怪異 イマイチ、何のホラーなのか分からない 昭和映画界の裏側描写は面白い おススメ度:★★☆☆☆ 「魔の聖域」と、抽象的なタイトルがついているが、内容は上記のような …

深海のYrr〈中〉〈下〉(フランク・シェッツィング(著)、北川和代(訳)/ハヤカワ文庫)~概略と軽いネタバレ感想、先に〈上〉を

  海から異変が起こるSF系ディザスター小説 精密な科学的調査と緻密な人物的背景 しかし、どこか読みたい小説とは違う おススメ度:★★☆☆☆ この小説は非常に長い小説で、上・中・下巻があり、それぞれ5 …

急いで喉を裂け~駕籠真太郎ホラーエクスタシー短編集(駕籠真太郎/Kindle版) ~紹介と感想、一部ネタバレ

時事ネタ+猟奇的描写のコミック 題材はファンタジーから風刺まで様々 現代版「カストリ雑誌」的漫画? おススメ度:★★☆☆☆ 久しぶりにホラー的な漫画を読んでみた。理由は簡単で、Kindle Unlim …

プロメテウス(リドリー・スコット監督)~あらましと感想、散々なネタバレ評価

エイリアンの前日譚(のような)映画 初代の荘厳さはなく、ハチャメチャな内容 エイリアンシリーズを見て爆笑するとは思わなかった…… おススメ度:★★☆☆☆ 普段、一部の例外を除き、世間の時間の流れとは、 …

私が彼を殺した (東野 圭吾/講談社文庫)~あらましと感想、軽いネタバレ

毒殺した犯人を探るミステリ 類型的設定と「推理」中心の内容 ミステリという組立ブロックを組み合わせたよう おススメ度:★★☆☆☆ (あらまし)あまり特定の主人公を主役にしない東野圭吾にあって珍しいシリ …

私は人を殺したことがある。: パラノーマルちゃんねる-怖い話・不思議な話まとめ(パラノーマルちゃんねる管理人/Kindle版)

2017/09/07   -★★☆☆☆
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掲示板の書き込みのまとめ 50篇の短編怪談集の体裁 怪談はどこから生まれるか? おススメ度:★★☆☆☆ 本作はパラノーマルチャンネルという2チャンネルの書き込みのまとめサイトを運営者が、その書き込みの …

ゴーストシップ(スティーブ・ベック監督)

1962年に消息を絶った豪華客船で起きた惨劇の謎 現代の「宝探し」サルベージ屋が船に乗り込む B級ホラーだが、ほどほどに楽しめる おススメ度:★★☆☆☆ なんとなくAmazon Primeのビデオを眺 …

「エンドレスエイト」(『涼宮ハルヒの暴走』)(谷川流[原作]・京都アニメーション[制作]/角川スニーカー文庫) ~アニメ版のホラー的鑑賞について

アニメ版を一気に観るとホラーになります。 私の当時の感想を主に書いています。 こんなくだらない事は、あまりお勧めしません。 おススメ度:★★☆☆☆ 最初に書いておきたいのですが、今から紹介するのは、ア …

星の王子さま(サン=テグジュペリ[作]・内藤濯[訳]/岩波文庫) ~ベストセラーを読む(3)、紹介と感想

「岩波文庫版」としての評価です。 作者のキャッチ―なイラストが効果的。 王子がいろんな人(動物・もの)に出会っていくという流れ。 おススメ度:★★☆☆☆ 「ベストセラーを読む」第三弾は、言わずと知れた …

慈恩保の怪談話(慈恩保/Kindle版)~感想と軽いネタバレ

いわゆる実話ベースの現代怪談 20編の短編集。ラスト3話は連作 全話ほぼパターンが一緒 おススメ度:★★☆☆☆ こんなことを書いては著者に失礼だが、時々、気軽に「よくある怪談」を読みたくなる。技巧を凝 …

世界の果て(中村文則/文春文庫) ~あらましと感想、軽いネタばれ

暗くて生硬な文章。 ちょっとしたユーモア(のある作品)もある。 面白い本を読みたい人には、おススメしない。 おススメ度:★★☆☆☆ 中村文則の作品を最初に読んだのは、芥川賞受賞作『土の中の子供』で、一 …

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