★★★☆☆

海の底(有川浩/角川文庫)~あらすじとそれに関する軽いネタバレ、感想

投稿日:2017年3月25日 更新日:

  • SFパニックエンターテイメント小説
  • 男の友情、というかそっち系
  • 残酷描写あり。軽い読書向き。
  • おススメ度:★★★☆☆

今回はSFで現代を舞台にしたモンスター・パニック系の小説を紹介。随分有名なので、ご存知の方も多いかも知れない。私も「面白い」と評判だったので、読んでみたが、どっちかというとラノベ系のノリだ。オランダが誇る「変態紳士」ことポール・バーホーベン監督の「スターシップ・トゥルーパーズ(Ama)」的「人体ぶった切りエンターテイメント」を期待して読んだが、メインはそこではなかった。

(あらすじ)4月に米軍横須賀基地で行われた「桜祭り」。そこに停泊していた自衛隊潜水艦「きりしお」の隊員は、海から謎の巨大甲殻類の大群が襲ってきた様子を目撃する。しかも、人を襲って食べている。子供を助けた自衛隊員は潜水艦に立てこもるが……という感じでスタート。

上記の通りメインテーマは、笑ってしまうほどの「スプラッター描写」というより、男二人の友情というか、ホモ的愛情というか、そういうのを感じる内容で、非常にライト。バーホーベン監督のように吹っ切れたアホ的描写は少なく、結構シリアスな展開になったりする。それも意外だった。

ライト=読みやすいということで、期待するところを間違えなければ、いい小説かもしれないが、私にはいまいちピンと来なかった。やっぱり黙って「ロボコップ(Ama)」でも観ている方がいい。でも、間違っても悪い小説ではないので、ゴジラのような怪獣パニックものを好きな方なら全然(誤用だが)イケル内容だ。

好きなので脱線するが、バーホーベン監督は「ロボコップ」や「スターシップトゥルーパーズ」以外にも「トータル・リコール」や「インビジブル」、「グレート・ウォリアーズ/欲望の剣」などでも有名だ(アフェリエイトを貼るのが面倒なので検索してください)。特に「氷の微笑」で、アメリカの「最低」映画を決めるラズベリー賞を7部門受賞した時、本人自身が満面の笑みで授賞式に出席したエピソードが大好きだ。自分の作品を馬鹿にされて喜んでいるオランダの変態。しかも、面白くない映画を無理やり撮ったことを自覚している男。いや真の漢だ。苦手な方も多いと思うが、バーホーベン監督の映画は、バカと暴力とエロと男のロマンに満ち溢れている。古い映画だが、ぜひ、オリジナルのロボコップから入門して欲しい。あのラストは絶対に惚れるはずだ。カッコ良すぎ。また、スターシップトゥルーパーズは別枠で紹介したい。

どちらかというと、別の作品のレビューになったが、とにかく、ラノベ的変化に富んだ内容なので、上記の内容が気になったら、一度読んで見られるといいと思う。


海の底 [ 有川浩 ]


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